やまけんの出張食い倒れ日記

あの海苔巻き界の不朽の名作「宮崎・一平寿司のレタス巻き」がコンビニに並ぶ!?九州最強コンビニ・エブリワン店頭に明日は走れ!

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私見だけども、九州最強のコンビニエンスストアといえば、間違いなく「エブリワン」であると断言する。

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このエブリワン、インストアで充実した調理場を持っており、焼きたての薫り高いパンや、インパクトある総菜類を提供するコンビニだ。セブンやローソンなどの大手にはない、きめ細やかな配慮が行き届いたフードで勝負するコンビニチェーンなのである。

みよ、この充実したパン売場。これ、上記写真のコンビニの中の一角である。

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パンについては、国内の某製パンメーカーで要職までのぼっておられた方がこのチェーンにいるため、そこら辺のベーカリーと比べても全く遜色ない中身なのである。しかも、時間によって焼きたてが出てくるという徹底ぶり。

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弁当類も、B級ガテン系大好きな手合いにはたまらないラインナップである。

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僕はこのエブリワンの「爆弾おにぎり」を愛している。その名の通りジャンボなおにぎりで、むちゃくちゃ一杯の具が入ったモノだ。

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そのエブリワンの弁当MDであり、盟友でもあるキエツさんから連絡があった。

「やまけんさん、とうとうやりますよ、宮崎の「一平」のレタス巻き! 一平の村岡社長のご協力をいただいて、一平監修の商品をつくります!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

一平のレタス巻きか!!!!!

皆さんがコンビニやお寿司チェーンなどで当たり前のように口にする「海苔巻きの具にレタスとエビとマヨネーズが入ってるやつ」には、オリジネーターがいる。それが宮崎市の「一平」だ。村岡さんはそのご主人で、このブログ上でもかなりおつきあいをさせていただいているのである。

2005年07月11日 元祖レタス巻き 「一平」を再訪した!https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/07/post_574.html

あの不朽の名作・レタス巻きがコンビニに、、、その辺の大手チェーンの企画であれば「ふぅん」の一言で終わりなのだけど、キエツさんの企画である。これならば信頼できるのである。キエツさんはコンビニという、現代の食の中で非常に難しい位置にある業態の中で仕事をしながらも、「佳い食とはなにか」を真剣に考えている人だ。限られた価格内で弁当商品を作らねばならないという大変な状況でも、可能な限り添加物量を減らす努力をしている。

その彼が担当したのだから期待できる。

「今回は一平寿司さんの本物に近づきたい一心で開発しました。本物には当然足元にも及びませんが、コンビニ業界では今までになかったほど美味しいと自負しています。一平寿司さんですが、やっぱりマヨネーズに対するこだわりは凄かったですね。何回もサンプル作って持って行きました。今回の監修企画でみえてきたのは、一平さんのレタス巻は『バランスの美味しさ』だということです。しゃり、マヨネーズ、レタス、エビ、海苔と5種類の食材のバランスがポイントでした。」

さて、この一平寿司監修のレタス巻き、8月11日に発売開始だそうだ。(もちろん九州の、エブリワンのみです。関東在住の僕らは残念ながら食べられない!)

これに先立ち、開発段階のものを送っていただいた!

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「クールで送るので、どうしても店に陳列する温度より低くなり、米粒が固くなってしまうと思います」ということだったので、しばらく置いて常温になじませたりしながら試食させてもらった。

基本、かなりグレートである!コンビニ界の海苔巻き製品の中ではダントツに旨い。ただし、残念なポイントもいくつかある。

まず、上に挙げた一平寿司の過去ログを観てもらえばオリジナルのレタス巻き写真をみられるが、食べ口に緑鮮やかなレタスと茹でエビが見える。これがそそるわけだが、この一本巻きスタイルではそれができない。ご覧の通り断面には特製マヨネーズが見えるのみだ。

それともう一つ。エビに切れ目が入っていないので一口目を上手に噛みきらないと、エビがずるずると全部引っこ抜かれてしまうのである! うわーーーーーー 残った半分をどう喰えばいいのだ!?ということになってしまう率が意外に高い。九州の皆さん、一口目はスチャっときっちり具材を噛みきるように食べてくださいませ。

で、この二点を払拭する方法を思いついた。それは非常に簡単なことだ。家に持ち帰ってこのように切って欲しいのだ。

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このように斜めに二分割すれば、エビとレタスの断面がきっちりと見える。かつ、具材も切られるし、ちょうど一口サイズになるのである。これがベストだ。ちなみに一平のレタス巻きは、醤油をチョンとつけて食べるとまたひときわ旨い。家で食べる場合は試してみて欲しい。

ただ、「コンビニで買う海苔巻きは、家に持ち帰らないで食べるのが前提だよ!」という人にはこれはできない。うーむ とにかくエビを上手く噛みきっていただくしかないな。

1時間ほど常温において米粒の硬さをもどした上で食べたこのレタス巻き、非常に美味しかった。レタスに活きが残っていなかったが、これは熊本から東京に一泊二日以上の物流をかけて届いているせいである。コンビニ物流で常にフレッシュなものが並ぶ店頭では、この数倍美味しいものが並ぶだろう。

先ほどキエツさんに連絡したら、明日からの販売に向け、製造工程がスタートしているようだ。九州地域の皆さん、とりあえず明日はレタス巻き食べてやってください。どうぞよろしく。