ダメだ、エントリを書いている余裕がないっ
なぜならこれから、某社から出版される食い倒れ本の作業に本格的にとりかからないと間に合わないからです!
次は沖縄編クライマックス・山本彩香さんの店なのに、、、 ストレスが溜まるー
でもこれだけは告知しておこう。
なんばんの粕漬け、あまりにも追加要望が多いということもあって、実はまあどんな会に「近隣からなんばんを仕入れて、追加で作ってくれ」ということをお願いしていたのだ。
そうしたら、なんとまあどんな会の会員さんから自宅分を供出してもらうという裏技で、300本のみ作ることができそうである。ライブドアデパートに連絡したところ、
「ぜひぜひぜひぜひぜひ!」
ということだったので、これで最後のなんばんを作ってもらうことにした。でも、「まあどんな漬け」は気温が上がってきたのでナシ。ということでオリジナルなんばんとつぶあぶらなんばんの2本セット。そろそろ酒粕が終了するので、これで本当に最後です。
以前のエントリにいろんな感想コメントを書いて頂いているので、どういう内容だかお分かりいただけると思います。ライブドアデパートにアップされたらリンク貼りますね。おそらく今夜中にはお知らせ可能と思います。
本当は前回が「最後」っていってたのであまりこういうことはやりたくない。テリー・ファンクが盛大な引退試合やったのにすぐ復帰しちゃったみたいだしね。でも、今回はもうやるっきゃないなって感じです。来年1月まで買えなくてすげー気になるという人、買ってあげて下さい。
では 販売先リンクアップしたら書きますね。
シチリア料理、無二路の大塚オーナーから衝撃の連絡があった!
なんとなんとなんとなんとなんと!
シチリア編前半で重シェフ、コバ、僕ら一行を歓待してくれた、シチリア料理のシェフにして強烈なキャラクターを持つ、あのパスクワリーノが日本にやってくるというのだ!
「4月の後半に来日することになりそうです。日本で数カ所、ゆかりの店や人を訪ねる中で、無二路にも来てもらうことになります。」
パスクワリーノは、「キーコ」こと重シェフのシチリアでの師匠だ。彼の協力な人的ネットワークにより、キーコも様々な店で修行を積むことができたそうだ。

シチリア編では実はかなり彼のキャラクターを控えめに書いている(笑)。そう、あれで控えめなのだ。誰もが、実物をみたら、常に高い位置で維持されるテンションと、その内に嫌になってしまいそうなくらいのコミットメント力に「うおー ホンモノはもっとスゴイ!」と思うはずだ!

食い倒れ読者の皆さん、そんな彼に会いたくないか!?
僕から大塚オーナーに「無二路でフェアをやるなら、僕からも宣伝しますよ!」と言ったら、なんと本日キーコから「じゃあ、一日やまけんの食い倒れの読者さんだけで貸し切りオフ会やる?」という連絡が。
やろうじゃないか! パスクワリーノを気分よくさせてあげようではないか!
もちろんその日は俺が司会をやる! パスクワリーノ登場の際には皆スタンディングオベーションで迎え入れて、彼に「日本に住みたい」とまで思わせてみようではないか!
日程はついさっき決まった。4月22日(金)の夕刻だ。なぜなら、今年最後の乳飲み仔羊がこの前日に入るのだ。羊の出産期は年の前半に限られているらしく、この日以降は入ってこない。そう、乳飲み仔羊食べ収めの会でもあるのダ!

定員は30名! うわー すぐに満杯になりそうだな。
「ドリンクも込み(飲み放題)で会費8000円くらいでいけるとおもうけど。」(byキーコ)
全然いいじゃないか!
30人なんて、僕の友人を動員すればすぐに埋まってしまうけど、まあいいタイミングだし、オフ会としましょう。また後日、抽選フォームを作りますよ。

そういえばシチリア編はまだ完結していない。沖縄編が終わったら書くぞー
と言う、速報でした。
目覚めると、沖縄の清冽な海風が顔を撫でていた。疲労感は消え去り、豊かで気持ちよい空気が僕を包み込んでいる。いやぁ ただそこに居るだけで気持ちいいって、最高だ!
ブセナのバイキング形式の朝食を三回お代わりして、有名なジンベイザメの泳ぐ水族館を見物。この水族館は本当に観る価値がある。巨大なハタ類が泳いでいる姿は、本当に食っちまいたいくらいに旨そうである。

「じゃあ、時間がないから飛ばして行くよー」
キッペイがダッシュで車を走らせ向かったのは、前回の沖縄では店先まで行くも、定休日であえなく食せ無かった唯一の店、沖縄そばの「岸本食堂」である。そう、それで前回はやむなく目に付いた「コッコちゃん食堂」の看板につられて凄まじい体験(巨大オムライスとの遭遇)をしたのだが、、、
近くに車を停めて小走りに店の前に行くが、なんだか店がやっているのかいないのか、、、

「やった!今回は開いてるぞ!」
扉を開けると、ぎっしり満員である。壁にはおびただしい枚数の色紙が貼られている。

「ここは沖縄そばの大か小かしかないからねー。ま、ここの大はヤマケンには普通盛りかもしれないけど、、、」
うむおそらくそうなんだろうな。と壁を観ると「特製ジューシー限定30食」とある。じゅうしい好きとしては食べねば!
「そばの大とじゅうしい!」
と頼むと、煮しめたようないい感じのオバアが「はいよ」と、縁日の焼きそばを入れるポリ容器に入ったじゅうしいを寄越してくれる。

比較的大きめに切られたしいたけの姿が目に付くこのじゅうしいがまた秀逸だった。

豚肉とシイタケのこっくりした旨味と、若干甘めの醤油味でご飯の炊き加減も柔らかく、ゆるい感じがするのがまた佳い!

そうこうするうちにそば登場!なかなかに端整な面持ちである!

この岸本食堂の味は「他とは違う」と人から言われてきたので、どんなかなと思っていた。出汁をすすると、鰹だしと豚骨だしの合わさった通常のそば出汁の風味とは確かにひと味違う香りがするが、それがなんだかはわからない。ただ、想像していたような派手な味とは違い、実にはんなりとした、むしろ地味な味付けであることに驚く。ちなみに地味というのは僕にとって悪い表現ではない。地に足の着いた味という意味と受けとって欲しい。
「しみじみと旨いね、このそば。」
そう、前回の沖縄第一日目にたべた「淡水」の方が、どちらかといえば強い味わいだったようにも思う。

麺は幅広平打ちで、噛んでいると小麦の粉状感がけっこう強く感じる。

豚のあばらを甘辛く柔らかく煮込んだ「そーき」が食べたかったのだが、ここではソーキではなく豚の切り身を煮込んだものが乗っている。これもまた強い味わいではないがしみじみと旨い。朝飯を3回転した僕にはちょうどよい量だった!確かに美味しかったよ岸本食堂!
この後は、ホテルアリビラの「佐和」にてアスキー「ホテルでご飯」の取材。せっかく沖縄に来ているので、2軒分取材するのである。さっきの岸本食堂から1時間しか経っていないが、さらにまた和球料理コースをいただく。和食と琉球料理のコンビネーションで和球、である。実は「佐和」の料理長も、前日のブセナのシェフと同じく本州出身で、奥さんが琉球の人であるため沖縄に来ちゃったという方であった!

