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2004年10月27日

見解を書いておきます。

注:新情報がはいったので末尾に追記してます。

先の鮭のエントリで、私が後段で新潟の地震の状況をみて考えた部分が出てきますが、

それについて、
「不謹慎ではないでしょうか」
と言うコメントをいただいたり、トラックバックで
「食料自体が不足している時にそんなことを言うのは悠長ではないか」
という旨のご発言をいただきました。

私が書いたのは

「ライフライン断絶の際、料理をするという基本的な技術があることで、生存の確立は上がるだろう。だから、技術を持とう。」

ということです。それについては正しいことを書いていると思いますので、修正はいまのところ加えません。

ただし、このタイミングで、食べるものがそもそも手に入らない地域もある新潟を引き合いに出すのはよくない、という声があったことは深く受け止めました。

前からこのblogを読んでくださっている方はおわかりと思いますが、新潟の震災のことを書いた25日の記事に、新潟の長岡からコメントをつけてくれている「じん君」は、第二回食い倒れオフ会に新潟から駆けつけてくれたカワイイやつです。友人が当事者として新潟にいるわけで、僕に被災者を揶揄するつもりがあるはずもない、ということはおわかりいただきたいと思います。

ですので、一つまえのエントリに関してはこのままにしようと思いますが、一方で新潟の被災地に対してできることをしなければと思いました。トラックバックをいただいた方のBLOGをみると、救援物資を送る場合の宛先や、必要な物資の情報が掲載されていました。

救援物資について
http://www.pref.niigata.jp/suitou/info_saigai_3.html
注意! 現在この救援物資受付は休止しているそうです
詳しくはこちらを。

新米を送ってあげたいところではあるが、炊き出しが手間なので、インスタント食品中心に求められているようだ。何を送るのがよいか考なければ。

こういうセンシティブな問題については沢山のコメントがついて、言葉のやりとりでギスギスすることが多いのですが、そういうのはちょっとご勘弁いただきたく、あらかじめこの件についての見解を述べました。

Posted by yamaken at 2004年10月27日 17:15 | TrackBack
Comments

私のようなただのサラリーマンでは、送る物資の量も少なく(必要なものを、有る程度まとまった量で、というのが求められると思うので)、内容も中途半端になるかと思ったので、
私は義援金という形で協力させて頂きました。
日本赤十字 http://www.niigata.jrc.or.jp/

Posted by: ひでき at 2004年10月27日 17:59

ひできさん:
 なるほど、義援金という手もありますね。新潟人にも訊いてみます。
 とにかく寒さとひもじさだけは何とかしてあげたいものですね、、、

Posted by: やまけん at 2004年10月27日 18:28

新潟の事を心配してくださって皆さん本当にありがとうございます。
ナナオさんや123さんの気持ちも嬉しいのですが、今回やまけんさんが新潟の事を引き合いに出されたことは別に不謹慎だとは思いませんよ?
何気ない日常を送っている全国の人が、今回の地震を例に今後の防災の教訓にするのは良いことだと思います。今回の地震でも、阪神大震災の教訓が十分とは言えないまでも生かされたのではないでしょうか?まあ例によって我が国のおやびんは映画を観ていたようですが、、、。
でも、どうせ新潟の事について触れるなら、村上の鮭についても触れて欲しかったっス。結構有名な鮭の産地なのに、、、(泣) ま、我が郷土が復興なったアカツキには、ぜひ新潟の食材も取上げてくださいませ(笑)

Posted by: じん at 2004年10月27日 20:10

私も友人が長岡に居るので義援金と言う形で協力させてもらいました。
 昨日になってやっと連絡が取れた友人が自宅が半壊で住めない上にこれから雪の季節だから住む所の確保が大変だと言ってました。幸い友人はキャンプ等のアウトドアが趣味でテントや寝袋が有ったので庭で生活してるようです。
老人や子供が可哀想だと言ってましたね。
一日も早い復興を祈るばかりです。

Posted by: COZY at 2004年10月27日 20:27

やまけんさん、つまらないことで揚げ足取られましたね(笑)。ネットはこれがあるのがしんどい。確かにあそこの文脈だけ浮いてるといえば浮いてる感じもするのですが。
それはそれとして。
非難の底の浅さに驚いています。そういう言い方をされるのであれば、アフリカ諸国の飢餓の問題とか考えたら絶対こういうことは書けない。食べ物が少ないだの不謹慎だのおっしゃる方はそうした地球ベースのことも視野に入れて仰っておられるのか?もしそうであれば、世の中の言論と言うものは世界中の現状を見た上で書かれなければならず、そうすると全ての人が沈黙せざると得ないということになりはしますまいか?
更に申し上げます。このサイトだけを見ていると、ひょっとすると、非常に飽食でエピキュリアンな感じがするかもしれません。けどそうではない。やまけん氏(以下氏)は、彼の本業のblogを見れば分かるが、食について非常にストイックであると思われます。彼の食い倒れは、そうした「美味しいものが食べられる喜び」の素直な表出であって、それ以上の何物でもないと思われます。その証拠に、少なくとも(多分いつも)食べ残ししないし(笑)。冗談はさておき、彼の仕事を俯瞰すれば、そういうコメントはあり得ないと思います。
恐らく彼は、忘れられつつある郷土に残る保存食などのことを思い、ああいう現場でのサバイバルということを考えてああいうコメントをしたのでしょう。私は神戸で、神社の境内の銀杏の実が全部落ちてるのを見ながら、「これ全部集めたら相当食いつなげるなぁ」って思ったのですが、つまりそうした生活の知恵としての料理の技術ということを言いたかっただけだと思います。
それから、被災者心理についてひとこと言わせて頂きたい。もちろん私の考えが全てではないと思うのだが、問題となった書き込みが、被災者の心理を逆撫でするかと言ったら、そのこたえは限り無くノーであると、私は体験上言っていいと思う。私は阪神大震災の時、東灘区住吉本町に居て、その日から食うや食わずで仕事(当時銀行にいました)をし、5日目に初めて4時間かけて大阪に行って、自転車と服と食料品を買って帰ったのですが、大阪は無事で全く別世界の竜宮城のようだったけど、そこに逃げたいとは思いませんでした。渋滞の中をすり抜けて武庫川を渡ると電気も復旧してない悲惨な現場でしたが、思うことは「頑張らないと」だったと思います。転勤族の私をしてそうだったのですから、地元の方はもっと「おれたち自力で頑張らなくては」と思ったでしょうし、実際そういう方を大勢見ました。被災者に対する憐憫の上は対岸にいる人の感傷だけであって、現場は違うと感じています。ただ今回は高齢者の方が多いので、それは気掛かりですが。
この位のことで非難するくらいであれば、災害報道の名の許に、余震が来たと言っては大騒ぎし、次はどこが云々と煽り立ててるマスコミを叩くべきではないのか?違います?

