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2003年12月29日

グランプリ受賞の寿司処 匠にて握り納め

 寿司 匠にて、年内の食べ納め。とはいっても、31日に匠のスタッフ忘年会に出席するのだが、、、ま、客としての納めだ。親友の竹澤と、その同僚の香ちゃんと飲む。
 師走ということもあり、混んでいなかったので、日曜日ながらいい仕事をしてくれた。

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加藤ちゃんには首都圏の部 グランプリ受賞の旨を伝える。「うわっ ありがとうございます!」彼はインターネット接続環境を持っていないので、見せてあげられないのが残念。

いつものネタをやりつつ、マグロの赤身ヅケを所望。この店はこういう、仕事をするネタの旨さが絶品に光るのだ。この艶やかな照りをみて欲しい。大トロもいいが、このヅケ赤身の香り高さこそが、コハダと並ぶ江戸前寿司の代表格だと思う。
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穴子は、例の「臼杵の熟成カボス」でいただく。スダチと違い、柔らかみがあるので、たっぷりめにかけてもらうとよい。これも、今年であったイイ食材だ。
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 さて、本日の〆は、この店のスペシャリテだ。生いくらが旨いことは以前にも書いたと思うが、ここのいくらにはバージョン違いのスペシャル版がある。これは手間と時間がかかるので、あまり混んでいない時で、かつ常連でないと出てこないと思った方がいい。
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 加藤ちゃん、いくらのオーダーを聞き、やおら串にキュウリを刺し、桂剥きを始める。薄~く薄く、向こう側が透けてみえる薄さに剥いていく。そして、、、こうなるのダ!

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 どうだろう?キュウリの桂剥きで軍艦にした生イクラだ。キュウリだけでは軍艦がはずれてしまうので、細く切った海苔をシャリに巻いておき、その上にキュウリをかぶせるという、徹底した技術開発だ。見栄えの美しさで、まずはイチコロだ。この時点で香ちゃん、うっとりである。
 口にすると、キュウリの清涼感と歯触り、そしてイクラのプチプチが重なり、実に妙味である。このblogを見た人は、店内を伺ってから、加藤ちゃんに「できます?」と訊いてみて欲しい。とにかく一度食べておいて損はない。

 もう3人すっかり堪能して酔っぱらう。そしてこの後さらに、支那そば「晴弘」に向かい、くだを巻き続けたのであった、、、
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Posted by yamaken at 09:02 | Comments (3) | TrackBack

2003年12月28日

あの支那そば「晴弘」ファンに、衝撃の朗報が!

 門前仲町「晴弘」は、支那そばの名店としてdancyuにも掲載されたことのある、有名店だ。支那そばは勿論旨いが、酒の品揃えも素晴らしく、芋焼酎は品書きの表面にラインナップがびっしりと書き込まれている。そして、グレンリベットやマッカランといったシングルモルトが、1杯500円で飲めてしまう、恐ろしいほど酒をわかった店なのだ。それに合わせる酒肴も秀逸の一言で、芋の煮物などは、昆布ダシの強く効いた、実に滋味溢れる仕上がりだ。
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■晴弘
江東区富岡1-21-9 竹内第一ビル1F
03-3642-8037)
地下鉄東西線の「門前仲町」の一番出口を出て、永代通りを左手(木場)方面へ直進。富岡八幡宮の次の通りを左折してすぐ。
月曜定休
※飲食は1時間以内にすること。ちなみに酔っぱらいは嫌われる。

 前の店で飲みまくって酔っぱらい、何気なくラーメンが食べたくなり、寒い中、自転車を走らせて富岡八幡宮横を通り、暖簾をくぐる。カウンターにつき、すぐに
「つけ麺、メンマ増し!」
と注文する。一人で来る時は酒抜きである。 そう、しばらく前からこの店の品書きに加わった「つけ麺」が、とてもよい感じなのだ。つけ麺はブーム以前から大好き。ここのつけ麺は、実は支那そば本体よりも旨いと密かに思っている。ここの支那そばは細麺だが、つけ麺は中太麺で、とてもよい風味なのだ。
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 卵の香りがプンとし、腰の通った麺を熱いスープにくぐらせ、青ネギをまとわせてすすりこむ。強めの塩と香りの高い醤油の旨味が旨い。この店は素材をすさまじく吟味しているから、醤油の旨味が非常に強く、素晴らしいのだ。
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 そして、このつけ麺のクライマックスは、実は麺を食べ終わってからにある。銀色の紅茶ポットのような器になみなみとたゆたっているのは、この店の味付け前の濃厚なスープそのものである。背脂も浮き、実にコラーゲンタップリ感のあるスープだ。こいつを、つけ汁の残りに注ぎ足し、アツアツをフーフーしながら啜る。これが絶品!本当に旨いのだ。しばらく前に編集者の師匠を連れてきた時には、「そばより何よりこれが一番旨い」と言っていた。それは本当かもしれない。
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 さて、本日も同じように割りスープを楽しんでいたら、珍しく店主のおっちゃんが話しかけてきた。

「うちのつけ麺、悪くないでしょ?」
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ああ、このおっちゃんが話しかけてきてくれたのは初めて。ていうか、客と話すのをみるの自体初めてである。うーむ、覚えられたか!ていうか、つけ麺、悪くないどころかスゴ旨っす!

「いや実はね、2月から、もっとパワーアップするから!」

なに?一体なんのこと??

「あのねぇ、製麺機を買うことにしたんだよ!自家製麺をやるよ!」

ええええええええ まじぃ????

なんと、晴弘が自家製麺だ。これは大ニュース!