で、この日のメインは、昨夜衝撃を受けた「マース煮」なのである!しかも、沖縄でも高級魚とされる赤仁ミーバイのマース煮というゴージャスリッチな料理だ!これについてはアスキー紙面掲載を待たれたい!いや、旨かったですよ、、、
それと、沖縄特有の「ときなしウナギ」という独特な魚種のうざくを頂いた。香りが少し強めで、脂は強いものの、なぜかあっさりとした感じがする乙な味だった。
いや、もうフォアグラ状態である。ちなみに僕がせっせとフォアグラになっている間、華はアリビラホテルが誇るインド式エステを受けて、若干スリムになっているのである。んー
次回はアリビラにも泊まりに来ようと思ったのであった。
「さあヤマケン、急いで那覇市内に戻るよぉ!」
キッペイがエンジンをかけた。そう、これから那覇に行って、あの名店「琉球料理乃山本彩香」を再訪するのである!
絶品のアグーに舌鼓を打ち、すっかりフルコースを食べたのだけれども、それは僕だけであって、キッペイや華はこれからがメシタイムなのである。ということで合流。ここで、前回沖縄来訪時に名護を案内してくれたチカシ&さっきー夫妻と再会!
「やまけーん いつも日記読んでるよ!」
数多い沖縄のイイヤツ軍団の中でも、このチカシはいつも温厚にこやかな人である。名護市役所勤務ということで、キッペイ軍団はなぜか自治体勤務が多いのであった。で、チカシの妻君であるさっきーのご友人が勤務している居酒屋があるというので、ブセナから1キロほど歩いて移動。
■居酒屋 喜瀬のちんぼーら

折良く陽が沈む直前の美しい海を眺めながら、久方ぶりのオリオンビールで乾杯をする。写真では伝わらない碧い空の色が、キンキンに冷えたオリオン生の刺激と共に心に染みるのダ!

さてこの店でもいろいろな皿をつまんだ。
■ひじきのゴママヨネーズ和え

■海ブドウと海鮮サラダ

■ゴーヤチャンプルー

■テビチ(豚足)の煮物

全部美味しかったのだけど、中でも僕が感動してしまったのがこれである。
■魚のマース煮

マースとは塩のことだ。だからこの料理は、魚を塩で煮たものである。塩だけでは味が出ないので昆布も使っている。実はこの料理を食べるのは初めてだ。そういうものがあるのは知っていたものの、「なんかそそられねぇな」と無視してきたのだ。
でもなんだか気になるので頼んでみたら、びっくりした!極めて旨いのである。昆布を多めに使っているので旨味が強いし、またマース(塩)の使い方もかなり強めなのでインパクトがある。酒蒸しとは全く違い、煮物としてきちんとアタリが出ているのである。醤油のような発酵調味料的アミノ酸ではないため、魚の味と香りがストレートに匂い立つ。これはスバラシイ調理技法だな、と感動した。これ、僕も帰ったらマスターしよう。
■じゅうしい

もうひとつ、「じゅうしい」というこの炊き込みご飯が最高だ。豚肉やひじき、ふーちばー(よもぎ)等を炊き込んだこの料理、どこにいっても出てくるが、どこで食べても旨い。これもまた沖縄のソウルフードと言えよう。豚肉の脂分がご飯に絡んでいる加減がまた最高なのだ。この店のじゅうしいは「ちょっと味が濃い」と沖縄軍団は言っていたが、、、

これがチカシとさっきー夫妻。生まれも育ちも名護市で、この地をこよなく愛する人物だ。また、ひーじゃー(山羊)を食いに行こうな、チカシ!
この後、ブセナに戻り泡盛バーへ。

女性バーテンダーがつくってくれた泡盛とルートビアの入ったカクテルはちょっと甘めだったけれど、なかなかのものだった。

キッペイの父さんが育てた島ラッキョウの塩漬けを囓りながら、僕は意識が朦朧としてくるのだった。そういえばあまり寝ていなかったしな、、、

半分寝てしまったところで華が「はい、帰るよー」と起こしてくれる。皆におやすみを言い、部屋に戻ったところでもう記憶がないのであった。
さてさて ブセナテラスのオーシャンビューの部屋に通されると、そこはもう東南アジア的リゾートパラダイスが拡がっていた!妻はしばらくキッペイと、名護在住のチカシ&さっきー夫妻が遊びに連れて行ってくれるので、その間にお仕事である。
ブセナはかなり大きなホテル施設群なので、レストランもいくつもある。その中でも今回の取材対象となった鉄板焼き「龍潭(りゅうたん)」は、実はメインダイニングよりも予約のとりにくい店だということだ。

たしかに、このオーシャンビューで、シェフがつきっきりで素材を焼いてくれるのだ。人気が出ないわけがない。
しかし僕は実はこれまで、鉄板焼きというのをけっこう見くびっていた。だって、鉄板の上で素材を焼くだけでしょ?という感じだったのだ。これ、実は非常に間違いだったということが分かってしまった。鉄板の上で焼くという調理法に限定されているとはいうものの、「焼く」という行為には凄まじいバリエーションがある。熱伝導のよい最高級の鉄板で、場所によって微妙に違う温度帯を使い分けしながら素材を加熱していくということで、やはり技術と眼が求められるのだろう。
佐藤シェフは、東京でフレンチの修行をしていた人である。なんでブセナに来たんですか、と訪ねると「いや、連れ合いが沖縄の人間でしてね。」という明快な答えが。実はそういうパターン、すごく多いらしい(笑)
「こっちは素材が面白いので、いろんなことを試してますよ!」
と仰るとおり、この佐藤シェフ、実にいろんな勉強をされていることがのちにわかってくる。
さてここから先は週アスの連載記事とかぶらないように書かねばならないので、とりあえず結論だけ言っておくと、
琉球在来種の豚である「アグー」の血統100%のロースを食べることができるのダ!
※アグーについては前回沖縄来訪時のこのエントリをご参照。
「やっぱりね、全然ほかの豚と違いますよ!もちろん旨いです。旨いというのも、脂が旨いし、肉も旨いし、、、言葉になりませんね。実は100%じゃない、アグーの血が50%入っているハーフの豚肉も出してますんで、今日は食べ比べていってください。」
おおおおおおおおおおお
すげぇ!食べ比べができる!
一般の方々はなかなかできないと思うが、食材の評価を絶対評価で行う野はなかなか難しい。絶対音感のようなものがきちんと確立されていればいいが、味覚はいろんな環境要因に左右されやすいので、様々な種類の食材を集めての食べ比べという相対評価のほうがわかりやすい。ただし、そのためには、当たり前だが食材を調達しなければならないのである。これは予算的にちとキビシイ。僕は仕事で野菜の食べ比べをやってきたが、本当に手間もコストもかかるし、本来なら旬の違う産地から同時期に取り寄せするので、その差をきちんと理解した上で評価する必要があったりするのだ。
というわけで、今回のようにアグー100%と50%を食べ比べできるという、スバラシイチャンスは滅多にないのである!
で、こっから先は週アスの記事に書くことなので詳細には触れない。まあ、しょうがないよね、週アスのお金で沖縄いけたんだから、、、ご勘弁。
でもチラッと載せとこう。これが100%のアグーだ!

このアグー、50%のものと比べると非常に小さい。こちらを観れば一目瞭然だろう。左が50%、右が100%だ。一回りくらいサイズが違う。

しかし、このアグーの育て方は非常にスバラシイ。血統書や給与した飼料の紙をいただいたのだが、びっくりしたことに飼育期間が249日に渡っている!

