やまけんの出張食い倒れ日記

来ましたOLYMPUSのフラッグシップE-M1markⅡ!別のカメラか!と思うほどの機構的進化が詰まっている。特にシャッター周りの変化は、触れば感動するゾ。

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OLYMPUSのショップで予約しておいたE-M1markⅡが届いたとの知らせが事務所から撮影出張中の宮崎に届いていたので、祭日だったけれども事務所に取りに行ってしまいました。

年末になると、カメラ雑誌が軒並み「今年のベストカメラ」的な特集を組むのだけれども、まだみんなの手に渡っていないこのカメラがベスト1に選ばれている事例多数。それほど、このカメラはいまのカメラ業界に驚きを持って迎え入れられている。これまでミラーレスカメラは、一眼レフの廉価版という感じで受け止められてきたように思うが、そろそろその位置が逆転してくるだろう。ミラー&レフ機構がないことで出てくるデメリットより、メリットの方が多くなってくるからだ。

はやる気持ちを抑えてまずは開封。

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ビックリするほどに小さい箱です。大きいカメラじゃないよってのが箱観ただけでわかる。ただし、E-M1markⅡは、その前のフラッグシップモデルであるE-M1に比べるとやや大きく重くなっている。その分、すがたかたちも男っぽくなっている気がする。

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グリップの深さがより増えているが、これは持ったときの安定度を高くしているので、佳くなったとも言える。

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ご覧の通り、E-M1とは電池が変わっているのは、E-M1向けの電池を多々持っている僕(いま5個持ってます汗)としては残念でもあるけど、その体積分、容量もデカくなっているので許す!しかも、充電器のスペックもアップしていて、充電中のステータスがLEDの明滅でわかるようになっている。いま、どんくらい溜まったかなーというのがわかるので、よいと思う。それと、使用している最中に、液晶モニタに電池残量が何%かが表示されるようになった!これで、あとどんくらい撮れるというのがわかるので、とてもありがたい。

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さて、自宅に帰って数ショット撮影したのだけれども、まず驚いたのはシャッターフィーリングだ。完全に、これまでのOLYMPUS機と変わった。何が違うかというと、本当に静かだ。

「シュキッ」

と、実に精悍な音だが、一切ひびきを残すことがない。それが通常モードのシャッターなのだ。

OLYMPUSのカメラにはにはシャッターモードが3種あった。それは、通常のシャッターに加えて低振動シャッター、そして完全無音の静音シャッターの3種だ。ミラーレスカメラの場合、シャッターが動作する時には一度シャッターを閉じて、それを再度開いて露光する。その際、シャッターを閉じた際に微細な振動が発生すると、その振動がシャッターを開いた瞬間に続いている時があり、ブレを生じさせる恐れがある。そこで、シャッターが閉じてから少しだけ時間をおいて開くというのが低振動シャッターだ。ただしその分、タイムラグが生じるので、動きモノを撮影する際には、撮ったと思っても、決定的瞬間を逃す恐れがある。静音シャッターは電子シャッターを使用しているので、制限がある。

ということで、低振動と静音という二つのモードがあることで、かえって普通のシャッターモードは振動ひろってるの?という疑問もあった。実際そう思う瞬間もあった。

しかし、今回のE-M1markⅡが届いて、シャッターモードを選択しようとしたら、低振動モードは、設定をしないと表示されないようになっている(静音モードは最初から表示される)。えっ なんで?と思って通常のシャッターを切って納得した。通常モードで十分に静かで、明らかにシャッターショックが低減されているようなのだ。

E-M1markⅡは、すべての箇所に新たに手が入っていると聞いたことあるが、やはりそうなのだな、プレスリリースなどでは見えにくい部分もブラッシュアップされているんだなと感じた次第だ。

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愛媛県大洲市でじゃこ天屋を営む下坂ツル子さんから「こないだ取材できとったみたいだけど、なんで顔ださんの!」とじゃこカツを送っていただいた。中には試作品と銘打って冷凍餃子が入っていた。なんとハモの身肉を具材にした餃子だ。ありがたくいただいたが、うま味も十分、美味しい。何気なくレンズを向けて撮影。フラッシュはnissinのi40フォーサーズ用を壁にバウンスさせてでTTL撮影。

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すみません、家ではこんな感じにどんぶり一杯のキャベツ千切りを食べてます。こんな日常モードで恐縮だけど、なんでしょうか、実に精細感というかキレを感じます。

今日はまだ本気モードで撮る感じではないので、ベランダで星空を、ライブコンポジット機能を使って撮影。

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普通のカメラだとちょっと面倒な比較明合成という、長時間撮影で光の部分だけをつなげてくれる撮影機能が、最初からカメラに内蔵されている。これが超便利。

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ISO1600だけど、感度も強くなったようでまったく問題ありません。

 

価格ドットコムでは21万円程度になっているので「高い!」などと言われているようだけど、これプロ機ですからね。フラッグシップモデルは他メーカーでは50万円以上するし、その下のプロ~ハイアマ向けもいまや30~40万円が当たり前。それを考えると、この価格はおかしいものではないと思う。まあ、何万ショットも撮ってなんぼですけどね。

ということで、おいおいまたレポートしていきましょう。