やまけんの出張食い倒れ日記

あの素晴らしき変態レンズ&カメラメーカーSIGMAの会津工場にどっぷり潜入し、美人担当者がプロデュースする社員食堂で腹一杯いただき、そしてレンズとカメラがほぼ内製で誇らしく出来上がってゆく光景を見た! その1

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D800 + SIGMA24-105mm f4

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dp3quattro 1/125 f5.6

SIGMAといえば、世に”シグマー”と呼ばれるマニアックなファンが多々いる、不思議なカメラ&レンズメーカーだ。主にはレンズメーカーとしての顔が大きくて、レンズ交換式カメラの交換レンズを作るメーカーとして全世界に名を轟かす。

 

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ニコンにキヤノン、オリンパスにフジフイルム、ペンタックスにソニーといったメーカーが採用するマウントに合った交換レンズを、それら純正メーカーよりも割安な価格で製造・販売する。SIGMAや、同じようにサードパーティーのレンズメーカーと呼ばれるTAMRONなどは、以前は安いからという理由で選ばれることも多かった。純正よりは確かに割安なのだ。でも、ここ数年で彼らの立ち位置はだいぶ向上し、純正とは違った価値を打ち出す独自のレンズメーカーとなった。それは当たり前のことで、SIGMAもTAMRONもそれら純正メーカーのOEMレンズをたくさん作っているのだ。つまり、メーカー製として世に出ているけれども、じつはSIGMAやタムロンが作ってるというケース、多いのだ。だから彼らが本気になれば、純正に遜色ないレンズを世に出すことができる。

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中でもSIGMAは攻めているメーカーだ。とくに数年前にブランドイメージを刷新、商品ラインナップをArtとContemporary、そしてSportsという3つのラインナップに整理し、レンズのデザインをファッショナブルで高級感あふれるものに変えて以降、いままで純正メーカー製品ばかり使っていた層がどどっとSIGMAレンズを使い出している。

僕は交換レンズよりも同社が世に問うレンズ一体型カメラであるdpシリーズの方を集中的に使っているけれども、交換レンズも本気で素晴らしい!35mm f1.4や24-105mm f4のキレはすごいものがある。

そのSIGMAの凄さを教えてくれた、京橋にあるアートギャラリー「Island gallery」を主催する石島さんがすごい企画に誘ってくれたのだ!

「やまけんさん、今度シグマの山木社長にお願いして、会津のレンズ工場を見せていただこうと思ってるんですけど、一緒に行きません?」

ええええええええっ マジでいいの?

シグマの会津工場といえば、可能な限り内製(自社製造)でレンズやカメラを組み立てることで有名な、まさにレンズの虎の穴的存在である。 俺みたいな半端カメラマンが行っていいのか!?

「あ、時間が間に合えば昼食を社食でいかが、って言ってくださってるけど」

おおおおおおおおおおおおおおおおお 社食!?

それは魅力的な企画じゃないか!行く行くいきまーす、ということで京橋アイランドギャラリーに朝7時45分集合。石島さんの車で会津に大人の遠足をすることとなったのだ。同行は、アイランドギャラリーの店長を務めた後、写真家に転身した安斉さおりちゃん。

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自分で撮影した写真に絵の具で彩色するという独自の作風で売り出し中の写真家である彼女がまた、シグマのdp2quattroユーザーのなのだ。

東京から4時間の会津までの道はとりあえず割愛。半分は俺寝ちゃってました(スミマセン)。

会津はまだ雪景色!今年は全然降ってないということだけど、それでも山の中に入るとこんな風景だ。

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少し早めに着いたので、石島さんがさおりちゃんにストロボを発光させることで降る雪を止めて写す技術を教えつつ、僕も撮影。

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さて車で走っていると、雄大な会津磐梯山を背景にした中山間地の中に忽然と、大きな工場が視界に飛び込んでくる。

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そのデカさに正直、度肝を抜かれた。ほんとのこというと、こじんまりした工場で、手作業でレンズ磨いたりしてるんだと思ってたら、ぜんっぜん想定してた規模と違う!敷地内で事務所に行く道を間違えてさまよってしまったのだけれども、そのせいでとにかく広い敷地であることを実感。