ちまたで食べている豚肉は、幅はあるけど、170日~200日くらいが相場だ。飼えば飼うほど餌代がかかるわけだから、生産者としては早く肥らせて出荷してしまいたいというのが人情だ。しかし、アグーはこれくらい肥育させないと味が乗らないのだろう。
しかしそんなに肥育期間を長くしてもあのサイズにしかならないのだ。なんと貴重な豚なんだろう、、、こういうものを安く、大量に作ることはやはり難しいのだ。沖縄でもあまり出回っていないのは、飼育方法の難しさと、どうしても高価になってしまうということが理由だろうな。
でもね、、、この食べ比べ、火を見るより海を観るより空を観るよりも明らかなのよ!
「えええええええええええええ
こんなに味が違うんすかぁああああああああ!????」
思わず絶叫してしまったのですよ! ニヤリと笑う佐藤シェフ。
「全然違うでしょ? もちろん、50%のほうも通常の肉に比べたら段違いに美味しいんですよ。でも、100%のアグーの力は、それを遥かに上回ってしまうんですよ、、、」
いや、眼からウロコでした。
このアグー、店を予約する段階で「食べたい」と申し入れておけばほぼ確実に食べられるとのことだ。しかし、まずこの店自体の予約が取りにくいらしいので、早めに連絡すべし。今回いただいたコースは9000円程度だが、いろいろ選べるので訪ねていただきたい。

撮影は快調に進み、佐藤シェフの手つき、弾ける脂、香り立つ煙が写されていく。カメラマンのY澤さんは、食材への知識の豊富な凄腕さんだ。
と、佐藤シェフが悪戯っぽい目つきで僕に耳打ちする。
「実はですね、15年以上の古酒(クースー)で漬けた梅酒があるんですけどね、飲まれます?」
飲まないわけがない~~~~~~~~~~~~~~
「じゃあ、杏(あんず)酒も一緒に味わってみてください。」

生きててよかったなぁ、、、両親にも飲ませて上げたいものだ。
ちょっと甘みが勝ちすぎているが、それは佐藤シェフも了解済みの話。
「今年の分は実験的だったので、分量も少し砂糖が多めに入ってしまいました。これでアタリがわかったので、次回はばっちりです!」
うーむ 来年も来なければならんなぁ。
常々思っていたことだけど、果実酒のレシピをみると、ほとんどホワイトリカーを使っている。ホワイトリカーなんて、甲類の、連続蒸留しまくった、香りも味もない、単に酔っぱらうだけの酒ではないか。乙類の本格焼酎、それも40°以上の強いものを使った果実酒の方が絶対に旨いに決まっている。そういう意味では、和歌山の「雑賀」という酒造さんが特別に純米酒で梅酒を造っているのが僕は好きだ。
佐藤シェフには、僕から雑賀の梅酒をお送りすることにした。
「その代わりに、アレください、アレ!」
「あ、分かりましたよ!」
アレとは、シェフ特製のアブラ味噌である。アブラ味噌とは沖縄料理で、豚肉や豚の脂などと共に練り込んだ味噌で、こいつをおにぎりの具にするともう応えられない!
「アグーは脂がタップリ付いてくるので、それを少し削いで、その脂でアブラ味噌を造ってるんですよ」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そんなの旨そうじゃないかぁ、、、
ということで梅酒と交換ということなのであった。ふふ。楽しみだ。
この後、匂いにもだえながら待ったガーリックライスも堪能。

「うちは、脂を軽くフレッシュに使うことにしてますので、肉から出た脂などは捨てて、新しいものを使って炒めています。」
観ていると、基本はオリーブオイルとバターのコンビネーションだ。それを軸に色々な炒め技が炸裂するのであった。オマール海老、各種野菜類、そして掟破りのゴーヤーチャンプルーをいただき、大満足。と思っていたら、
「シャコ貝食べます?」
ああああああああああああああああ
そんなこと言われたら食べるに決まってるじゃないですか、、、
シェフ、水槽から貝を掬いとり、しばし厨房に消え、そしてさばきたてのシャコ貝を持ってきてくださった、、、

これ、取材にもならないのに、いいのかなぁ、、、と思いながら食べ㥼/textarea>
さて金武店では入り口にて食券を買うスタイルだ。タコライスチーズ野菜600円也。大盛りっていうオプションはないんだなぁ、、、
「うーん 大盛りにしてっていうとおねーさんが『残しちゃダメよ』って言ってすんごい盛りにしてくれたよ」
とキッペイが言うが、まあ今回は何も言わなくても1.5人前食べることになるはずなので普通盛りにする。

昼のいい時間なので店の回転はすこぶる速い。客層は雑多で、家族連れもいればヤローの一人食いあり、カップルありである。先回行った本店は米軍向け歓楽街の中にひっそりとあったが、この店はロードサイドの目立つ場所にあるため、客足も耐えないという感じだ。しかし、あー待ちきれん!
「7番の方ぁ~」
来たぁ!キッペイと僕が電光石火で盆をとりに行くっ!これが金武店のタコライスだ!

皿にボンと豪快に盛られたライスの上に、独特のスパイスで炒められた挽肉が載り、その上に悩ましい濃い黄色のチェダーチーズと、天を衝かんばかりのレタス千切りが鎮座している!
さて前回の沖縄ではこれを素のまま撮影してしまったのだが、キングタコスをキングたらしめているのは、実はここにかけるサルサソースである!深紅の粘質体、サルサソース。キングタコスのそれは爽やかな激辛!そして後を引かない旨味の絶妙ブレンドなのだ!

ケチャップ入れになみなみと入ったサルサをドビュビュッとかけまくる。機関銃殲滅的に辛いのだが、それが旨いんダ!
ちなみに分量の目安。僕の愛機京ポン※と共に撮りました。まあはっきりいって量は多いのである!
※ウィルコムのPHSです。実は僕はPHSしか使ったことがありません。電磁波の出る量が少ないしねー

さてこの山を突き崩し、ミートとチーズとレタスとライスをサルサまみれにし、スプーン一杯に頬張る!
瞬間、突風のように辛さが爆発する!まあどんな会のなんばん粕漬けのようなヘビーな一撃辛さではなく、本当に強い風が吹きすさび、何事もなかったかのように去っていくような辛さだ。瞬間的に爆発し、消えていく。
「あーーー やっぱり旨いなぁ!!!」
記憶の味と相違ない!スパイシーなミートとチーズの平面的な旨味にサルサの酸味と辛みが加わり多層構造になったところにレタスのシャキシャキ食感が重なり、全く飽きない!ガシガシ食べ進んでしまう!

あっという間に喰いきってしまった!サルサソース、この写真で手にしているのは実は二本目である、、、
「やまけん、かけすぎだよー」
「いや、次にいつ来られるかわかんないしね!」
心おきなく堪能したのであった。いや、マジで最高でした!
=====================================
さて満腹中枢が刺激される中、車は一路北部へ。車中で四方山話をしている内に、今回のアスキー取材地であり宿泊地であるブセナテラスホテルに到着だ!
■ザ・ブセナテラス
http://www.terrace.co.jp/

ブセナ、、、一泊4万円はくだらないという超高級リゾート。でもね、入った途端にわかりました。スバラシイですよ、このリゾート感覚。東南アジアとくにタイのサムイ島のビーチリゾートの感じですよ。まじヤバの気持ちよさだ。ま、そういうホテルの良さはきっと旅行ガイドに載ってるだろうからあまり書かないけど、かなり最高でした。
今回は週刊アスキーの「ホテルでご飯」の取材。なのでちょっと安めに留めて頂くのである。あ、今発売されている号には僕の先回取材の記事が載っているから、ぜひ買ってください!こないだブイヤベースを食べたのね。
週アスの編集者I永さんとカメラマンのY澤さんと落ち合い、鉄板焼き「龍潭」に入る。この間、キッペイ&華はぶらりとしてもらうことになっていて、しばしのお別れ。

さて白状しよう。実はブセナのレストラン、リゾートホテルだしなぁ、ということで、あまり期待していなかったのだ。鉄板焼きだし、佳い素材を集めて焼けばいいんだろ?みたいな、不埒な印象を持っていた。いや、愚かでありました。加賀谷風に言えばオロカ・マイセルフ。

実にスバラシイ体験をさせていただいたのだ、、、詳しくは週アスに書くけど、沖縄の豚の在来種である「アグー」の100%純潔種を食べさせてくれたのである。

(続く)
月曜日の朝、寝ぼけまなこで羽田に到着し、飛行機に乗る。2時間なんてあっという間だ。沖縄空港に到着すると、すでにムワッと暑い!ロビーに出ると、あの懐かしいキッペイの丸っこい身体が見えた!
「キッペイ!」
「ああ やまけんよく来たねー」
心なしかキッペイの顔が以前より丸くなっている、、、俺も同じようなもんなのでどっこいどっこいである。華を紹介して、レンタカーを借りて車に乗り込む。

沖縄に来て最初に行きたい店、、、それはあそこしかない!そう、沖縄最大のハンバーガーチェーン「エンダー」ことA&Wである!