そう、今まで実は、晴弘の唯一の弱点は麺だと思っていた。オーソドックスな醤油味の支那そばには、極細麺が使われている。この麺、旨いんだけど、やはりパンチが効かなさすぎ。なので、僕はいつもつけ麺にしている。

それが!なんと自家製麺になると!
つけ麺のリニューアルが最優先らしいのだが、当然他のラインナップも変わってくるだろう。なんと、この名店の誉れを獲得した今でも、研究開発に余念がないのだ、この店は!
支那そばやの鏡といえるだろう、、、

2004年2月を、晴弘ファンは、刮目して待て! いよいよ「晴弘」が、次なるフェーズへとステップを進めようとしている、、、

Posted by yamaken at 22:42 | Comments (0) | TrackBack

2003年 食い倒れグランプリ発表 (首都圏の部)

 出張の部に続いては、首都圏の部だ。エントリ数は44件を数えた。ちなみに、このWebは日記とは名乗っているが、毎日のべつまくなしに書いているわけではない。ちゃんと自分の基準に達した店のみをピックアップしている。

 その中でもテーマ的に心に残ったのは、下記のようなエントリ群だ。

・東京の旨い蕎麦
 蕎麦については、首都圏外でも旨い蕎麦によく会った年だった。福島の会津若松の割烹の女将が打った蕎麦は、劇的に旨かった。また、北海道夕張の岩崎農場では、人生史上最高の蕎麦を食べてしまった。しかも粉挽きから始まって自分で打つというところまでだ。

・日本酒の旨い居酒屋対決
 居酒屋にもよく行った。今年前半によく出没していた「五穀屋日本橋店」の店長が変わってしまってから足が遠のいてしまい、後半は森下の「山利喜」、そして本所吾妻橋の「わくい亭」といった名店に通っていた。どちらも、出てくる酒も旨いし、料理も最高という、隙の無い店だ。来年もまた通うことになるのだろうなぁ、、、

・ロメスパ名店めぐり 後半に掲載しちょっとブレイクしたのがこの路麺スパゲティシリーズだ。大手町の「リトル小岩井」、そして有楽町「じゃぽね」は、読者も足を運んでしまい、すっかりはまったという報告が寄せられている。何と言ってもその焼きソバ的スパの魅力と、レギュラー→ジャンボ→横綱→親方→理事長という段階的大盛りメニューに関心が集まったと言える。来年は、「親方」そして「理事長」に挑戦することになるのだろうな、、、

 と、こんな感じで1年が過ぎていったわけだが、、、

 この一年、僕が最も愛し、通った店が、門前仲町にある。お分かりだろう、築地周辺の名店を修行で渡り歩き、満を持して2002年秋に独立・開業し、1年かけてきっちりと定着した寿司の名店 「寿司処 匠」 だ。
 おそらく今年、僕が最も通ったのはこの匠だ。それなりの投資だったが、、、思えば、一日で僕一人しか客が来なかったり、店を早めに閉めて歌いに行ったりと、店主の加藤ちゃんとの精神的交流は濃密だった。ようやく先ごろ「おとなの週末」に掲載され、それ以降は客足も安定し、スタッフを雇うことができるようになった。来年はさらなる飛躍の年となるだろう。今年、実は31日の大晦日に、スタッフ忘年会があるのだが、それに呼んでもらった。常連客代表として謹んで出席させてもらう。なんとスッポンまで捌くらしい。うーむ楽しみだ、、、

 ということで、首都圏の部のグランプリは、文句なしにこの「寿司 匠」とさせていただきたい。

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ベスト・首都圏
門前仲町 「寿司処 匠」



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Posted by yamaken at 11:38 | Comments (0) | TrackBack

2003年12月27日

2003年 食い倒れグランプリ発表 (出張の部)

 早いもんだ。もう師走である。あと数日で、新年が来る。

 この「出張食い倒れ日記」も、エントリ数140を超えてしまった。一番最初のエントリが、「大阪心斎橋で、小粋な割烹に心酔した で、7月8 日付けとなっている。ということは約半年の運用ということだ。だいたい1日に一つのエントリをかけたと言うことか。途中までは身内的仲間が観てくれているひっそりblogだったが、ここのところ、全く僕が知らない来訪者の方が多くなっている。ありがたいことだ。読んでいただいたみなさまに心からありがとうといいたい。

 反省としては、どうしても出張よりも首都圏記事のほうが多くなってしまうことだ。昔、メールマガジンとして勝手に食い倒れ日記を送っていたときは、大体1ヶ月の2回くらい、出張先で酔っ払いながら書いていた。それが、なんだか毎日書くことになると、いきおい自分の起居する近隣の出来事が多くなってしまうという次第だ。まあ、仕方がないだろう。

 自分でも思ってみなかったことといえば、開拓心よりも店に惚れ込む傾向があるということだ。つまり、いい店を発見したら、それよりいい店を探すのではなく、好きになった店に入れ込むということだ。再三に渡る大阪出張に際しては、「インデアンカレー」を欠かすことは考えられなかった。まあ、インデアンを食べてから別の店にカレーを食べに行っていたりしたのだが、、、そう、この大阪「インデアン」vs「ピッコロカレー」の勝負は自分でも非常にのりまくっていた。そして首都圏では、いくつかの店に集中的に足を運んだ記録が残っていることがわかるだろう。そう、僕は割と浮気しない人間なのだ。

 さて、こうした一年の計を残そう。このblogでは「出張」「首都圏」「食材」というカテゴリがある。そのそれぞれでのグランプリを決定していきたいと思う。もちろん、グランプリ選出の店は、右にある「食い倒れの殿堂」入りとする。


■出張の部

 僕の仕事は出張が多い。地方の農業関連企業へのコンサルであったり、もっと多いのは講演依頼である。講演に行く際には、できるだけまだ見知らぬ土地を優先している(笑)。
 今年出張に行った中で印象に残っているのは下記だ。

・岐阜県 郡上八幡と大垣
 今年度最も足を運んだ地域だ。郡上には、鶏の内臓を味噌味で鉄板焼きする「けいちゃん焼き」という料理があり、実に旨い。しかもバカ安なのだ。それと、土産品としては「葉なんばん」が絶品というのも既出の通りだ。
 そして大垣では、素晴らしき料亭「四鳥」が僕を迎えてくれた。

