やまけんの出張食い倒れ日記

佐渡島において、いちばん印象に残ったおいしいもの、それは海藻”ナガモ”である!

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土・日と佐渡に渡ってきました。昔、高校生~大学のころにぼくは和太鼓をやっていて、佐渡を本拠とする鼓童というグループのコピーをガンガンやっていた(ただしコピー元は鼓童の前身である鬼太鼓座の録音が多かった)。ま、ロックバンド初心者がヒット曲をコピーするのと同じですな。なので、佐渡へは鼓童主催のパーカッションのフェスに数回行ったことがある。しかし、農林水産物の産地訪問としては初めてだ!

週末には基本的に仕事を受けていないのだけど、どうしてもということで伺ってきた。新潟港から両津港についてすぐ、海鮮横町という港の食堂にて昼食。

 

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港のビル内の店で食べる素のままの定食なのに、刺身がやたらと旨い!

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しかし、刺身よりなによりも感動してしまったのがこれだ。

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ねとねとした海藻、わかめより繊細で茎の部分はしゃきしゃきした歯触り。ねっとりしゃきしゃきという実に魅惑的な食感だ。これ、「ナガモ」というそうだ。ふうん、と思ってしらべたらなんとアカモクじゃないか!アカモクが旨いのは知っていたけど、、、あれ、もっと調べてみたら秋田でギバサっていってるのもこいつか!なんだ、呼び名が違うからわからなかったが、僕はこいつを大好きなのだ。

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ここのは刻んだ生ナガモ(おそらく冷凍)を、たたいて粘りを出して土佐酢であえたものかと思う。酸味と調和して実に美味しい。これ、どんぶり一杯をご飯にかけて食べたかった。

このナガモを使った美味しい料理を食べたい、、、といろんなところで聴いてみたが、あまりにあたりまえの食材のせいか、「??」という反応ばかりされた。そして、多くの人が言うのが、「佐渡汽船の乗り場のまえにあるそば屋でナガモ蕎麦ってのがあるよ」とのこと。

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もちろん帰りがけに食べましたよ、、、

単品の海藻類を載せた蕎麦もあるが、三種(メカブ、ワカメ、ナガモ)を乗せた海藻蕎麦600円を。

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とろとろ、しゃっきり、蕎麦をズルズル、ネトーっともう擬音の塊。実に旨いですよ!

ほんと、佐渡の人に怒られるかもしれないけど、一番印象に残った食べ物はこれでした。