やまけんの出張食い倒れ日記

絶品プーパッポンカリーと地元民御用達旨口パッタイを堪能した夜

 僕の大学同期の友人がバンコクに数人いる。つい先日まで学校で一緒だったような気がするのに、タイで仕事をしているなんて、なんだか不思議な気分だ。しかも一人はITではタイ国内有数の大学であるAITで教鞭を執っており、もう一人は国連の正職員である。うーむ みな優秀極まりないのであった。

 さて夜飯は「なんでもやまけんの好きなのでいいよ。」ということなので、シーフードの旨いという評判の「ソンブーン」にする。この店を教えてくれたのが、第二回オフ会(in無二路)に参加してくれた驚異の世直しクレーマー、荒浜さんである。彼は以前、タイで広告代理店の仕事をしていたことがあるのだ!その彼が駐在時代の行きつけを教えてくれたのである。

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荒浜です。バンコク食い倒れの店、2軒紹介します。

「カオマンガイ屋」
「ソンブーン」

以下のHPにも記載ありました。場所はこれ参考にしてください。

http://thaigogo.fc2web.com/ayutthaya-3.html

特にカオマンガイ屋は感動必至!加賀谷君がタイに行った時にも教えて、気に入ってくれたみたいです。なぜかこのHPでは評価イマイチですが。カオマンガイだけでなく、スープも絶品!深夜までやっているので、仕事の後、よくタイ人スタッフと行ったものです。しかし有名になったんだなあ。。。ワールドトレードセンター近く。

「ソンブーン」は、僕はこのHPに出ている店ではなく、ラチャダー店によく行っていたのですが、どこでもハズレはないと思います。

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今回、スケジュールの都合でカオマンガイ屋には行けなかった。しかしソンブーンは行った!のでここにレポートしよう。

ソンブーンは二店あって、今回行ったのは本店ではなくスリウォンという通りにある店だ。フォーシーズンホテルのあるラーチャダムリ地区からタクシーで7分くらい。

店の入口にはすでに氷の上にカニがどわっと並んでいるディスプレイがあるので、すぐわかるはずだ。店にはいると、タイ人も外国人も一杯だ。ここは地元の人もよく来る店らしいので、味は確かだろう。

満杯の客の中、僕らは3階まで通された。今回ぼくを導いてくれたのは、大学AITで働く”つっちー”である。インターネットの世界では知らぬ者の居ない、かの村井純先生の愛弟子で、今回タイに「20年くらい行っておいで」と送り出されてしまった、幸せなのか不幸なのかわからないヤツである。

もう一人の国連に勤める友人Sが後から来るというので、待っている間に数皿突くことにする。

プーパッポンカレーが名物なので、これは全員揃ってからにしよう。とメニューを観ていると、日本でタイ料理と言えばここに行く、の六本木バンコクレストランでは食べられない「トートマンクン(エビのすり身だんご)」がある!速攻で頼んだ!そして春雨サラダのヤムウンセン、パッカナー菜のオイスターソース炒めで、クロウスタービールを飲み始めた。

■トートマンクン

 これがトートマンクンである。外側のカリッという皮と、すり身にしたエビの香りがふわりと香る一品だ。

■ヤム・ウンセン

 有名なので解説はいらないだろう。ヤムとは和えたサラダのことで、ウンセンは春雨だ。ここのは結構辛い!美味しかった。

■パッカナー菜の炒め物

 どこに行っても必ず頼むひと品。

このパッカナーという菜っぱは、ぜひ日本でも作りたいのだが、、、無理かなあ。茎のパリシャク感と味の濃さが絶妙で、モノにしたいのだが、、、

 そうこうしているうちにメンバーが揃った。国連のSに、もう一人国連で働く才女、アラゴンがジョインした。そこで出てきたのが、本日の主役である。
■プーパッポンカレー

 大ぶりの蟹をカレーペーストで炒め、卵で閉じたものだ。これが最っ高に旨い!蟹の旨味が出たカレーに卵が絶妙に絡むのだ。

 このプーパッポン、日本で食べるどのカレーよりもこってりしている。更に真っ赤な油がにじんでいるが、これは自家製で手を入れた油だろう。ご飯を所望し皿に空け、カレーの卵とネギの部分をかけて食べる。と、ごま油のような、豆っぽい旨味を含む香りが鼻孔を抜ける。

「これ、ピーナッツ油だね。」

とS女史。なるほど、そうだな、ピーナツ油だ。これのおかげで、蟹の旨味とカレーの魅惑的な味、そしてそれをまとめる卵という全体に、コクがプラスされているのだ。蟹の実ではなく卵に旨さが移っているのが面白いところである
■この語、春雨とエビの土鍋煮、魚の丸揚げなどを食べるが、どれも水準を遙かにクリアしている。

「うーん 腹一杯。」

「うそ!やまけんらしくない!美味しいパッタイ屋さんあるからいこうよ!」
おおおおおおおおおおおおお
 パッタイには目がない俺である。一も二もない。すでに10時過ぎだが、早速にパッタイ屋をめがけ、タクシーを停めるのであった。