・大阪
 大阪といえば、もう「カレー夏の陣」である。このblogの中で僕が一番印象強いのがこの辺の対決ものだ。インデアンカレーは、ガイドブックもみずに見つけた店であり、そういうのが本当に嬉しい。ほかにも大阪では旨いもんを一杯食ったのだが、やはり印象が強いのはインデアンカレーなんである。

・北海道 帯広
 そして、後半にググっと衝撃的な質量作戦を展開したのが、この帯広編だ。総カロリー数は
計算できない。いや、したくない!とにかく豚丼を食いまくった。もちろん仕事もしたんだヨ!どこまでも続く長いも畑は、圧巻だった。北の大地の素晴らしさを思い知ったのであった。


 さて、、、
 出張の醍醐味は、単品ではなく、その土地を表す食と出会う喜びである。そう言う観点からこの中で選ぶとすれば、やはり「北海道 帯広の豚丼」となるだろう。カレーはもちろん旨いのだけども、豚丼は北海道それも帯広の文化のなかで育まれた色が濃くでている料理だからだ。「どっちの料理ショー」では、なんだか豪華なだけがとりえの海鮮丼に負けてしまったが、ささやかながらこのblogのベスト・出張先の栄冠をささげたい!中でも、僕の好みの豚丼である、帯広空港のレストラン「白樺」の豚丼をグランプリに推したい。

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ベスト・出張先
「北海道 帯広空港 2Fレストラン「白樺」の豚丼950円」

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Posted by yamaken at 09:32 | Comments (3) | TrackBack

ご立派だ! 無添加・石井食品のラインナップ

ishii-logo.jpg 石井食品に行った。「イシイのオベント君」のアレである。慶應義塾大学の国領二郎先生のご紹介で、社長さんと名刺交換をしたのだが、その後、情報交換ということでうかがう。
 この会社、実に意識の高い会社だ。99年あたりから、全取扱商品に食品添加物の「無添加」を徹底している部分的な無添加ではなく全商品にというのはものすごい。日本酒業界で、埼玉県の名酒造「神亀」が、醸造アルコール添加が当然だった酒造業界において、全仕込み量を「純米」に切り替えたときと同じようなインパクトだ。

 加工食品は、その保存性や食味の観点から、添加物を使わないで作るなどという発想は、夢物語に終りがちだ。しかし石井食品は実行した。それは、バイタリティ溢れる石井社長の、良い意味でのトップダウンの発現と言えるだろう。敬服せざるを得ない。

 ただし、うちの社内の子持ち女性・男性に聞いてみたところ、一様に言うのが、

「無添加はいいけど味がねぇ~。」

なぬ?味はよくないの? そういえばもう10年くらい、レトルトや冷食の商品を食べてないからなぁ、、、と、素晴らしいことに本日は石井食品の商品をお土産にいただいたので、味わってみたい。

■石井食品のおそうざい
今晩のハンバーグ 和風おろし
フリーズ亭 エビ塩 中華丼
丹波の黒豆
無漂白栗きんとん


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 黒豆とくりきんとんは絶品の一言だ。
 黒豆は、工場のある丹波産を使用。豆はプロフェッショナルらしくふっくらと仕上がっている。皮の裂けもほとんどなく、美しい。煮汁の甘さも上品で、くどくない。煮豆が苦手な僕でも旨いと思う。
 栗きんとんは、原材料の確保に奔走されたらしいが、実に秀逸だ。きんとん餡のネットリクリーミーな粘りと、とろけるような芋の甘味が素晴らしい。栗は韓国産だが、無漂白で丁寧に処理されており、香り高く口の中でほどけていく。
 高級料亭のおせち料理との比較ではなく、本当の普及価格帯でここまでのグレードに仕上げているのは、ご立派としか言いようがない。


 さて、定番のハンバーグはどうだろう、何年かぶりに食べてみた。
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 んんん このハンバーグのどこがまずいのだろう?旨いじゃんか。100%鶏肉だから、味わいが淡白ではあるが、妙な人工的風味もなく、優しくふんわりしていて、好ましい味だと思う。
 無論、自分で合挽き肉で作るハンバーグが一番旨いとは思うが、この石井食品のハンバーグは、何と言っても湯煎で5分で出来てしまうのだぞ。嬉しいじゃないか、、、

 そして、中華丼も食べてみた。
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 ご覧いただいてわかるとおり、非常にまっとうな概観。添加剤が使われていないということは、着色もされていないということだ。本当に、素直な色あい。なんだか「おうちで食べるご飯」そのものだ。味は非常に優しい。薄味の出汁で具材を煮ている。白菜、きくらげ、たけのこなどの具材は自然味があり、特にエビはぷりぷり感が強く上物である。普通、こういう商品に入っているエビは、申し訳程度にお飾りとして存在しているだけと言うのが多いが、ここのははっきりと「旨いエビ」と言える。うーむ。これはフリーズ亭という名前どおり冷凍モノなので、こうした自然な味と食感を出せるのだろう。僕には塩味が薄すぎるが、これは高齢者を想定してのもの名のだと思われ、非常に良い。唯一惜しいのが、野菜の味だな。これはいい素材を仕入れることができるかどうかにかかっている。

うーむ
石井食品、素晴らしいではないか!僕は応援するゾ!
それにしても黒豆の食いすぎで口が甘い、、、

Posted by yamaken at 09:22 | Comments (0) | TrackBack

2003年12月26日

米国のBSE騒動

 ご存じの通り、米国で初めて、BSEを発症した牛が確認されようとしている。年末に来た、業界激震のビッグニュースだ。

 このニュースでまた、消費者が安心・安全に対して意識を集中するのだろうか。その辺はウォッチしていかなければならないが、そろそろ多くの人が気づき出したのではないだろうか、
「安全な食べ物は安くはならない。」
ということを、、、