エンダーではまず何はなくともルートビアだ!それと、じつはエンダーのオレンジジュースも旨い。ので、華に頼んでもらう。うーむ夫婦っていいなあ。2つのものが味わえるよ(笑)

このあとすぐに週刊アスキーの連載でフルコース食べる必要があるので、「喰うな食うな」と言われているのについついハンバーガーを頼んでしまう。エンダーのバーガーは旨い!日頃はハンバーガーなんて食べないが、ここでは食べてしまうね。

宜野湾周辺に向けて一路北上する。と、懐かしいブルーシールアイスクリームの大看板が見えて感動!

さて、本日の昼飯はまず、キングタコスである!以前行ったのは本店である金武店だが、キッペイは「おれはこっちの方が皿が丸くて、盛りが多い気がするから好きなんだよねー」という長田店である。

厨房の入り口がすこし開いていて、中にあのレタス山盛りの巨大ボウルが見える!うおー早く喰いたいぜ!



(続く)
実は昨日、結婚いたしました。
3月19日(土)、青山のイタリア料理店「アントニオ」にて、親族だけ集めての人前式でした。
妻となったのは、実はこのblogでも数回登場している女性です。つきあい始めて1年たたない内に結婚してしまいましたねぇ。妻は私の食い倒れに理解がありますので(笑)今後もこの日記の傾向が変わることはないと思いますので、ご安心を。
今月は、とにかく色んなことがあったわけです。思えば結婚式の1週間前に静岡ツアーを企画していたのですね(無謀な、、、)。それが月初の若シャモ振興会の鈴木美恵子さんの訃報に接っすることになったこと。そして私の本業はコンサル稼業ですから、年度末で無茶苦茶繁忙に入っていったこと。食い倒れ本の出版が目前に迫ってきていること。その時期に引越やらなにやら集中すること、、、
ま、ひとつひとつやるだけです。
月曜~水曜日、某誌連載の取材のため、沖縄に飛びます。それにかこつけて新婚旅行をしてきます。仕事もするつもりなのですが、、、すでに食い倒れ沖縄編でお馴染みのキッペイたちに綿密なスケジュールを押さえられているようです(笑) キッペイ達との沖縄の日々をまだ読んでない方は、下記の壮絶な記録をご覧下さいませ。
■常夏の楽園・沖縄編
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000461.html
もう、仕事と結婚の準備等で忙しくてトレーニングも殆どできず、何人かの人のご指摘通り顔が丸~くなってしまっている状態で、沖縄! ヤバイな、、、
ということで、所帯を持ちましたが今後もよろしくお願い致します。新居はやはり木場です。愛する店が多いこの辺を離れることはちょっと無理。
よし、これからトレーニング行ってきます。
先のエントリに書いたとおり、宮崎の一平寿司の村岡さんから、特製のチャーシューが届いた。旨そう~ということで、こいつをどう食べるかということをつらつらと考える。村岡さんは「ぜひラーメンで」と言っていた。彼自身ラーメン好きで、色々食べ歩いて旨いのがなかったから自分でチャーシューを作るようになったというのが発端らしいのだ、、、だから、ラーメンで食べるのがいいんだろう。
でも家にラーメン作るストックがない。しかしチャーシューは食いたい!つうことで、もう単純にチャーシュー丼にして食べることとした。昼時、凶悪に腹が減っているのでまったなしである。
京都産の特A評価を得たコシヒカリに、富山県産の低アミロース米「ゆめごこち」をブレンドして浸水し、炊きあげる。レンジでチンでいいといわれたけど、レンジはあまり好かない。真空パックのチャーシューを開け、半分くらいを豪快に炊きあがってすぐのご飯鍋にうずめて蒸らす。チャーシューに熱が入ったのを見極めて取り出し、切り分ける。もう、肉と脂身の多層構造がプルプルしている断面を観るだけで身もだえしてしまう!

厚めに切ったチャーシューを、長島農園から送られてきた水菜のみじん切りをまぶしたご飯の上に載せる。しかし、これで終わりではない!この上にさらにご飯を盛り、うなぎの「まむし(間蒸し)」状態にしてさらにその上にホウレンソウの茹でたのとチャーシューを載せ込んだ!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
チャーシューには濃いめの味がついているが、タレはない。そこで薬味として、なんばんの粕漬けをチョイと漬けながらチャーシューを頬張る。焼き締めている少し硬めの食感、外側部分にチャコール色にまぶされた醤油ダレの甘辛とその香りで、唾液分泌管がフル稼働してしまう!一瞬おいて噛みしめると肉の旨味がジュワッと出てくる!文句なしに旨い!

あとはもうひたすら食べるだけだ。実はご飯を3合炊いたのだが、2合ちかく喰ってしまった!
村岡さん、仰るとおりの旨いチャーシューでした!今度はラーメンもつくってください(笑)
本当にありがとうございました!!
最近、本城しんのすけの紹介でマスヤマさんとお会いした。マスヤマさんは漫画の原作者として著名な方で、最近の代表作は下記である。
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その桝山さんが書かれているコラムの取材ということで匠で喰ったんだけど、記事化されていたんで載せておきます。

■ウィズダム ~ゼロとイチの間に~
http://www.blwisdom.com/zero/11/
ちなみにこの写真で僕が口に放り込んでいるのは、もちろんヤマケンサイズの寿司である。この日は喰ったなぁ、、、
ちなみに桝山さんは実にナイスなお人。食い倒れ話だけではなく農業論をぶたせていただいた。最近、食い倒れのことばかりではなくて、農業関連の話をすることが多い。コラムニスト神足さんとのラジオ対談でもそうだったけど、食にからんで農業関連の未来を憂慮する声はかなりあるのですね。
あ、そうそう神足さんのblogにもラジオ対談の前日談と後日談が。
■こーたりんの日々是事件!
http://blog.livedoor.jp/kohtarin/
プリプリの海老にマヨネーズをつけ、レタスを一枚と一緒に海苔巻きにした「レタス巻き」の元祖にして、最高に旨い!という店が宮崎県宮崎市内にあることは過去エントリでも述べたとおりだ。
■レタス巻きの元祖は宮崎にあるのを知ってますか!? 宮崎市「一平」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000375.html
このエントリを書いた数週間後、なんと一平寿司の店主である村岡さんからコメントをいただいてしまった!上記エントリのコメント欄にあるのは、村岡さんその人からの生の声である。嬉しかった、、、
で、実は3月12,13日に宮崎出張が入っていたので、村岡さんにメールで「色々お話しを訊かせていただけないか?」とお願いをしたところご快諾いただき、行ってきたのだ!
、、、なんだけど、すみません。このネタ、6月に出る僕の本に掲載する用のネタなのでした。さすがにね、blogをそのまま本にするというのは、違うと思うのですよ。追加取材をしまくって、熱い本にしたいので、この日の内容については本を読んで頂きたいと思うのです。
しかし、一言で言うと熱かった!
村岡さんは本当に熱い人だ!
実は今年の1月、一平寿司の開祖といえる先代ご主人が亡くなったそうだ。このレタス巻きを産み出したその人である、、、名実ともに現・村岡さんと、脇を固めるスタッフがその遺志を継ぎ、変わらぬ旨さを提供してくれている。
この村岡さん、「取材なんてね、実は地元以外のメディアには初めてなんです。」とおっしゃり最初は固かったが、ほどなくしてとてつもなく熱い人だと言うことが分かった!味のこと、寿司のことを話し出すとパワーブースターがブワッと点火されるかんじ。

心に残ったのは、次の言葉だ。
「うちはね、レタス巻き屋。大衆の店なんです。子供が500円玉握りしめてレタス巻き食べに来たら、作ります。そういうのを大切にしていきたいんですよ。だから、それができなくなるような追求の方向性はしないです。」
そんなことを言っているが、サバのバッテラの完成度、仕入れる身の厚いサバのグレード、そしてレタス巻き以外の寿司の充実度、どれをとってもその辺の店は絶対に勝てない!これぞ粋というものだ。

