写真は、先日東京の八芳園で開催された、香川県の食材紹介イベントで出たオリーブハマチのどんぶり。あら、お醤油はかけなくてよいの?と思ったら、うっすら塩味がついている。オリーブの実の新漬けのスライスが乗り、繊細な味付けがされていた。ふつうこんな食べ方だと餌由来の臭みがブワッと鼻につくところだが、オリーブの葉の粉末を餌に与えたオリーブハマチではそれがない。なかなかに美味しいどんぶりだった。
※校正のキャプチャでゴメン。
ちょうど、これからの季節がオリーブハマチの出荷シーズン(1月末まで)となるので、「月刊食堂」の連載にも記事を書いたところだ。興味のある方はぜひ読んでいただければ幸い。
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香川ではオリーブ三兄弟として、オリーブ牛、オリーブ豚、そしてオリーブハマチを世に出している。
このブログでも何度もとりあげたオリーブ牛。初めて食べたときは本当に驚いた!くどさがまったくなくなるA5肉である。
こちらはオリーブオイルかすを餌に与えるオリーブ豚。
実はこちらも素晴らしいポテンシャルをもっている。もっと料理人に使って欲しい素材だ。
そしてオリーブハマチ。あえて臭みが出やすい血合いの部分が大きいものを、あまりしゃぶしゃぶしすぎない段階でいただいた。とても美味しい。
この日はさぬきうどん打ちの実演もあった。サービス効いてます。
香川県にお願いなんですが、こういう、作り込まれた食材の提示もいいのだけれども、、、
料理を食べる前に、たとえば一般の飼料を与えたハマチとオリーブハマチの食べ比べなど、味付けをしない段階のものもテイスティングさせて欲しい。その方が、違いが分かってみな驚き、印象づけられると思う。
例えばオリーブ牛ならこれだけ↓でいい。
これは他の産地の食材イベントにもいえること。料理は基本、美味しく作られちゃうから、「美味しいね」で終わっちゃうんですよ。でも、ごちそうさまでした。