 ということを、この食い倒れ日記に書くのはモード違いなので、兄弟blog「俺と畑とインターネット」に書いておきましたので、愚痴とおもって観て下さいな。
http://www.yamaken.org/mt/oreto/

 本当に、新聞紙上でみる以上にインパクトのある事件なんですよ。このBSE騒動。どうなることやら、、、

Posted by yamaken at 10:05 | Comments (0) | TrackBack

2003年12月25日

偉大な漫画家、ついに世に出る。

 親友の金子重人が、ついにメジャーデビューを果たした。 そう、、、金子重人とは、この出張食い倒れ日記の←こちらがわに出ている僕の似顔絵キャラクタを書いてくれた「GC Factry.」その人なのである。いずれデビューすること間違いないと思っていたので、先手を打って破格の値段で書いてもらったのである。ふふふ、、、

で、どういうことかというと、先ごろ週刊少年ジャンプが主催した「デジタル漫画大賞」に入選し、とうとう連載漫画をネット上で発表する運びとなったのだ。

http://jump.shueisha.co.jp/henshu/JDM/index.html

このページを開くと出てくる3つの物語のうち、一番右にある「トラベル&トラブル」が彼の作品だ。まあとりあえずは、紙面ではなくネット上でどのような物語が出来うるのか、遊んでみて欲しい。新しい地平が、そこにはある。

金子は、「○長の野望」などで有名なゲームソフトメーカーに就職後、実績を残しつついきなり退職し、
「世界一周してくるよ~」
と日本を飛び出し、1年以上をかけて世界を回った人間だ。その足跡は、彼のWebに順次アップロードされているが、これを漫画化した日記がまた面白い。ま、いずれこれらも作品化されて、日の目を観るだろう。こうなってしかるべき人が、また世に出ようとしている、ということだ。

彼が世界一周に出ると言ったとき、まだ僕は彼の意思を理解できなかったことを告白しよう。でも、今はよくわかる。彼は、偉大な先達だ。運命を切り開くのは、意思と勇気だ。

金子、おめでとう! 地のはてまで応援するぞ!

Posted by yamaken at 02:01 | Comments (4) | TrackBack

2003年12月24日

阿佐ヶ谷の居酒屋 善知鳥(うとう)にて ペーソスライブ

先日、ひっそりとCDデビューを果たした「ペーソス」というデュオをご存じだろうか、、、
っていっても、絶対に知ってる人なんていないのダ!

週間プレイボーイの編集に長らく携わり、業界では超大物編集者・ライターである島本さんという方が、岩田さんというギター好きの相棒と冗談で創作演歌を作っていて、よく歌っていたそうだ。それを聴いたかの写真家アラーキーが、
「5曲できたら、CD出してやるゾ」
と冗談でいったら、その週末に
「できました!」
と言って持ってきてしまい、発売することになってしまったという恐ろしい顛末のCDである。


■ペーソス
「甘えたい」(クエスト)

作詞・唄 島本慶
作曲・編曲 岩田次男
写真・題字/荒木経惟

 このアルバムが実に最高! 不惑の中年にしか書けない歌詞のオンパレードなのだ。しかも歌もギターもヘタウマの極地。

「今度生まれてくる時は
 できれば女に生まれたい
 女に生まれてTバック
 履いてブイブイ言わせたい」

「キオスクの おばちゃんに
 メガネを褒められた
 それだけで 今日一日 生きていけそうだ」

「血糖値が高いから
 中性脂肪が重いから
 前立腺が腫れてます
 とにかく歩けと言われてる」

こんな歌詞が、ムード歌謡や演歌の調べに乗り、切々と歌われるのだ。もう、たまらんのである。ライターのイタバシ師匠の車の中でこれを聴かせて貰った時、一発で気に入り、CDを購入したわけである。そのペーソスがライブをする!しかも日本酒居酒屋「善知鳥」でのシークレットライブである。ま、シークレット以外にはありえないわな。

IMG_0187-s.jpg ちなみに善知鳥(うとう)は、渡り鳥の名前。カウンター10席程度にテーブル2つの小さな店で、よい日本酒を出している店。日本酒ライターの神澤さんご推薦の店だ。
あ、ちなみに以前紹介した神澤さんの著書はかなり色んな書店でみかけるベストセラーだ。
で、青森出身の店主さんが選ぶ酒肴は、めふん(鮭の腎臓)や「ばくらい」(ホヤの塩から)などの渋いものから、特製のナスカレーやシジミラーメンなど、心憎いラインナップだ。特に、ここのカレーは実に旨いので、ぜひ食べて欲しい。

mefun-s.jpg 濃厚な旨味を湛えた「めふん」を肴に「鶴の友」本醸造、そして「鷹勇」へと進む。めふんはそれほど癖が強くなく、血合いの香りもほのかにする、実に蠱惑的な味の酒肴である。

 と、微酔い気分になってきた頃合いにちょうど、ライブが始まる。 わぁ ホンモノだ。 そして、大爆笑と共感の時間がやってきた。

 同行のメンバーもみな、面白いだけではなく佳い、と感じてくれている。そう、この歌、人生経験が深くないと絶対に書けない内容なのだ。

 店が狭いので、当然ながらPAも何もなし、言ってみればこれが本当の「流し」だ。ギター一本伴奏に、哀切入り交じりながら中年の歌声が、座敷の渋茶色の柱に浸みていく。

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 ライブ終了後、記念撮影。島本さんも、このCDの歌をすでに覚えて、歌っているファンがいるとは思っていなかっただろう。
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 この後しばらく阿佐ヶ谷ブラブラ。変な店がいっぱいあるが、そそられたのが「和メリカン」「サルサ味噌鍋」などの、絶妙にスカした看板類がならぶ路地裏店だ。そういう店を冷やかしながら、思い切り幸せな気分を味わっていたのだった。

Posted by yamaken at 00:12 | Comments (3) | TrackBack

2003年12月23日

Google「やまけん」の部 首位奪還!