で、おそらくWeb上では本邦初公開だろう、一平の厨房にも入らせて頂いた。これが毎日店で仕込む、酢飯に合う特製マヨネーズである!これをスプーンで舐めさせて頂いた。味は「なるほどぉ!」という感じなのだが、詳細はここでは述べられないのでゴメン(笑)
作って頂いたレタス巻きとバッテラ、玉子巻き(これがまた絶品!)を板の上にドドドっと並べる。

「うわーやっぱり旨い~!」
最高なんである。ああ、この臨場感を早く届けたいがちと待ってて!
僕が「旨いウマいうまい」と食べていると、嬉しそうに笑いながら「本当に食いしん坊なんですねぇ、、、」と喜んでくれた。彼自身も相当に食いしん坊のオーラを漂わせている!
で、彼が言うのだ!
「やまけんさん!あのね、僕はチャーシューが好きで、ラーメン食べても旨いチャーシューにあたったことがなくて、自分で作ることにしたんですよ。僕が作るチャーシューは旨いですよ!実は今、仕込んでるので、お届けしますよ!」
マジ???
厨房の裏にいくと、そこには目を見張らんばかりの光景がっ!
そこには、500g程度の塊に切られた豚バラ肉が数十個、ステンレスの台の上に並べられている!それぞれにフォークでぶすぶすと穴を刺し、塩をするところであった!
「穴をあけて塩をまぶして、蒸してから焼くんですよ。旨いですよぉおおおお」
おおおおおおおおおおおおおおお
これは絶対に旨いに違いないっ
それが本日、届いた!

一平特製の袋に入って、真空パック詰めされたチャーシューが3本!

このコテコテの甘辛そうなタレに浸されたチャーシュー、これだけでウマそうだよぉ、、、

「お好きな厚さに切って、レンジでチンしてから食べてください。食べきれない分は冷凍庫に入れても大丈夫です。今回の豚は、宮崎の「ハーブ豚」です。友人の日高牧場で育てたものです。感想を聞かせてくださいね。」(村岡さん)
よしっ もう決定!本日夜はチャーシューご飯である!
すっげえ楽しみだ!
ちなみにこのチャーシュー、店では出しておられません。このblogみて「食べたい」といっても無理よ、、、ゴメンナサイ、私、役得です。
チャーシューの味はレポートしますね!
さて富山のある米の生産組合に出張である。富山県はコメどころで、篤農家の多い地域である。いうまでもなくコシヒカリの大産地だ。しかも、コメが旨い上に富山湾の海の幸は最高だ!海流の関係上、独特の魚種が獲れるため、日本海側でも絶品な魚が、とくに海老類が豊富である。
富山空港からバスで一路、高岡駅前へ。ここで次に乗る電車を1時間あまり待つので、昼飯タイミングである。この日は、新人の研究者であるY内君が同行してくれている。
「彼は出張は初めてなので、いろいろ教えてやってください」
とその上司の方から言われているので、これはしっかり教えてあげなければならない!そう、出張の快楽を!!
ちなみに冗談ではなく、出張時に心がけていることがいくつかある。まず出張先では、移動時にはなるべく昼寝などせず外を観る。「観る」と書いているには意味がある。ぼーっとみるのではなく、その土地の風景から文化を観ずるということだ。例えば僕は農林水産業の研究者だから、その土地の事情を風景から読むことが重要。空港から高岡に至るまでの田圃の密度や一枚の面積、形状、土質、等々を観るのだ。これが、地域によって全然違う。土質が違えば堅さ、土の粒子構造が違うから農具も変わる。当然種も変わる、、、のである。
「と、いうわけできちんと観察するように。」
と偉そうに言うのだが、実は僕の脳裏にはそんなのは無い!この時、同時並行して昼飯の算段をしているのである!
電車の時刻を確認して切符を買っておき、駅舎を出る。すかさずタクシー乗り場にいって「おいちゃん、この辺の旨い回転寿司屋、教えて!」と声を掛ける。すぐさま、タクシー運ちゃん同士で「あそこがええな」など会議が始まる。その内におばちゃんが「あたしが連れてってあげるわ、800円程度でいけるわよ!」と手を挙げてくれた。
とこのように、僕は事前調査はあまりしないで現地の人に訊いてしまうのである。

「こっちに来たらね、寿司屋なんて回転寿司でいいのよぉ イキがいいから安くて美味しいの!」
とおばちゃんが色々と教えてくれる。ちなみに名物のかぶら寿司はもう時期が終わってしまったらしい。残念!
「あ、ここよここ。帰りは南口に行ってくれって運転手さんに言った方が安いわよ!」
と親切に教えてくれて、ガハハハと笑いながらおばちゃん去っていった。こういうコミュニケーションこそがご馳走である。

さて案内されたのは富山一帯に展開している回転寿司チェーン「すし食いねぇ」の高岡店である。
「回転寿司で美味しいんですか?」
とY内隊員は不安げであるが、ここ富山においては回転寿司でも東京のその辺の店より旨い寿司が食えるのである!回転寿司とは言っても、回転と同時に入店しているので注文を言えばその場で握ってくれる。そのネタはなんとこんなラインナップなのだ!

この黒板はあくまで本日のオススメ。これがもう一枚、内容の違うのがある。そして標準メニューにイカ・アジなどが載っているという豊富なラインナップなのだ!しかもここ、一皿2個入れでこの値段である。安い、、、
そして怒濤の注文が始まったのである。
■ガス海老

この不思議な名前の中型海老を食えば、富山の海の豊饒さがすぐに分かる!トロリとした食感に濃く甘く海老の香りがプアッと突き抜ける、素晴らしい海老なのだ! Y内隊員、一口に食べてしばし沈黙。
「う、旨いですね!!! これは確かに、東京では食べられません!!!」
あとは一気呵成である。
■太刀魚

■サバ

このサバが激旨!大型の脂の乗ったサバを薄く絶妙に〆ていて、昆布の薄切りが乗っている。

とろける舌触りとサバの香り。最高だ!
■ホタルイカ酢みそ

■活白貝

その場で板さんが捌いてくれる白貝、美しい二枚貝だ。

見た目だけじゃなく、中身も最高!綺麗な味と香りだ。
■ブリトロ

富山といえばブリだ!その通常の握りと腹側のトロの握りを食べたが、どっちも旨い!個人的にはトロじゃない方が香りがあって旨い。
■こぶ鯛

■白海老

いつも門仲の寿司処 匠で食べ慣れている白海老は、産地の富山ならもっと旨いだろうと思い注文した。匠では白海老の繊細な香りを尊重して、軍艦にはしない。海苔の風味が強く海老の旨さが伝わらないからだ。ここでは軍艦で出てきたのだが、やはり海苔の香りが強く少しぼやけてしまった。
とはいえ!やっぱり旨いよ、白海老!
■ざす

「ざす」ってなんだ!?というのがわからなかったので頼んでみた。なんとこれ、カジキマグロのことだそうだ。ふうううむ 後にこれが面白い商品になっているのをみかけるのだが、とにかくここでは喰っておきました。
さてこんな感じで食べ続け、僕は13皿(一皿で2個入りだから26個)食べて、アラ汁を頂いた!これで会計がたったの3400円だ!

