やまけんの出張食い倒れ日記

島根・出雲といえば、誇り高き乳業メーカー・木次乳業! 佐藤社長と加納さんと、出雲の夜を満喫させていただいた。

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さて島根の一日目は反田組を訪問したのみでタイムアップ。気持ちよい時間を過ごさせていただいた。そして夜は、、、

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木次乳業の佐藤社長にお誘いいただき、飲みである。いやー嬉しい!

木次乳業(きすき乳業、と読む)は、畜産農家の集まりが発展的に乳業メーカーになったという経営体だ。規模的には決して大メーカーではない。しかし、乳業の世界で木次の名前を知らない者はないだろう。ノンホモ・パスチャライズ牛乳や山地酪農の取り組みではパイオニア的な存在である。

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また、高品質なチーズも生産していることで有名。出雲のチーズといえばこいつである。

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チーズの素となるカードを食べさせてもらったことがある。ほやほやの豆腐みたいで、美味だった!

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「木次」(きすき)は地域の名前だ。この辺は本当に自然豊か。他県の人からすると島根県のイメージはあまりないかもしれないが、僕にとって内陸部は美しい里山の風景、そして沿岸部は美味しい白身魚のイメージである。

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山地酪農の農場では、チーズに最適と言われているブラウンスイス種の乳牛が放牧されている。ご覧の通り山地である。

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ブラウンスイス種はとても人なつっこい牛で、人にワワワワーと寄ってくる。そしてべろんとザラザラの舌でなめる!

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牛のような大型動物が急傾斜の山で生活するなんて、、、と思うかも知れないが、もともと牛は野生状態では山地にも生きていたわけなので、どうってことはない。ただし乳牛用に改良を重ねてきたホルスタインではこうはいかないが、、、

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もちろん、山地酪農だけでは生乳の量を確保できないので、メインの商品はホルスタインの生乳で造っている。

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もちろんホルスタインの飼育も契約農家さんに委託しており、餌から何から追跡可能な状態になっているのである。

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この木次乳業を現在率いているのが、佐藤貞之社長である。

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「この店はね、うちのチーズやらなにやら使ってくれてるから、美味しいと思うんだよ」

と呼んでいただいた店は「旬菜Dining 漁人」(出雲市今市町2070 MARUIBOX2F)。出雲市駅の目の前にある和風創作料理店だ。

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突き出しの椀も泡系、サラダのドレッシングも泡系。

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もちろん、島根の美味しい魚もバッチリ!

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ちなみに、僕が木次乳業にお世話になる際は、いつも窓口を加納さんがつとめてくださる。首都圏などで販促イベントを行う際にいつもこの方がいらっしゃるので、識っている人も多いかも知れない。

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加納さん、なんとなく桃井かおりに似てると思うけど、、、どうかしらん。「わたし、生粋の木次生まれの木次育ち、もちろん今も木次暮らしなんですよ!」という。

地方の佳いメーカーの商品が拡がるときに、有能なPRや取引担当者は絶対に必要。木次乳業はその点でも恵まれていると思う。

さて、〆の一品。

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なんだろう、、、よく見てみると、牛肉 の上にカリカリしたチーズのようなものが乗っている。

「木次乳業の牛のお肉に、木次のチーズをカリカリに焼いたものを載せてみました。」

ということ。お肉はもちろん、木次の牧場で育ったブラウンスイス種である!
ブラウンスイスを乳牛として飼うとき、どうしても1/2の確率でオスが産まれる。そのオスは、広島との県境にある200ha(!)規模の放牧場に放ち、完全に粗飼料(つまり草など)のみを食べさせて育てる。もちろんサシはほとんど入らない!究極の赤身肉に仕上がって、今ではごく一部の消費者に届けられている。この肉、非常に美味しい。サシの全く入っていない、噛み応え満載の肉なのである。

それにカリカリチーズが乗って、美味しくないはずがない。予約すればこうした料理も出してもらえるようだ。興味のある人は足を運んで欲しい。

「さて、やまけんちゃん、次は何が食べたい?」

おおっと来た!

最近、僕は一軒では満足しないということが知れ渡ってしまっているようで嬉しかったり困ったり、、、

「うーん じゃあやっぱり魚を、、、」

「ん、じゃ寿司だ!」

と、出雲市の繁華街に足を踏み入れたのである。

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ここからは一気呵成!
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美しく上品な脂ののったノドグロ! 絶品なり!
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ホンモノのエンガワ! ぐうの音も出ない、、、
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ブリンブリンの天然ブリ!
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うーん 食い過ぎました、、、二個づけで出てくるからなぁ、、、でも食っちゃうんだよな、、、大変美味しゅうございました!

食べてる最中の僕を、佐藤社長が撮影。
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ぼけててよかった、、、

さて明日は、さらに出雲に分け入る! (つづく)