 やったぜ! ここのところしばらく、Googleで「やまけん」を検索すると、1番上には、芸能人かなんかの「やまけん」という人が来て、2番目に僕のこのサイトが並んでいたのだが、今週は僕が奪還した!

 一番上に来るというのは、何にしても嬉しいことなのである、、、

Posted by yamaken at 00:32 | Comments (1) | TrackBack

2003年12月22日

牛タンはやはり「太助で食事」派です。

 牛タンといえば、ミーハーだけど「太助」が好きです。

 高校を卒業し、自転車で東北の民俗芸能を観る旅をした時、仙台の繁華街で食べた「太助」の牛タンは、忘れ得ぬものとなった。以来、畜産関連の出張などで宮城を通る際には、途中下車してでも食べに行っている。
 この太助、都内にもいくつか支店を出していることはご存じだろう。僕の会社の近くでは日本橋にあるが、本日、水道橋にもあることを発見。腹が減っていたので、牛タン2人前と麦飯大盛、テールスープを喰らう。

gyuutann2-s.jpg 太助の牛タンは、その辺で売っている牛タンを買って再現できるものではない。前にも書いたが、大型動物の肉は、捌きたてでは食感がブリブリしているだけで、味は決して美味しくない。低温で置いておくと、肉が分解する過程でアミノ酸の旨味を産み出し、柔らかく薫り高くなっていくのだ。だから旨い焼き肉屋とは、自分の冷蔵庫を持って、肉を自家熟成させているところを言うのだ。
 太助では、丸のタンをごくごく厚めにカットし、かみ切りやすいように表面に3本ほどの筋を入れ、調味液に浸して、それを円柱形にぺたぺたと固めて「肉の柱」を作る。それにラップをかけて熟成し、味が乗り柔らかく薫り高くなったところで炭火で焼いていくのである。普通の牛タンをあの厚さにカットしてそのまま食べると、まず噛み切れないことは間違いない(実は大学時代に実験済みなのだ)。そして熟成だけでなく、あの味付け調味液にも秘密があるはずだが、これは全く組成がわからん。

gyuutan-s.jpg そして!実は牛タンもさることながらこれが一番のキーポイント!というのが、キャベツの浅漬けと一緒に数本盛られてくる、青唐辛子のみそ漬けだ。タンにこいつを巻いてかぶりつく。タンの旨味と塩味、そして味噌の香りと、唐辛子の辛みが合わさり、目眩がするほどに旨いのだ。鼻孔に流れる味噌の香りが食欲を倍加させる。僕はいつも「唐辛子漬け多めにね!」と頼む。

 この牛タンを、とにかくガツガツとたべる。これは絶対に上品に食べてはいけないものなのだ!そうすれば、元気が出てくる。そう、本日はある落ちこんだコの激励をしていたのだが、そのコも牛タンを食べているうちにみるみる元気になってきた。
「あ、お腹空いてただけだったんダ!」
とのたまったそのコは、元気を回復した。

 その後、大仁田プロレスを後楽園ホールにて観覧。ちょうど入ったその時に、メインイベントが始まった。ショボイだろうと思っていたが、全くそんなことはなかった。後楽園は大入り満員、立ち見が居た。若い女性も多い。大仁田が場外でパイルドライバーを決めるたびに会場が大きくうねる。試合が決した後も、「ワイルド・ボーイズ」のテーマにのせて大仁田が、

「おいおめーら、プロレスは、プロレスは、プロレスは、美しい! 俺たちは、俺たちは、俺たちは、同士だ!」

と絶叫すると、会場にすさまじいエネルギーが竜巻のようにうねっていった。

牛タンとプロレスは、元気回復薬だ。
そして牛タンは、やはりメジャー路線だけども、「太助」に限るのだ。

Posted by yamaken at 23:01 | Comments (4) | TrackBack

フカヒレと北京ダックの昼餉 東京・丸ビル「筑紫樓」

 昼から、大ご馳走をいただいてしまった。
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 いつもお世話になっている石井先生から、ほんのお手伝いだけしかしていないのに、ご馳走に預かる。場所は、東京・丸ビルの中華「筑紫樓だ。来たことがなかったか、フカヒレと北京ダックが有名な店だとのこと。ランチタイムでもう席は一杯。しかもOLが並んでいる所をみると、お得度が高いのだろう。間違いなさそうだ。
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 当然ながら個室、、、石井先生はにこやかに「この店の味はねえ、君向きだよ!」とおっしゃる。果たして官能の昼餉(ひるげ)が繰り広げられたのであった。

■前菜盛り合わせ
大豆の煮物
チャーシュー
ワカサギの中華マリネ
鶏・トマト・キュウリの酢の物
クラゲ
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実に完成度の高い前菜。小振りな高級クラゲの淡い味とカリッとした歯ごたえが堪らなかった。焼き物が旨い店らしく、チャーシューも肉汁が閉じこもっていて旨い。しかし、この前菜の中でひときわ僕が工夫を感じたのは豆の煮物だ。大豆を煮豆にしており、甘いものがあまりすきでない僕は一瞬「むむ」と思ったのだが、食べてみると全く甘くない。五香粉と八角と醤油の香りがするが、他にもまだあるはず。
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給仕さんに訊いてみると、中国人のフロア責任者がにこやかに来てくれて「クローブ(丁字)も使っています。」とのこと。たかだか煮豆といわれそうな料理に丁寧に手を入れており、恐れ入る。

■スープ 鶏の上湯と海老ワンタン
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 このスープにワンタンは不要だったかも知れない。非常に上質な鶏の旨味タップリの上湯。ワンタンは豚挽き肉と海老だが、豚の香りが上湯の上品さを消してしまう。でも旨かった。


■魚 モンゴウイカ、ズッキーニ、ヤングコーンのクリーム炒め
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 生クリームというよりエバミルクで炒めたイカは、念入りな下処理がされているらしく、ポニョポニョクニュリンとした絶妙な食感。優しいミルクの香りが解け合って至極美味。