「うーん 本当に美味しかったです!」
とY内隊員も感動している。よかった、、、彼に出張の素晴らしさを少しでも分かってもらえたようだ、、、
勇躍、駅へと戻り、電車に乗って出張先へ向かった。
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さて、ヒアリングが終了した。今回の産地の担当者さんは、なんと!なんとなんとなんと!僕の著書「実践農産物トレーサビリティ」の読者さんであったのだ!
「山本さんの本の通りに、仕組を作ったんですよ。いやぁ、その著者に会えるとはなぁ、、、」
と、お互いに感動しつつ、和やかにヒアリングを終えた。
駅に戻ると、40分くらいのアイドルタイムがある。そこで目指すは地域のスーパーマーケットである。
「スーパーに行くんですか?」
そう。スーパーはその地域の食文化を写す鏡だ。調味料コーナーと惣菜コーナーを覗けば、地域の食の一端を理解できる。案の定、この富山の町では素晴らしいアイテムが多数発見された!
それらをすべて買い込むと3400円に上ったが、もうそんな金額はどうでもよいのだ。早速電車に乗り込みボックスシートで包みを拡げる。
「ここで食べるんですかぁ?」
そのためにハシと醤油も買ってきたんだよ、Y内君!
■うるめイワシの刺身

関東ではマイワシかカタクチイワシくらいしか生で食べないが、実はこのウルメイワシの刺身は絶品なのだ!マイワシにはない繊細さがあって、でも足が超早いので、鮮度がよくないと食べられない。揺れる社内で醤油をかけ、バクバクと口に放り込む。とろけるような繊細な身が溜まらなく旨い!
■かぶら寿司(サバ)

パックに入っているのは、ブリではなくサバの身を挟んだかぶら寿司だ。これがまた庶民的で旨い!一パック平らげてしまった。
■どじょうの蒲焼き

実はこのどじょうの蒲焼きが、本日のヒアリング先の町の名物なのだ!これで町の名前が分かる人、いるだろうか、、、

「若い子はたべないねー」と売り場のおばちゃんがいっていたが、このどじょう、実に旨いのだ。

串に小さな切り身が刺してあり、カリカリに焼かれて甘辛タレに漬けてある。身が薄いから旨味が濃いわけではないが、淡水魚らしいアッサリ感と骨がカリカリと歯に当たる感覚、そして甘辛タレの香ばしさで、酒のつまみとしては最高の部類にはいるだろう。あ、でも僕はこう言う時には酒は飲みませんが。
そしてこれが今回最大の謎。「べっこう」という惣菜だ!
■べっこう(濃) ←この「濃」というのがまた、謎だ。薄いのもあるんだろうか。

これ、味付けした出汁に玉子を溶き入れて、かきたま状態になったものを寒天で固めたようなものだ。

このべっこう、興味津々で買い求めた。ハシで割って食べると、甘めの味だが旨い。寒天の濃度はそれほど強くなく、口の中でモロモロと崩れて甘みと旨味が溶けていく。しかし、これはどういう時に食べるんだろう?ご飯のおかず?それともおやつ?家庭でも作ることあるのだろうか?
富山ご出身または在住の読者さん、ぜひ教えてください。
そしてこれは家に帰ってから食べたのだが、「ざす」である。寿司屋ではカジキのことをざすといっていたが、スーパー店頭では、カジキまたはサワラを昆布締めして、昆布で挟んだ状態で売っているのを「ザス」というらしい。これが数種類、並んでいた。こんなの観るのは初めてである。
■ざす

写真は家で切り分けているが、切り分ける前は昆布とカジキの3層くらいのサンドイッチという状態だ。わさび醤油につけていただくと、余分な水分が脱水されたカジキの身と昆布の旨味があわさって旨い!
いやぁ
富山、最高!本当に楽しめる。出張って本当に素晴らしい。いい旅でした。富山のみなさん、色々教えてくださーい!
PS: 富山出張中に「あそこが美味しいよ」とコメントやメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました。今回は行けませんでしたが、次回は必ず、、、
親友の本城しんのすけが、全国で最年少の中学校校長になった、という話はお伝えしたとおりだ。その中学校の見学会に誘われたので行ってきた。センター北駅からバスにのり、山田小学校前というバス停で降りる。東急線のテリトリーらしく閑静な住宅街だ。青空が心地よく、暖かだ。平和な気分に包まれてスロープを上っていくと校舎があった。
11時から説明会だが、10時過ぎに着いてしまったせいだろうか、校門は閉まっている。最近は物騒な事件が多いから、開門時間も限られているのだろう。それにしても人気のない校門だったので、正門は裏側かと思い、ぐるっと回る。あたたかく陽光がふりそそぐ側に回ると、校庭ではサッカー大会が行われているようで、歓声がしている。ああ、こっちだなと思い校舎に入ろうとするが、どうも入り口が明示されていない。どこもかしこも閉ざされている。職員室も一階にあるのに、誰もいないようだ。説明会が控えているのだから立ち働く人が居てしかるべきと思うが、どうしたことだろうか。
校門に腰掛けてPCを立ち上げ、しんのすけからの案内メールをみるが、今日で間違いはないはずだ。んー でも現実には誰もいない。これはまあ、連絡の行き違いなんだろうな、と納得することにした。しんのすけがどこで働くのかということがわかったのだから、これを観ただけでも満足だ。いい日光浴もできたし、、、
しかし何か腑に落ちない。いそぎ、前々日に説明会に参加した加賀谷に電話を掛ける。
「え、おかしいな、今日もやっているはずだよ!」
「でも、どこも開いてないんだよ、、、」
加賀谷も困惑している。おかしいなぁ、、、 と、加賀谷が僕に尋ねた。
「あのさ、やまけん、どこにいるの?」
そこから自分でも笑いを抑えることができない出来事が起こってしまった。その模様は加賀谷のblogをご覧いただきたい。
ちなみに僕のWebの読者さんからよく「加賀谷さんって何ものですか」ときかれることが多いのだが、自由人である。最近のエントリに「講演やスピーチを専門に配信する仕組みがあるといいな」と書いているが、まさにそのサービスは欲しいところである。
さてそんなこんなで無事に到着した。正門には新しくこの中学に入る子であろう制服をきた女の子達が立っており、「おはようございます!」と来場者に挨拶をしている。
「本城さんが校長をする学校はここですか?」
ときくと、実に晴れやかな笑顔で
「はい、そうです!」
と応えてくれた。持参した上履きを履き、講堂に向かう。構内には子供連れの来場者がわんさかいる。これはしんのすけに声を掛けるどころの騒ぎじゃないなと思いながらトイレに寄り小用を足していたら、なんとしんのすけが隣の隣の便器で用を足している!
「おはようございま、、、何だやまけんじゃないか!」
二人して笑う。久しぶりに観たしんのすけのスーツ姿であった。講堂に向かうみちすがら、親校から手伝いにきた生徒(現在は学区内の違う学校にいて、春からこの中学に通ってくる2年生以上の生徒)に「今日、あてるとおもうから前の方に座っておいてね!」と声を掛けている。生徒も「はい!」と応えている。すでにいいコミュニケーションが確立しているのをみて、かなりいい印象だ。
講演が始まった。

その内容についても先述の加賀谷のエントリに書いているのでここでは深く述べないけど、しんのすけらしい素晴らしい内容だった。彼は父母や子供達にたいして1時間、徹底的に「本城しんのすけについて」の話をしたのだ。生まれ育った北海道の音別町のこと、進学した学校のこと、会社のこと、、、そして、そのそれぞれで受けた教育やコミュニティの在り方のなかで感じたことを述べ、最後に「この学校で目指したいこと」を話すのである。
この話に非常に感銘を受けた。最初「なに自分の身の上話をしてるんだよ」と思ったのだが、考えてみれば子供を預けようという親たちが知りたいのは、教育方針を決める校長先生が「何を行動原理としているか」ということではないか。そしてそれは、校長先生がどのような人生を送ってきたかということから明確に浮かび上がってくる。
事実、講堂に集まった父母たちを観ていると、いぶかしげな表情を浮かべるひとも少しは居たのかもしれないが、殆どがキラキラとした目をしんのすけに向けていた。そこには清潔な期待感があったと感じた。
ビバ、しんのすけである。本番は4月以降のこれからだけど、良い学校になるだろう。それも、最初からよくなるのではなく、だんだんよくなっていくだろう。
良い気分で講堂を後にした。東山田中学校の最寄り駅はセンター北駅だ。センター北といえば有名なラーメン屋である「くじら軒」がある。ずっと前のdanchyu誌でみかけてから行きたくて、でもセンター北に用事がないので行ってなかったので、道を訊きながら行ってみた。
パーコーチャーシュー麺大盛りとしなちく飯を頼んだ。

