やまけんの出張食い倒れ日記

岩手県沿岸部の被災地で求められているモノ 「持ち運べるGPSが欲しい!」 点在する食事の配達などで、地理感のないボランティアでも即戦力になるからだ!

※ブログ掲載後すぐにある企業と調整に入りましたので、一時受付を休止します。必要であれば再度掲示します。ご連絡くださった皆様、ありがとうございました。

具体的な要望があがってきたので書いておく。大船渡沿岸部の被災地で炊き出しをしているポルコロッソ山崎シェフを紹介したが、彼のところはその規模を活かしてたくさんの食数を調理し炊き出しを行っている。それも単純に一括で調理してということではなく、避難所のニーズを聞いて各所に合った食事内容を作り分けているという。

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※朝日新聞さんゴメン 無断掲載お許しください

避難者は一カ所にまとまっているわけではない。家が残っている人たちは基本的に避難所ではなく家に住んでいることが多い。そこへ炊き出しを配送してあげなければならないケースも生じるわけだが、配送する人が場所を知らないで右往左往するという事態が多発しているそうだ。

その土地の地理に精通している人ほど上に立って指示しなければならない役割の人であり、彼らが配達に時間をとられるのは避けたい。そうなると、ボラで入っている人(地理は全くわからず)でも配達業務ができるようにするには、詳細なマップ機能のついたGPSが必要になるわけだ。彼の文書から抜粋。

  • 炊出し品を現地の避難所に配送すティアスタッフは、多くが市外や県外から参集しており、受持ち地域の地理に詳しくない。
  • また、ボランティアの入れ替わりがあり、新しく来た人にはその都度住宅地図等を配布し場所を説明しなければならず、業務量の多いコアースタッフには負担となっている。
  • 会の運営資金は、すべて寄付金等でまかない、そのほとんどは食材調達や配送用ガソリン購入に充てられているため、新規にGPS機器を購入することは困難である。

すでにヨシヒコさんは持ち歩けるカーナビであるガーミンに被災地のマップを切り出し、各家の情報を書き込んだものを作成して、これをカーナビに喰わせて被災地詳細ナビゲーションシステムを構築しようとしている。けれどもそのGPSはもちろん自前である。

ということで、GPSというかカーナビ(着脱可能なのがいいと思う。たとえばNUVI1460 )が求められている。もし「提供しよう」という人がいるなら、つなげますので連絡いただければと思います。