やまけんの出張食い倒れ日記

いよいよ水曜日から開催です。 写真展 「この食を、未来へ繋ぐ ~岩手県・三陸と北部の食べものと人、生きものたち~」 ニコンが気合いを入れた展示をしてくれます。あのNASAで使用されたカメラ達がズラリ勢揃いします!

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■海森彩生写真展 http://umimori.com/2381

この食を、未来へ繋ぐ。
~岩手県・三陸と北部の食べものと人、生きものたち~

岩手は、一県で四国全域とほぼ同じ面積を持つ広大な県です。山・川・海の全てがあり、県内の食文化は驚くほどに多様です。そして、全国に誇る素晴らしい食材と、高い志と技術を持った生産者がいます。これまで私は、岩手の北部と三陸に深い縁を持ち、たびたび訪れてきました。
3.11の東日本大震災は岩手の三陸沿岸部を中心に、物心両面に渡って大きな被害をもたらしました。電話もつながらず、ニュースをみても現地の様子がわからない中、私が想い続けたのは漠然とした岩手ではありません。関わり合った生産者さん、放牧されている短角和牛たち、そして海中で秘やかに息づいている貝や魚たち。彼らは無事でいるのだろうか。幸いなことに私が知る生産者さん達はほぼ無事、牛たちも無事でした。
しかし、津波によって海の養殖棚は流され、港湾設備も壊滅し、日本が世界に誇る三陸の水産業は大変な状況です。日本有数といってよい食品・調味料メーカーの蔵や工場もたくさん、流されました。
そんな岩手に対して、県外にいる私たちが出来ることは何か。いちばん大事なことは“忘れない”ことだと思います。岩手が生み出してきた素晴らしい食と、それを支える人達のことをずっと忘れず、求め続ける。その意思表示こそが、復興への大きな原動力になるはずです。
この写真展では岩手に存在する(または存在した)、未来に繋いでいきたい食の風景を展示します。近い未来、ぜひこれらの風景に逢いに行けますように。

山本謙治

会 期 | 8月24日(水)~30日(火)
開館時間 | 9:00-16:30 (火曜は16:00閉館・入館は閉館の30分前まで)
会 場 | 明治神宮文化館宝物展示室
施設維持協力金 | 500円

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■ミュージアムトーク 

これも初めてのことですが、写真のことを中心にしたお話しをします。岩手の美味しいものを少し持っていって、じゃんけんぽんで買った人におわけしようと思います(笑)

~Nikon Imaging Presents~
+8月27日(土) 14:00~15:00
+8月28日(日) 14:00~15:00

施設維持協力金 | 500円
※予約不要 40席ほど椅子をご用意します。立ち見可。

今回の写真展、ありがたいことにニコンさんが協賛してくださいました。前室に、現行カメラボディとレンズが並び、そして目玉としてNASAに採用された機材群が展示されます。

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27・28日の週末はほぼ確実に終日、写真展にはり付きます。それ以外の日はまだ在館できるタイミングがあるかわかりませんが、居られそうな時はブログで速報します。

なお、今回の作品はギャラリーさんのほうで販売もします。もしご所望のかたがいらっしゃったら、スタッフまでお声をかけて下さいネ。

それにしても今回、こういうことで初めて、愛読しているデジカメWatchに名前が載ってしまった。なんか、ドキドキする、、、