席についてから来たのは、大盛りになっていないパー粉チャーシュー麺に、シナチクがトッピングされたものだった。うーむ 大盛りになってないのはいかんともしがたいので、シナチク飯を追加してもらった。
感想としては、スープとパーコは旨かった、という感じだ。
あのあたりの旨い店についてはしんのすけに開拓してもらおうと思いながら、原稿の打ち合わせに向かうのであった。
富山県出張、面白かったので期待していてください。
で、月・火と宮崎に仕事で行ってきます。都城の絶品居酒屋等、巡ってきます。あ、いや、仕事の合間に行ってくるんですからね!あくまでもついでですからね!
それと、予告。
食い倒れ日記を本にしたいという出版社さんからオファーがいくつかあって、有り難く受けることとしました。最初の本は6月に出版される予定です。渾身の力作にするつもりです。もちろん、これまでのエントリをそのまま載せるだけというものにするつもりはありません。
今年は、本業の本も含めると、もしかすると4冊くらい出すことになりそうですね。楽しみだ。すでに一冊、農業関連の本を書いてますが、やっぱり自分の言葉が本になるのは嬉しいものなんですよ。出版の詳細がきまったら詳報しますね。店頭でみかけたら、読者のみなさんはぜひ、勝手にお店の一番目立つところに僕の本を移動する係(笑)になってくださいね!
白龍のコメントに「コメントのお返事を一言でも出して!」と書いてくださったゆみさん、どうもありがとうございます。気を悪くなんてしませんよーこちらこそ書いてくださったみなさんに申し訳ないと思っているんです。ただ、コメントは読めても書いている余裕が本当になくてゴメンナサイ。仕事に追われて目が血走っている状態なんです。
で、今日は早めに目覚めることができたので一挙まとめてコメントへのレスをつけさせてもらいます!なので、コメント欄をご参照の上でご覧下さい。
■盛岡の「白龍」編 いとけんさん、コビさん、ラッパーさん
みんなやっぱり食べてるのね、パイロン。ご当地麺の中では比較的、有名なんだよね、白龍のじゃじゃ麺は。
らってさん:
なぬ、あれはわかめなの?ていうかなんでそんなこと知ってるの?
わたなBeeさん:
情報ありがとうございました。いい店でしたよぉ、、、しかし「違うカレー」がないのはショックでした。でもそういう方がきちんとしている(原料がないときは作らない)ということで好感もてますね。
カトジュンさん:
そうかぁ、思い出の店なんですね、、、懐かしく思ってくれてよかったです。僕も今度はゆっくりと紅茶を飲みにいきたいですね。二階のテーブルに僕とI坂さんというゴツイ二名がいるのは、他のお客さんには迷惑だったかもしれませんけどね(笑)
Minervaさん:
メールでもどうもどうも!富山のエントリは近日中に書きますが、教えて頂いた店、いけませんでしたよ、、、今回は高岡まででした。残念!
■鶏めし弁当のエントリ
なんとこのエントリには、鶏めし弁当の製造元である花善の八木橋さんからもレスをいただいてしまった!うおービックリ。秋田に行く時にはぜったいに取材に行くゾ!
Minervaさん、ヤナさん、melvinさん、tamagoさん、江ちゃん、みのさん:
これ鶏めし系弁当のなかでもかなり上位に行くと思う。鶏ごはん以外のおかずも秀逸なんだよね。ぜひ、みんなでベストセラー弁当にしましょう。ていうか、もうベストセラーか。
■ホルモン幸楽のエントリ
まず鈴木さん、秋田はやっぱり最高ですね!鈴木さんの郷土愛を強く感じます。
もりもりさん、kazさん、MAXさん、よっしぃさん:
そういえばひさしぶりの食い倒れ系エントリでしたね。俺もこんなに満腹になったのは初めてでした。大食いの日記ではないんだけどね、、、(笑)
KAKE2003さん、ONEさん:
うっふっふ、買ったのね、通販。実は僕自身はまだ通販買ってないんですよ。でも、よかったな、旨いと言うことで。俺の面目立ちました。
ほんださん:
え、小坂町の方なんですか!今回の呼びかけにはダレも反応がなかったので、小坂には食い倒れ日記読んでいる人はいないのかと思ってました。でもうれしいな。次回があれば、ぜひご一緒しましょう!
■「今日また生きよう34歳になりました」、「日本最高クラスの養鶏家が逝った。 駿河若シャモ生産者の雄・鈴木恵美子さんを偲ぶ」のエントリ
この二つのエントリにはメールも含めたくさんのご連絡をいただきました。で、ご想像の通り、これには精神的な意味も含めレスつけられず失礼致しました。皆さんの励ましのお言葉は本当にありがたかったです。若シャモの今後については、逐次リポートしていきたいと考えています。
■なんばん粕漬けへのコメントを書いてくださっている皆さん
沢山の感想をどうもありがとうございます!まあどんな会の佐藤さんは今までPCなど触っていませんでしたが、こうした声を直接みたいと、パソコンスクールに通い始めるんだそうです!ふっふっふ皆さんの熱意がそうさせています。
いただいたレシピや「私はこう食べる」は、後にまとめてみたいと思います。どうもありがとうございます、、、まあどんな会のみんな、大喜びしていますよ!今年は山形ツアーをやりましょう。
さて、もう次の仕事にかからねばならない時間なので、他のエントリのコメントの方、申し訳ない!
ちなみにコメントは全部目を通しています。コメントがつくと、ドキドキしながら開いています。おしかりを受けるとしばらくはズドーンと落ち込むことも多いです。でもまぁ、色んな意見があるわけだからしょうがないな、と思うことにしています。
できるだけレスはつけたいのですが、4月中旬まで繁忙が終わりません。その合間にエントリを超高速に書いてます。レスがしばらくつかないかもしれませんが、平にご容赦下さい。でも、全部観てますから!感謝してます!
ちょうど麺茹での狭間に入ったようで、茹だるまで少し時間がかかる。その間もひっきりなしに客が入ってくるので、たちまちのうちに満員行列になっている。じっとりと待っているとようやく僕らの分らしき2つの大皿が敷かれる!デカ鍋いっぱいに吹きこぼれそうになっている麺を太い菜ばしで皿に盛り込む。おばちゃんがちらっとこちらをみて、
「ちょっと多めですけどいいですか?」
と訊く。いや全く問題ないよ!どんどん盛って!
「ねぎとキュウリが乗りますけど、どっちも大丈夫ですか?」
もうバンバン乗せちゃって!んで、肉みそちょっと多めで!
どど~~~~~~ん!

これがじゃじゃ麺の”大”である!夢にまで見たじゃじゃ麺だ!うおー嬉しいよぉ

じゃじゃ麺の麺は、このとおり小麦粉と塩を練っただけの「うどん」である。カンスイの入った中華麺ではない。それを、さぬきうどんのようなコシのある茹で方ではなく、クタクタのトロトロした食感になるまで軟らかく茹でてある。なぜか数本、緑色の麺が入っているが、ヨモギ入り麺だろうか、、、風流である。

そしてじゃじゃ麺をじゃじゃ麺たらしめているのがこの漆黒の肉みそである!
「味噌だけでも数種ミックスされてますよね」
とI坂さんが言うとおり、ガツンとくる刺激はなくまったりとした味なのに、やみつきになってしまう中毒性をもっている。ゴマの香りが奥深くする、旨味タップリのじゃじゃなのである。中華では甜麺醤を使うが、これは違うな。甜麺醤は小麦粉が原料となった味噌調味料だが、こちらのじゃじゃは大豆由来の味噌ベースなのではないだろうか。

この双方をぐったぐたに混ぜ込みながら食べる。麺に味噌を絡ませ食べるのが旨いから、ここで上品に食べようと思ってはいけない!
ちなみに上に乗っているキュウリとネギも旨いのだけど、ネギは通常の小口切りだが、キュウリの切り方がなかなか特殊だ。中華料理店で出るジャージャー麺や冷やし中華には細い千切りキュウリが定番だが、じゃじゃ麺のキュウリは切り口が長さが2.5センチ、切り口が5ミリ四方になるくらいの直方体に切り揃えられている。