そしてクライマックスその1がやってきた。

■フカヒレの姿煮
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 問答無用だ。姿煮が、中ぶりのもの2枚入っている。フカヒレ自体には食感はあっても味がないので、決め手はフカヒレを煮るソースの旨さだ。一口すすって、やばいと思った。やまけん好みの旨味濃目過多の芳醇ソースだ!これだけで飯がどんぶり2杯はイケル。
 フカヒレも勿論、レンゲで救うだけでちぎれるホロホロの柔らかさ。
「もやしを混ぜて下さいネ。」
と置かれたもやしは、丁寧にヒゲ根を取り除いたもの。これを混ぜ込むとシャキシャキ感がプラスされてなお美味。うーむ
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そして第2のクライマックスが来たのだ。

■北京ダック
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、、、何も言うことはない。甜麺醤(てんめんじゃん)や海鮮醤(はいせんじゃん)をベースにした甘味噌が、ダックの絶妙な皮と肉のぱりぱりに合わさり、それがフンワリとした純白の饅頭(マントウ)に包まれて供される。ネギが香りをプラスし、キュウリが清涼感をそよぎ、口の中の幸福一杯が止まらない。ああ、この北京ダックを10個食いたい、、、
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■チャーハン
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 クライマックス2品の余韻に浸る中、運ばれてきたチャーハン。タイミングからすると、前の2品の後だけに分は悪い。しかし、全く手抜きがない。絶妙に焦がした長ネギのみじん切りとXO醤の旨味をベースに、蟹・海老・卵を炒めている。貝柱の旨味が油に乗り、それを米粒が吸い、油と熱でコーティングされる。旨い!

■デザート 杏仁豆腐
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 疾風怒濤のコース、〆のデザートがいまいちすきでない僕だが、ここのプリンタイプの杏仁豆腐は非常に美味しくいただいた。


 いや~ 丸ビルのような流行のスポットには出入りしないので知らなかったが、楽しめるなぁ。実に素晴らしい中華だった。いずれ自腹で、ここの名物らしい「フカヒレそば」を食べに来よう。石井先生、本当にごちそうさまでした!

Posted by yamaken at 13:41 | Comments (3) | TrackBack

安定した高出力火力の店 わくい亭

 いい店、というには、味や雰囲気、価格といった構成要素が安定していることも重要だ。客人が来た時に連れて行って絶対に外さない店は数軒キープしているが、わくい亭は客人より自分で率先していきたい店だ。まっとうな仕事をしている、正当派の居酒屋なのだ。

 で、羽子板市を後に、わくい亭に向かったのだった。8時前に入ったが、満杯。カウンターを少しずつ詰めてもらい、なんとか座る。女将に熟成かぼすをお土産に渡しながら「メンチある?」と訊くと、「あるある。」よかった、、、

 本日のメニューはいつもの煌めきはなぜかみえなかったものの、定番系のつまみが豊富で、質が高かった。

■イカの塩辛
 これが絶品なのだ。自家製の、あま塩で本当に一夜漬け的なあっさり塩辛。しかし、ワタの部分にゴマペーストか何かが練りこまれており、実にクリーミー。日本酒が加速するのだ。
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■寒ブリの刺身と〆鯖
 〆鯖が美味い店は例外なくいい店だ。このわくい亭も、柑橘系を混ぜた酢でやわらかく〆めているらしく、ふんわりとした酸味がうっすらと薫るだけで、殆ど生に近い食感。勿論臭みなど一片もなく、とろけるような脂の乗りである。
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 この妖艶な切り口を見よ!↓
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■あんこうの煮こごり
 本日の出色はこれだ。あんこうの実を敷いた煮こごりは、口に入れると瞬時に溶け、強いが淡い旨味がジワッと舌に浸みる。思わず日本酒「千代の光」本醸造で口を緩めた。
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■ワイン(赤) ミッシェル・リンチ
 ここは実はワインも佳いものがある。今日はミッシェル・リンチ。相方が是非というので所望。これが大当たりだった。「ヨソじゃ1万円はとるよ!」というその値段は5000円。味は最高だった。デキャントしない、まだ粗いうちの尖った渋味が、特大メンチカツとがっちり四つ相撲をとる旨さだったのだ。
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■ネギ玉
 いい店はいいオムレツを出すものだ。ネギ玉は、長ネギ小口切りがたっぷり入ったオムレツ。バターたっぷりのオーソドックススタイルながら、滋味万点、トロリと中は半熟の心憎い火加減だ。
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■じゃこご飯
 7皿くらい平らげて、客も僕らともう一組だけになり、そろそろと思ったら、女将がご飯釜の前にいる。
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「あ、飯たべた~い。」

とおねだりすると、

「ほい、じゃこご飯。」

と言って、ちいさな茶碗によそってくれる。これが最高に旨かった!じゃこと醤油のシンプルな炊き込みご飯(混ぜご飯か?)だが、酒の〆に格別の味だった。

 いつ行っても裏切りがない店というのはいいものだ。こういう店をあと50軒くらい、心のリストに載せておきたいところなのだが、、、

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本日の食い倒れはパット・メセニー

ああ、、、久しぶりに素晴らしい音楽に打ちのめされた。

 高校時代からパット・メセニーのファンなのだ。本日は、ブルーノートでのライブの最終日。クリスチャン・マクブライド(b)とアントニオ・サンチェス(ds)とのトリオだ。親友の高橋パヤと一緒に観る。トリオでのアルバムがそれほど好きでないせいかあまり期待していなかったのだが、とんでもなかった。

 友人に手伝って貰い、午後1時前から入場整理券の列に並ぶ。41番目に入る権利を獲得し、入ってみるとマクブライドの目の前。パットの手元も表情も、そしてサンチェスのドラムの生音も聞こえる、ベストな位置だった。2時間弱の演奏、感動の連続であった。