Posted by: らっぱー at 2004年10月28日 05:02

こんにちは。
私は子供服や紙おむつを送ろうとしていましたが、物資は分類などに人手が必要となるため、義援金が歓迎されているようです。
よかったら私のblogの「衣類の寄付」というエントリーに記した「おかよさん」のホームページを参考にしてください。
情報が充実していますし、彼女のホームページからこのような輪が広がることをご本人も希望していらっしゃいます。

Posted by: かおり at 2004年10月28日 13:42

はじめまして。
いつも楽しく拝見させて頂いております。

私も「らっぱー」さん同様に転勤中に阪神大震災にあった被災者です。夙川で約2ヶ月、水道とガスが止まった生活をしておりました。
今回の震災は、阪神大震災の教訓がかなり生きていると思います。比較しては、それこそ不謹慎ではありますが、恵まれているな~と思ってしまいます。

会社で水を送ろうか、とか食料が・・・とか相談していたので、思わず、義援金にして下さいと言いました。
モノが不足しているのは最初の2日位。あとはもう溢れ返る品物が・・・。
あの時欲しかったのは、トイレ。水が流れない水洗トイレは全く何の意味もありません。
水分補給をしなくなり、体調を崩してしまいました。

Posted by: 覚王 at 2004年10月28日 15:43

やまけんさんやらっぱーさんのコメントにすごく共感するのでコメントさせてください。
都市は便利でお金があれば何でも買えるので「食べ物=買う物」が常識になってますよね。自分も含め。なので田舎に帰ると、食べ物は色んな保存食や畑の野菜や山菜や近所で物々交換したもので、食べ物って必ずしも毎日お金を使って取るものではないよなーと再確認しちゃいます。
大根や人参の葉っぱは切り落として売ってあるのが当たり前(大好物なのに T-T )、魚も便利な切り身が当たり前、と便利至上主義のものだけ利用して、しかもいつも手に入ると思ってると、食べ物を隅々まで使ったり食べたり保存したりする知恵って忘れちゃいます。
まあ食べ物だけじゃなくて着るものも雑巾もお手玉も全てお店で買う時代ですが。(^^;)便利なのは良い事ですが、なんだかお金と便利さに頼り切った生活で原理や基本を知らないと、何か起こった時にすごく困る気がします。
もちろん地震に備えて水を蓄えておく事も大事ですが、モノをお金で買えない場合どうやって飲み水や食料を確保するのか、どうやって調理するか、一人一人が生きる知恵を身につけておくことで、何か起こった時もより安心できるかな、と。

新潟の地震、お見舞い申し上げます。私も義援金を送らせていただきました。
あと今年は自然災害が多く血液がとても不足しているようですので献血にいってきました。

↓ちなみに、義援金振込みに行く時間が無い方にこんなのもありました。

◎テレビ朝日 ドラえもん募金【新潟県中越地震被災者支援】
 募金電話番号(情報料として80円が他にかかります。)
 0990-53-5000 【100円が寄付されます】
 **携帯電話・公衆電話・PHS 不可**

◎知人がHPで義援金をまとめて送るようです。
http://www.rakuten.co.jp/i-kappa/432415/590645/

それでは、なんか取り留めのないコメントですみません。

Posted by: よねぞう at 2004年10月28日 15:51

気持ちはあっても、実際問題として「行動する」っていうのは、なかなか難しいことですよね。
「本当に大変に思うなら行動できるはずだ」みたいな話にはしたくありません。
自分の日常の中に、すっと入ってこれるような、システムがあると素敵だなぁ、って思っているだけです。
よねぞうさんの紹介されているサイトや、クリックで募金できるサイト
http://zai.chu.jp/
など、を見ると、自分達にもできることって、けっこうあるのだなぁ、と感じます。

今、してほしいこと、ってのが、ヨドバシなんかのポイントカードのポイントを、義援金や寄付金にまわすシステムがほしいなぁ、ってことです。
使わないまま期限が来ることだってありますし、期限が切れないにしても、この額、次の買い物の補助するって言ってもねぇ。。。ってときもあります。

簡単に支援できるシステムがあれば、今、支援に参加していない人でも気軽に参加してくれる人が増えるんじゃないでしょうかね。
大事なのは、支援される側の人々が、より支援を受けられること、だと思います。
政治でいうなら「浮動票」にあたる部分を、スムーズに、そして気持ちよく、支援に流すことができたら、素敵ですよね。
理想を言えば、もっと「投票率アップ」なんでしょうけど、まず、できる範囲のことからする、ってのが、息切れしないで続けられること、なんでしょうね。

Posted by: だんぞう at 2004年10月31日 19:18