やまけんの出張食い倒れ日記

香港に来てなぜか日本料理・NOBUながら、各国のお客で大入り満員、どこのテーブルにも並ぶ定番ブラックコッドの西京焼きはひじょーに旨かった!

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香港二日目、最後の夜はなぜか日本料理NOBU。というのも、今回のビジネスパートナーのお客さんにNOBUさんと懇意にしている人が居て、「美味しいからいってご覧!」と言われてよくきているということだ。

僕も、この世界中から人が集まる香港の地で、日本料理がどのように受け入れられているのかにはとても興味がある!

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それにしても香港島をのぞむこの夜景は本当に素晴らしい! この日は出張機材パターンでマイクロフォーサーズの標準ズームである12-40mm(フルサイズ換算24-80mm)しかもってこなかったので、超広角レンズを持ってくるべきだったなぁ、、、

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さて、そのNOBU。

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ホテル内にあるこのレストランももちろん全面オーシャンビュー!

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NOBUの酒は佐渡の北雪なんだね! 大好きな酒造です。純米吟醸を竹の徳利と猪口で。ホントは純米をお燗でのみたいところだけど、まだまだそういう味は外国人には受け入れられないだろうね。少しずつ浸透していけばいいのだけれども。

さて、NOBUの料理だけれども、前菜類には特にあまり感動しなかったというのが率直な感想だ。

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NOBUスタイルの魚介が載ったタコス。

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そしてこれはシグネチャーメニュー、ニュースタイル刺身。

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日本風のセビーチェ。

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この辺にはなんというか味の必然性をあまり感じない。

まあでもそれは当然で、日本人が日本の文脈で刺身を期待していたらいけないんだよね。重要なのは、これが他のアジア・欧米で受け入れられているということだ。

と、なんとなく冷静に食べていたけれども、次の一品でいきなりボルテージ上がりました。

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ブラックコッドの西京焼き。とメニューに書かれていたけれども、ただの西京焼きではまったくなかった。とても分厚いブラックコッドの身の繊維に、甘やかな白味噌の、でも麹の独特の匂いをとても抑えた味わいがしみこんでいる。ホロッとほぐれて脂が染み出ると、そのあまい白味噌の味わいがインパクトを持って舌に当たる。15_09_17№[1052]

文句なしに旨いね! ビバNOBUさん!

周りを見回すと、満席になったテーブルのどこをみてもこの一皿が載っている。香港人や中国人はもちろんだが、欧米人も箸を使ってこれを食べている! これがホントのシグネチャーメニューと言うことだね。

次の驚き、鯛の焼き物なのだけど、これが紫蘇サルサか山葵サルサだったかよくわからない。ゴメン、味音痴で。だってトリュフの香りの方がつよいんだもん。

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トリュフの乗ってるのに目を引かれるけれども、トリュフオイルが少しかかっているようで、そちらの影響の方が強い。 で、この料理とっても美味しかったんですよ!

そんでですね、今回のもうひとつの驚き。同行者が「ラム食べたいなぁ」などというんですよ。 えっ 日本料理店でラム?と思いつつも、ここはNOBUだからね、ということでメニューにあったラムの、これ何のソースだったかなぁ、忘れました。それ頼んだのですが、、、

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これがもう、絶品の一言! おそらくオージー産であろうラムの火入れは完璧、そして例の白味噌っぽい、しかし日本ぽさをミニマムにしか主張しないソースとの相性が最高にいい!

いや、いいもの食べさせていただきました。

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〆はもちろん、僕が大好きなロール寿司をたっぷり! どれも趣向が凝らしてあって美味しかったけれども、やっぱりソフトシェフクラブのカリカリ感じられるロール(真ん中のやつね)が最高だったなぁ。

いやーもうこれでOKでしょう、と思っていたら、「いやここのデザートはどれも趣向をこらしていて、とても面白いですよ」というので、ラウンドなんとかというのをオーダー。

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なんだろうこれは、と思ったら、、、15_09_17№[1108]

チーズ風味のアイスクリームの中は空洞、ベリーのソーダ(エスプーマ使ってるのでしょう)が中に入っている。趣向の面白さもあるけど、純粋に美味しい!

ということで、中盤からボルテージが上がる食事でありました。うまかったなぁ、NOBU香港。

ところで、多くのテーブルに乗っていた酒はやはりワインが主流だった。そこだけが残念。日本酒がテーブルに乗るには、何が必要なんだろうねぇ。15_09_17№[1120]

それにしても二泊三日の香港、仕事も充実してたけれども、A級・B級グルメの双方を楽しむことができた。次回はもっとB級よりで行こうかな!

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