 これが本日最大の、大ご馳走であった。今年はもうこれで打ち止めにしてもいい。パヤと、そう言いながら、終電の地下鉄駅に向かった。いい一日だった。

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2003年12月21日

浅草寺の羽子板市のマズイ煮込みが楽しい

 「羽子板市をみないで文化を語ってはいけない」という友人に連れられ、浅草寺へ。
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羽子板というものが、専門の市が立つようなものだとは思っていなかったので新鮮。一通り観ると、店ごとに羽子板の盤面のデザイン、歌舞伎役者や舞妓の描き方が微妙に違うのがわかって面白い。
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 でも、僕の関心はそっちよりも、寺の裏手に出ているテキ屋街だ。お好み焼き、焼き鳥、煮込み、カルメラ焼きなどの屋台が並んでいる。ここのモツ煮込みが、なかなかいい具合にマズイと友人が言う。それはかなりソソル。テントの中で寒がりながら、マズイ煮込みで一杯やるというのは、いい構図ではないか。

 一通り観て回る中に、カルメラ焼きの屋台があった。うらぶれた感じの、ハンチング帽をかぶったじいさんが絶妙な手つきで焼いている。砂糖をお玉に入れ、コンロの火でグラグラと煮立てる。それも、結構な強火で、はらはらするくらいの時間、煮立てつづけている。そしてこちらのはらはらが限界にきそうなところでお玉を火からはずし、重曹を少し入れ、かき回す。その間、濡れ布巾にお玉の底をあてたりして温度調節に余念がない。重曹をいれて少しすると、シュワワっと泡のテクスチャが変化してくる。だんだんと色が白っぽくなり、固形を目指しだすのだ。みるみるまに盛り上がり、楕円のボール型に。お見事だ!これは伝統芸能といっていい業だと思う。
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 ということで買う。2つで200円。アツアツのを食べると、砂糖の甘味とホロホロの崩れ感がたまらない。でも、甘いので半分でギブアップだ。
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 さて寒いのでモツ煮込みに向かう。やきそば、煮込み、おでんなどの集合屋台に入る。冷やしラムネを頼み、モツ煮込みと焼きそば。煮込みは500円で、内容物が多い。モツのシロが多量に入ってきた。味噌仕立ての煮込み汁だが、、、 本当にまずい!なにがまずいかといえば、汁に旨味がほとんどないのだ。味噌と醤油といくばくかの酒で、モツを煮たというくらいのものだ。なおかつ、モツはところどころに、まだ煮えきってなさそうなのがある。毎日足しながら煮ているからだろう。
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 しかし、美味しい。まずいとおいしいの線引きは難しいのだが、このモツ煮は、料理としてはマズイのだけど、食事としては美味しいのである。これは重要なことだ。焼きそばも、中太麺にキャベツ、紅しょうがをソースで味付けした代物だが、これも不味くて美味しい。いや、けっこうこの焼きそばは食えた。
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 この屋台には、焼きそばの鉄板や煮込みの鍋前にいる若い衆と、客から注文をとって指図するおっちゃんで構成されている。ここのおっちゃんはあまりうらぶれたところのない、かれているけど活発なエネルギーを発散している。それをぼんやり観ながら、さっきのカルメラの屋台のおっちゃんを思い出した。あのハンチング帽、そしてずっと歓声を上げながらみていた我々に対して、最後まで愛想の一つも飛ばさなかったあのおっちゃんは、やはりテキ屋界の裏街道というか、最後の場末にたどり着いているのだろうか。だとすると、テキ屋界でのキャリア組という連中はどこにいるのかな、、、
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 マズイ煮込みを食べ終わり、ブラブラと流しながら、浅草の1駅むこうの本所吾妻橋「わくい亭」へと向かいながら、まだ同じことを考えつづけていた。

Posted by yamaken at 11:37 | Comments (5) | TrackBack

2003年12月19日

寒ブリと、冬の寿司ネタ3種の神器

寿司匠の冬ネタを接写した。

まずはずせないのが富山の寒ブリだ。今の時期、大間のマグロの大トロより旨いかもしれない。このきめの細かい、ピンクの艶やかな身は、本当に色っぽい。
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そして、秋頃から出てきていたが、牡蠣の昆布〆。写真で出すのは初めてだな。冬に入ってますます味が乗っている。
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あと、釣りアジが相変わらず旨い。釣りアジとは読んで字のごとく、網ではなく竿で釣るアジだ。兵庫県淡路島沖。網で獲ると、アジ同士で身がぶつかり合い崩れてしまう。釣ったアジの食感は、
「いままで食ってたアジってなんだったんだ、、、」
と呆然とするものである。ビロードの絨毯のような滑らかさなのだ。
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そして、夏の間がまんしていた真鯖が、いよいよ本番シーズンを迎えた。〆鯖は、最後のストッパーに最高である。脂ののり、高貴な香りともに素晴らしい。
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ちなみにこの画像だけシャリとネタのバランスが美しくないが、これは僕用のシャリの大きさ「やまけんサイズ」だからだ。いつも僕のはシャリ大なのだ。けど、寿司としてのバランスは悪いので、初心者にはお薦めできないので、、、

 今年末は匠の忘年会に呼ばれている。料理人たちが自分達のためにやる忘年会、、、アンコウとスッポンは今のところ判明したラインナップだ。何があろうと、これだけははずせないのだ、、、

Posted by yamaken at 01:22 | Comments (3) | TrackBack

巨大大根と巨大人参出現。

この写真のスケール感を感じて欲しい。真中にある小さく見える大根が、通常サイズの大根である。
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つまり、この画像には巨大大根と巨大人参が写っているわけなのだ。片手で持ち上げるのがかなり厳しい重さ(おそらく10Kg以上はある)だ。
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 根菜類は、肥料養分があって順調に育てば、かなり底なしにでかくなることはなる。本物の三浦大根は、通常の出荷箱に入りきらないほど大きくなったりする。しかし、これは普通の青首系の大根で、ここまで大きいのはあまりみない。

 これ、千葉の産地から洒落で送られてきたものなんだが、だれも持ち帰る者が居ない。そりゃそうだ電車で持ち帰ると周囲の視線が痛そうだ。ということで、適当に切って持ってかえって、煮大根を仕込んでみることにした。
 皮を剥いて輪切りにしながら、思わず笑ってしまった。

 だって、大きすぎて一つの鍋に一片しか入らないのだ!