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そして社内へ、、、

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dp0qattro

応接室に通されると、工場内見学用のSIGMA白衣とキャップが!これ欲しい(笑)

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「やあどうもよくいらっしゃいました!」

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この方がSIGMAの総帥・山木和人社長だ。この会社は山木さんのお父様が設立したもので、山木さんは大学卒業後すぐにこの道を引き継がれた。

「子供の頃は東京に工場もありまして、レンズ職人さんが作業しているのをみて育ちましたから」

SIGMAでは現在1600人が働いていて、そのうち200人が営業や企画、広報といった本社機構。本社は川崎にあるが、比重はあくまで工場のある会津に置いているという。

「”small office, big factory”というのが僕らの理念なんです。あくまでいい製品を作る工場部門に、リソースをできるだけ回したいんです」

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また、正社員比率も非常に高く、派遣社員は200人のみだそうだ。会津という地で1000人以上の雇用を産んでいるのだから、本当にすごい。

「もともとうちの父がこの辺りの行政の方と呑んでいる時に「会津に工場を建ててくださいよ!」と言われて、酔った勢いで「いいですねぇ ぜひ!」なんて言っちゃったらしいんです。そしたら本気で「あの話、進めませんか?」と言われてしまって。でも、紆余曲折しながら仮工場を建ててみると、この会津という地域が非常にいい。他社ですが、レベルの高いレンズ工場がこの近隣にいくつかあるんです。やはり東北の方達は勤勉で器用で優秀、レンズやカメラのような精密機械を製造するのに欠かせない技術力を持っているんですね。それで、この地に本格的に土地を取得し、工場を建てたんです。」

これはよくきく話だ。東北や長野といった冷涼な気候の土地は、レンズや精密機器の製造に向いているという、、、そこに偶然あたってしまうとは、SIGMAには神の采配が働いているのだろうか。

「まあ、話は後にして、まずはご飯を食べに行きませんか?私たちがいつも食べている社員食堂ですから、大したものは出せませんけど、うちの社員が食事の内容も管理しているので、栄養関連もきちんとしているはずですから。」

おおっ きました!このブログ、ただでさえ「食ブログなんだからカメラの話題やめて!」という人が多いので、やっぱり食を絡めたい(笑)

ということで社食に向かう!

 

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「社員が多いので、一気にみんなが行くと大変なことになるので、時間を3段階に分けて交代でいくようにしています。」

というが、それでもこのズラリとした光景!

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ちなみにこの写真は超広角21mmの画角を持つdp0quattroで撮影。ゆがみ補正などをせずとも、最初からビシッと真っ直ぐな線が出る!

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そして、、、

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充実のラインナップ!

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ご案内いただくのは、この食堂担当でもある本社機構の成田さんだ。

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か、か、可愛い!!!!!!!

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アイドルじゃないのか?なぜこの人がレンズメーカー?

じつはSIGMAには、マジで美人が多い!顔も採用の大きな基準なのではないかっ!

「食堂は外部委託なんですけど、出す中身はきちんと栄養バランスやメニューも注文をつけているんですよ。」

というSIGMAの社食メニュー、日替わり定食である「バラエティ」メニュー、本日は鶏の南蛮漬けセットで、これでたったの770kcal!

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でもね、その隣にあった麻婆豆腐がまた本格的に美味しそうなんだよね、ということでこんな感じに。

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バラエティ麻婆豆腐セット!

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ごらんのとおり麻婆豆腐の豆腐のカッティングが大きい!

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実はこの豆腐の切り方、会津では味噌汁などの豆腐もこんな感じで大きめの乱切りにするらしい。これがまた美味しいのだ!

もちろんそれだけでは終わりません。

 

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カレーも食べましたよ(笑) これがまた、串カツやメンチなどがトッピングできるように並んでいるのである。うーむ、素晴らしい!

こちらは今日の日替わり炊き込みご飯。美味しそう~!

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そして石島さんがたべたカツ丼。

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いや、最高です。

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楽しく語らいながら美味しいご飯をいただき、そしていよいよ工場へ向かうこととなったのである。

これから出張なので、その模様は後編で、、、