やまけんの出張食い倒れ日記

それにしてもオリンパスのレンズはやっぱりスゴイ!

今回の京都行きでは、ボディはオリンパスのフラッグシップモデルであるE-3。深夜・早朝にかけて屋外で撮影をするので、世界最速で、どんなに暗い場所でもAFがビッと合うE-3を持っていったわけだ。

ちなみに、近いうちにアップしたいが、こんな写真を撮ってきた。
PC076900
PC076755
PC076845
PC077386

持参したレンズは、もうこれしかないと評判の高い標準ズーム、12-60mm。これに加えていつもは超弩級バズーカ砲型広角ズームレンズである7-14mmを持っていくのだけど、あまりに重いし、広角はそこまで使わなくていいや、という割り切りのもと、50mmf2.0と、25mmf2.8を持参した。

その中で、この出張で改めて見直したのが、こいつだ。
PC115071
25mmf2.8は、35mmレンズの焦点距離に換算すると二倍になるので、つまり50mmレンズである。上の写真のごとく、やたらと薄型・超軽量なのでパンケーキレンズと呼ばれる。今年の発売後、あまりにも人気が高く一時は入手が難しかった製品である。

とにかく小さい。軽い。そしてよく写る。

ただし僕も買って、速報レビューをこのブログ上でしたけれども、その後はそんなに使うことがなかった。やっぱりズームレンズは便利だし、僕の使っている12-60mmで代用できるのだから、ということもあり、持ってるけど稼働しないレンズになっていた。

けど、先日の愛媛県大洲市のエントリで評価が変わった。重い荷物を携行したくないのでこのレンズをE-420という、これまた最軽量デジタル一眼レフカメラに装着し、激軽のシステムで持参。こいつで撮った写真が、ビックリするほどによく写っていたのだ!

このエントリね↓
■2008年12月04日 愛媛県大洲市もまた、ローカル食の旨い地域なのである。
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/12/post_1241.html

このエントリの写真はぜーんぶ25mmで撮影したものだ。中頃にあるだし巻き卵の写真なんか、マクロっぽいといえるくらいに寄ることもできる。それと、よくカメラマンさんが異口同音に言うように、

「ズーム使わずとも、足をつかえばいい」

つまり50mmの単焦点レンズ一本でも、遠くまで走っていって撮れば建物全体を写せるし、大きく写したければ被写体に寄ればいい。それが腑に落ちた。

ということで、京都のエントリのなかで、とくにこの「千ひろ」の写真は、すべてこのレンズを用い、しかも他のお客さんがいらっしゃるのでストロボを一切使わなかった(もちろん撮影自体、ご主人に御了承いただいてある)。

画像処理は、SilkyPixというソフトでRAW現像し、ホワイトバランスだけ軽く調整している。太陽光ではなく室内の白熱灯下で撮影したので、色をすこしいじる必要があるわけだ。でも、それだけ。トーンカーブとか難しい操作はしていない。

それでこんな写真がとれたのだから、もう嬉しくて仕方がない。
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アンダー(暗め)に写っているのがまた非現実的な質感を演出してくれた。ISO640でF2.8、1/50秒。なだらかで素直なボケが、自分ではとても気に入った。

他の店で、ストロボ使用で撮影。
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やっぱりオリンパスのレンズは素晴らしい。
こんな写真が、あんな小さいレンズで撮れてしまう。キヤノンやニコンではとりあえず現状では存在しない醍醐味だ。ちなみにペンタックスのカメラでは、パンケーキレンズがもっと豊富にある。

年末のシーズン、デジタル一眼レフを買う人は、オリンパスを選択肢に入れてもいいと思いますぞ。あ、もちろんこんなことを書いていますが、私、オリンパスにはなーんにも便宜を図っていただいていません。あくまで、単なる一ユーザーの声です。ぜひお仲間になりましょう。

パナソニックが「女流一眼」で宣伝しまくっているG1というのも、こないだ触ってきたけど素晴らしい。あれはオリンパスとパナソニックが共同で策定しているマイクロフォーサーズという規格のカメラ。難しいことは省略するけど、ミラーがないので、ボディが無茶苦茶小さい。しかし、撮像素子は今のフォーサーズ規格と変わらない大きさである。つまり、コンパクトデジカメ並みのちっこいボディに、ちっこいレンズの組み合わせが実現するということ。

年明け早い段階でオリンパスから、このマイクロフォーサーズが出ることが有望視されている。今から言っておくけど、買いだ。まだ実現していない、カメラ撮影オフ会もやってみたいものだが、、、