やまけんの出張食い倒れ日記

九州・久留米には仲間が居る! 絶品一口餃子の娘娘再訪と繁升訪問! その3

さて久留米のお話しだ。

「やまけん、今回は久留米ラーメンの元祖と言われている店に行ってみようよ!」

と富松に誘われ、「南京千両マリン」へ。PB124350
おお、ちょっとゾクッとする外観である!
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南京千両マリンというその名前の、「マリン」という部分に異様に反応してしまう!
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マリンといえば、大分県佐伯市の蒲江漁港にある猟師民宿「清水マリン」を思い出す。

■清水マリン
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/10/3_10.html

なんだか「マリン」という言葉がつくだけで女性的丸みがつくというかなんというか、いい感じになる。ちなみにこの清水マリンの看板娘であるヨーコちゃんから昨年、結婚したという葉書がきた、、、もう子供がお腹に居るという。うーむ大ショックである。なんで魅力的な女性はみな結婚してしまうんだっ! って当たり前か。

ともかく同じマリンつながりで親しみを感じながら入店。ラーメンやというよりは、居酒屋の呈。カウンターには常連さんがいてビールを飲みながら女将さんと話を楽しんでいる。僕らは奥の小座敷へ。
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メンツは、我が久留米の友達。立石ちゃん、高橋君、そして富松。一夜を一緒に呑んで過ごしただけで、なんだかしみじみ友だなぁ、、、と感じてしまった面々だ。

まずはビール&ホルモン。 
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この辺ではホルモンを炒めにしたものが出るのは普通らしい。さすがもつ鍋の都、博多である。それと、メニューを見て気になっていた油そば。久留米ラーメンの油そば?
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これが、なかなかに美味しい。豚骨ベースなんだろうけれども、麺が中太なせいか、油のからむ量がそれほど多くないせいか、しつこさは感じない。

そして、満を持して、元祖久留米ラーメンだ!
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おおお、、、
なるほどものすごくシンプル。
刻んだチャーシューに青ネギのみという潔さ。スープも独特。濃いとかそういうのじゃない、存在感のあるスープ。マイルドというのとも違う。お茶漬けを食べている感覚で啜りこめるラーメンである。美味しい、美味しい。元祖というか、ラーメンのプロトタイプを感じる。ここからいろんな流儀が派生したのだろうと思えば、腑に落ちる。

さてじっくり腰を据えて呑むために、またまた「娘娘(ニャンニャン)」に移動。
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ちなみに本当はこの店、閉店はそんなに遅い時間ではない。常連の富松が頼んで開けておいてもらったのである。
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焼き餃子を、酸味の強いタレにゴマ・ニラのみじん切りたっぷり加えたのでいただくと、こんがりした皮の香りと油のこくがたまらなくビールを誘う。
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でも、俺の本当のお気に入りはこっち。水餃子なんだよねぇ。 
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写真では拡大されているけど、実物は本当に一口大。ギュッとひねられた皮がぶるんとした食感で、口内快楽的には水餃子のほうが楽しめるのだ。
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こうして気の置けない仲間との夜は更けていく。さて、明日は「繁升」訪問だ。