やまけんの出張食い倒れ日記

おいしいなたね油といえば非加熱圧搾。青森県は横浜町の「菜の花トラストin横浜町」の御なたね油は美味しい菜種油の筆頭格です。

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新レンズであるTamron90mmマクロの逆光耐性をみるためにテストしてるんだけど、テスト画像とするだけじゃもったいないので。

我が家にはサラダ油はありません。だって1.5リットルくらい入って358円とか、なんかおかしいでしょ。それにサラダ油美味しいと思えません。原料がわかって抽出過程がみえるものでないと怖くて使う気になれません。油はほんとうに大事。油についてはまだまだ世間に識られていない真実がいっぱいあるけど、あまりそれがささやかれないのはなんででしょうね。

菜種(非加熱)

この御なたね油(おん・なたねあぶらと読みます)は、なにがいいかというと、国産の菜種を非加熱で圧搾すること。通常、なたね油を絞る場合はまず菜種を焙煎する。それによって油が絞りやすくなるし、風味も生まれる。ただ、その「風味が生まれる」部分をやり過ぎると、こんどはあの鼻にブンとつく特有の匂いになってしまう。

焙煎せずに圧搾するとあの匂いが出ない。ただ、冷えた状態なのであまり油が出てこない。通常、そういう場合は絞りかすをまた圧搾機に入れて何回か絞る。でも、ここの油はそれをやらない。一番搾りだけの純な油だけをとる。

菜種(非加熱) (4)

圧搾した油は、極低温の80度くらいに熱して精製し、それで加工終了。目に見える濾過を経て瓶詰めされます。

なによりその味わいが素晴らしい。菜種油ってこういう香りだったの?とちょっと驚いてしまう。もちろん果実のオイルであるオリーブオイルと想像しちゃダメですよ、ああいうのではありません。でも、シードから採るオイルとしてはこれ、かなり風雅な香りと思います。

お薦めは、この御なたね油と飯尾醸造の富士酢プレミアム、諸井醸造のしょっつる魚醤でドレッシングを作ること。とんでもなく美味しい、純国産のドレッシングになります。オリーブオイルいらない。

これ、超お薦め。