この太さが絶妙なカリポリ食感を産み出しており、柔らかい大量の麺を飽きずに食べさせるアクセントとなっているのである。皿が運ばれてきた当初は瑞々しくパリッとした食感で、食べ進むうちに麺の熱によってしんなりし、食べ終わる頃には食感が変化しているので本当に飽きない。
この他、味の濃い紅ショウガの厚切りとおろし生姜が脇に添えられている。卓上には酢、ラー油がある。カウンターにはなんばん(トウガラシ)の一升漬けと辛みそもおいてあって、自由に使うことができる。ラー油と酢をいれるとまた旨い。また、禁断のニンニク摺り下ろしを混ぜると破壊的に旨いのだが、明日の仕事のことも考え合わせ、泣く泣くあきらめた。

しかし、もう絶品である。これで大盛りが550円とは恐れ入った。
さてこのじゃじゃ麺、目の前の麺を食べて終わりでは、ない。卓上には意味ありげに生卵が入った丼がおかれている。

麺を食べ終わった後には、切れ切れになった麺の残骸とキュウリとネギ、肉みそがペースト状になったのが残っている。ここに卵を割り入れ、掻き混ぜる!


玉子とじゃじゃ麺残骸が混ざり合ったところで、厨房に手渡すのだ。その際に「チータンお願いします」と呪文を唱える。ここで「肉みそ多め」や「スープ少なめ」等のオプショナルな技もある。すると、厨房のおばちゃんが「はい~」と言って、麺茹で鍋から熱々のゆで汁をすくってこの皿の中に入れ、レンゲで掻き混ぜる。そこに肉みそを一盛り入れてこちらに戻してくれるのダ!

これこそがじゃじゃ麺の「後半戦」とも言える「ちいたんたん」(50円)である!絶妙にかき玉汁になった汁に肉みそを溶かし込む。

小麦粉が溶け込んだゆで汁と玉子の柔らかな風味、そこに肉みそが溶け込んだ味はもう筆舌尽くしがたくウマイ。いや、これ単体で食べてどうのという話ではないけど、じゃじゃ麺を食べてチータンで〆めるという、この一連の様式美が素晴らしいではないか!
「いやー旨かった!ご馳走様でした!」
じゃじゃ麺大で550円、ちーたんたん50円で600円。ここから得られる至福感はプライスレス、、、
盛岡のソウルフード、じゃじゃ麺にノックアウトされた午後なのであった、、、
と、そこで終わればいいのだが、終わらないのダ!
出張予告のエントリにコメントくれた方によると、紅茶のお店「シュン」というところの白いカレーなるモノがウマイという。カレー好きとしては押さえておかねばなるまい、と思い並行移動。

有名な商店街の近くにある、非常に綺麗なつくりの店だ。

上品なウェイトレスさんに「白いカレーあります?」と訊くと、、、
「あぁ~ 申し訳ございません、羊の良い肉が今日は手に入らなくて、本日はないんです、、、」
うわあああああああああああああ
ついてない!
ということで、もう一つの定番メニュー「わがままカレー」を食べました。

タマネギをたっぷり使った優しい味のカレー。「辛いですよ」といっていたが、あまり辛くはない。おちついた、紅茶専門店の風格が滲んだカレーだ。これはこれで美味しくいただいた。

いやしかし研究の合間を縫ってご案内頂いたI坂さん、本当にありがとうございました!

車で盛岡駅に行く途中、岩手山がパノラマに綺麗にみえた。

「昨日まで雨だったのに、今日はスゴイ晴れようです。明日からまた崩れるようですが、、、」
はい、それは私が晴れ男だからです。イヤほんとに綺麗な岩手山。満足感に浸りながら、岩手の銘菓「鴎のたまご」を買って社内で食べ、帰京したのであった。
朝目覚めると、しとしとと雪が降っていた。畜産業者さんのところに調査に行く道すがら、北海道とはまた違う東北の冬の風景が拡がっていた。雪の白に染まった山は美しいが、その危険さには少しぞっとしていしまう。

ヒアリングを終える頃、空は一転して蒼く澄んできた。小坂高校前のバス停から盛岡へ向かう車中で、すっかりピーカンの青空が拡がってきた。盛岡に着くころには、吹き付ける風はほぼ氷点下ながら、雪はどこかへいってしまった。信じてもらえないかもしれないが僕は晴れ男である。昨日の青森でも「昨日までひどかったんですけどね、今日は天気が良いな。明日からまた雨か雪になるそうです。」と言われた。ふふふ、、、
バス停近くにいると、農業関係の研究者のI坂さんが車で迎えに来てくれた。1ヶ月前に東京の農業関連エキスポで会って以来だ。こんなに早く彼を訪ねることができるとは思わなかった。I坂さんは、格闘プロレス団体であるUWFにいた、超高速スープレックス男である中野龍雄に顔もガタイも似た人である。彼が無言でのしのしと歩くと怖い。しかし一端口を開くと無茶苦茶柔和で温和な人なんである。
「いやーようこそ盛岡へ!じゃじゃ麺の白龍ですが、まずは本店に行きましょう。それで本店が満席でもその近くに分店がありますし、一日中開いているカワトク百貨店の地下店もあります。どうしてもお忙しければ、それらを駆使して行きましょう。」
と車を走らせ、盛岡の中心街へと向かうのであった!
さて食い倒れ日記を読んでくれている皆さんは盛岡名物「じゃじゃ麺」をご存じだろうか。盛岡最大の名物はこのじゃじゃ麺であると行って過言ではない!それも「ジャージャー麺」ではなく「じゃじゃ麺」だ。この両者は同じようで違う。その辺は、過去ログに書いてあるのでご参照されたい。
■三軒茶屋 盛岡じゃじゃ麺「じゃじゃおいけん」と カレー「とんがらし」のハシゴ その1
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000186.html
とにかく盛岡の「白龍」(←パイロンと読みます)は、本場中国で食べられているじゃじゃ麺を忠実に再現しなおかつオリジナリティを付加した、東北麺類界の王様といってよい存在である。盛岡といえば冷麺が有名ではあるが、僕はほとんど食べないな。やっぱじゃじゃ麺でしょう!
「最近はじゃじゃ麺の店がいくつか出てますけど、やはり白龍に勝る店はないような気がします。」
と駐車場から歩きながらI坂さんが仰る。そりゃあそうだろう。あのコッテリして深みがあるのにくどさのない、薫り高い肉みそは真似できないはずだ。立派な神社の前、鳥居のある小さな飲食店街の中に、白龍が立っている。僕もここに来るのは9年ぶりだ!
■白龍
岩手県盛岡市内丸5-15
019-624-2247
営業時間:11:30~20:00(本店)
日曜休

「おおおおお 懐かしいなぁ、、、」
本当に懐かしい。当時付き合っていた女の子と東北レンタカー一周旅行をしている時に来たのが最後なのでよーく覚えているのである。ちなみによくある話だがそのコとは旅行中にソリが合わなくなり、ほどなく別れた。
なんて感傷に浸っている最中にもスーツ姿のサラリーマンが店に吸い込まれていく!う、早く入ろう。

狭い店内はギッシリとじゃじゃ麺を啜る人々で満たされていた!オープンキッチンなんてもんじゃない目の前が厨房のため、麺を茹でる香りと立ち上るマイナスイオン(笑)が心地よい!

メニューを観て感動!小350円、中450円、大550円という安さは当時と変わらない!これでは追随店も大変だろうなぁ。
「やまけんさん、本当に大をたのむんですか?」
「当たり前じゃないですかぁ!それ以外にあるわけないでしょう!」
勢いよく大を頼み、しばし厨房に見ほれながら麺のゆであがりを待つのであった。
(おもわせぶりに続く。ていうか時間がない。これから富山日帰り出張。)