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2003年11月12日

最高級のラフランスはここで決まりだ

lafrance.jpg ラフランスが美味くなる季節がやってきた。洋梨は、食べ方とくに食べ頃の見極めが難しく、苦手とする人が多いのだが、ピークの時期を見極めて食べると超絶に美味しく、やみつきになる果物だ。ただし、それは「よく栽培されたラフランスであれば」ということになる。何でもいい訳ではない。

 そして僕は素晴らしい生産者を知っている。つい最近ぶどうを送ってきてくれた、山形県上山にある尾形果樹園がそれだ。僕はここの2代目、匡弘ちゃんと昨年取引をしたのだ。でも今年は取引はしない。けど、売れて欲しい。ということで、頼まれてもいないし仲介手数料も発生しないが、紹介したいと思う。その代わりテキストは昨年使用したものに少し手を入れただけだが、、、果物好きな人は必読だ。



「高貴な香り、滑らかな舌触り!本物・食べ頃の美味を!旨極のラ・フランス」

 山形といえば何を思い浮かべますか?さくらんぼ、ぶどう、、、はいはい、それもそうですが、今回はあの、山形が誇る高級フルーツをご紹介します!それは、、、秋冬の山形の味覚の女王、「ラ・フランス」です!

 山形県が誇る洋梨、ラ・フランス。これほど、有名で誰でも知っているにも関わらず、その真価を味わっている人が少ない果物もないでしょう。というのは、この果物、食べ頃を見極めるのが難しい!輸送中の事故を防ぐため、たいがいの産地では硬い実のまま出荷し、フルーツ店の店頭でもまだ硬いまま販売します。これを家庭で適度に熟させて食べ頃を見極めなければなりませんが、、、このラ・フランスは本当にデリケートなので、追熟に失敗することが多い!ですから、この旨極をみて「な~んだ今回は洋梨かぁ、、、」という人は、きっとまだ最適に熟成されたラ・フランスを食べたことがない人なのではないか!と思います。(個人的私見ですけどネ!)

 そこで!今回は、農家さんの段階で、最適な環境で追熟させたラ・フランスをお届けします!熟し加減の見分け方もきちんとご説明しますのでご安心。お値段は、絶対に安い!今回ご紹介する生産者さんは、山形でも有数の技術を持つ、地域の農業普及員さんが「あそこだったら間違いない!」とお墨付き太鼓判を押す生産者さんなんです!本当だったら超高級フルーツ店で、目が飛び出そうな値段になるハズの実を、、、今回は無理をお願いして限定で分けて頂きました!

■やっぱり山形はフルーツ王国だった!
ogata.jpg 山形の上ノ山温泉(かみのやま)駅から車で15分のところに、その農園があります。尾形匡広(まさひろ)さん。当年とって27歳のこの若武者が、今回ご紹介のラ・フランスの生産者です。尾形さんの一家は本当に果樹一家。3.2ヘクタールの西洋梨農園をもつ大規模生産者さんなんです。
 今回出荷のラ・フランスは、その中でも自信のある畑で栽培された、超一級品なのです!

「ラ・フランスはいろんな地域で作られているけど、今回出荷する畑では、化学肥料は使っていません。うちも入っている生産車グループ独自で原料(魚かすなどの有機質資材)を吟味して配合した肥料を施しています。また、よく陽が当たる畑で棚栽培にしているので、ひとつひとつの実に日光があたって味が抜群に乗るんですよ!」

 この畑、蔵王を背中にしょっている最高のロケーション。メチャ空気が澄んでいて旨い!水も旨い!用水路をちょろちょろと水が流れている音をバックに蔵王山系を眺めていると、こんな環境で育った果物がまずいわけないよなぁ~ と納得。

 さてこのラ・フランス、実はすでに収穫は終了しています!ラ・フランスは、この時期(10月中旬)に一気に収穫し、最適な温度帯に設定した冷蔵庫で保管して、長期熟成の期間に入るのです。この熟成によって、あの高貴な香りと滑らかな舌触りが産まれるんですネ~。今回はその冷蔵庫まで入ってきましたヨ!5分も入っていると身体の芯まで冷え切ってしまう環境の中で、じっくりと寝かせられ、熟成され、出荷を待つラ・フランスたちに対面してきました!薄緑色と、ところどころに黄金色がまざったような微妙な色合い。あの洋梨型のスタイルに微妙な凸凹があり、それが複雑な陰影を産み出しています。

■お買い求めは

キロ数と1玉の大きさで決めます。たとえばLサイズだと3K箱で11個入り、3Lだと9個入りになります。

   3K    5K
L  2300円 3000円
2L 2800円 3800円
3L 3200円 4500円
4L 3300円 4700円
5L 3500円 5000円

連絡・注文は下記に。
尾形果樹園
(FAX)023-674-3374


■最重要!おいしいラ・フランスの判断方法と保存方法
 ご説明したように、生産者さんの冷蔵庫にてぎりぎりまで熟成させますが、ご自宅についた時点ではまだ完全な食べ頃にはなっていません。食べ頃になるまで、一工夫が必要です。下記をご参考に、ご自分の好みの熟し加減を模索してください!

①到着したら!まずは箱をあけて、一目その姿を愛でてください!ただしまだこの時点では食べるべからず!
②追熟・保存をするには、お届けした箱で保存するのがベスト!ラ・フランスは、20度を超す室温だと呼吸が激しくなり、香りが飛び、日持ちしません。18度以下の室温がベスト!ただし、冷蔵庫は×ですヨ。例えば、雨や風が激しく吹き込んでこないベランダがあれば、その日陰に置いておくのもよし。ただし、日光で段ボール自体の温度が上がらないように、一枚別のの段ボールを上に置くといいでしょう。

③箱にシールで貼られている「食べ頃日付」は、正確には食べ頃というより食べ始めてよい日付です。ですからあくまでこの日付を目安に、追熟させた箱を開けて、香りをチェック!甘く麗しい香りがプ~ンと漂うようになったら食べ頃に近い!一つの実をそっと取り出し(両手でネ!)包装キャップをはずして、軽く指でお尻の部分を押してみて、抵抗なくスッと押せるようであればOKでしょう!ここから先は、ご自分の好みで更に熟成させるなどしていただくのが一番いいと思います。

④美味しい食べ方、、、お菓子に使ったりといろんな食べ方があるけど、、、やっぱり私は、熟したラ・フランスを食べる40分くらい前に冷やして、切りわけてそのまま食べるのが好きですねぇ~ 芸がなくてスミマセン。でも、本当に極上品だから、手を入れるのはもったいないカモ、、、

 やまけんは、いくつか手に入った時は、一度に食べきらないように、若い熟成の段階から、柔らかくなってちょっとやばくなる手前の、熟成しきった味までをまんべんなく味わうのが好きです!とはいっても、あんまりおいしいとすぐに食べ切っちゃうんだけど、、、

 ここまでやって美味しくないはずがない!本当の極上のラ・フランスを、ぜひご賞味あれ!!

Posted by yamaken at 2003年11月12日 00:52
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