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いっておくがミニサイズの鍋ではないぞ。業務用の23センチ・28センチ鍋だ。昆布と醤油三種類(関東の醤油、鹿児島の「ははゆずり」、そして愛知県の3年寝かせたタマリ醤油)だけで煮る。醤油には旨味成分がタップリ含まれているので、大根を煮る時はこれだけでよい。1時間ほど煮て、一晩冷やして煮汁を含ませると、旨そうなベッコウ色に煮上がった。しかし、鍋は大根のみで一杯だ。
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皿に盛ると、いつもテイスティングに使う皿が、大根だけで一杯である。
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 しかし意外や意外。
 食感スカスカかと思いきや、かなり美味しい大根に仕上がっている。
 青首系は、大きくしても味がくずれないものなのだな。勉強になった。ま、とても技術のある生産者のところの大根なんだけどね。

 と、ベトコンの笑いの後には、巨大ネタを提供してみました。

 これから年末にかけて、八百屋やスーパーでは大根・ニンジン・小松菜が最も売れる時期となる。冬は、身体を暖める野菜が旬を迎える。前述の3種はその最たるものだ。ゴボウも含めて根菜と青菜で、コンディションを整えよう。

追伸:
 煮物、あまりに巨大すぎてまだ食べ終わりません、、、2日経過。

Posted by yamaken at 00:25 | Comments (1) | TrackBack

2003年12月17日

銀座裏通りのランチはしごコースはこれだ

 銀座というと、表向きはおとなの店、お値段もチョット高めで、庶民風ではないというイメージが濃い。けど、ほんとはそんなことはない。ちょっと歩いて裏通りに行けば、すぐに庶民的な店が並ぶ。例えば和光から100m東銀座方面に歩いた地下道にシネパトスという地下映画館(というとまさにアングラっぽいな)があるが、その脇に並ぶ店は面白い。大人のおもちゃ屋さんの隣の隣に安い寿司屋があって、きちんと握ってくれたりする。そういう店が面白いのだ。

 さて本日は同僚を連れて仕事のあと、遠回りをして、例のロメスパの名店「ジャポネへ。僕は明太子ジャンボ、彼はジャリコのレギュラーを食べる。この同僚は面白いヤツなのだが、食べながらマジで感動していた。
「男が必要とする焼きスパの全てがここにありますよ!」
そうだろそうだろ。

ちなみにこれが明太子ジャンボだ。
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そして意味ないけどアップ。
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 しかし、ここでは終わらないのである。この銀座インズ3から大通りを渡ったところに、辛来飯(カライライス→カレーライス)の名店「ニューキャッスル」がある。
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この店はいろんな雑誌などで特集されていることが多いから、知っている人も多いだろう。野菜やフルーツたっぷりの優しい甘みと、食べ終わる頃にはしっかりと汗をかくじんわり系の辛さが特徴の、家庭的なんだけどまねできない味のカレーを出す名店だ。
 しかもここは盛りのネーミングが面白い。

蒲田(もっと大盛→大森の先という意味)

大森(大盛)

大井(多い)

という序列になっている。昔は上にもう一つ「川崎」というのがあった。これは蒲田のはるか先、ということで、超大盛の意味だ。しかしこれは、「口害のため、自粛します」という理由で無くなってしまった。 ニューキャッスルの盛りは、実は大森が普通盛りに相当するので、僕には川崎がちょうどよかった。残念だ。

ちなみにこれが外にあるメニュー看板だ。この脱力系のコメントに注目。
「くせにしちゃってごめん」と、「手作りカレー」の「ー」の意味のない長さが、たとえようもなくよいのである。
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 久しぶりにはいって、「大森」と一声かけると、名物のオヤジが

「足りないだろ。蒲田にしときなよ。」

と言う。人の顔を見る人だ、、、でも、俺がこの前に大盛りスパゲッティ食べてきたとは思わないんだろうなぁ、、、ということで、「蒲田」を頼んでしまった。
ちなみにこれが大森と蒲田だ↓

■大森
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■蒲田
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 久しぶりの辛来飯は実に旨かった。ドライカレーのネットリしたルーだけを切り出したような、粘質の舌触り、そこに野菜・バナナなどのざらざらしたテクスチャーが残っていて、いかにも濃い味だ。このカレーを、どこかの掲示板で「ぼそぼそしていて美味しくない」という人がいたが、そうかなぁ。僕は好きなのだ。

 こうして銀座裏通りの密かな名店をはしごしてしまった。かなり腹の中が脂ぎった感じであり、消費せねばと焦るのであった。

Posted by yamaken at 16:19 | Comments (6) | TrackBack

郡上八幡土産の決定版 大国の「葉南蛮(はなんばん)」

 もし岐阜県の郡上八幡にいくことがあるならば、お土産は「葉なんばん」で決まりだ。葉なんばんとは、郡上名産の唐辛子の実と葉を佃煮にしたものだ。当然ビリッと辛いものだが、甘辛という感じで、こいつがあると、ご飯が進みすぎて大変なことになってしまうのだ。
 葉なんばんを売っているところもいくつかあるが、本家といわれているのが、街中にひっそりと店を出している「大國」という店だ。

■大國(おおくに)   (05756)5-2366
http://www.net-club.co.jp/ookuni/

葉なんばん 1瓶 650円
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この店の葉なんばんは、おばあちゃんとおじいちゃん夫婦が手作りしているものだ。しかもそのおばあちゃんが店番しているので、ついつい買ってしまうのだ。辛さも5段階くらいあるが、一番辛い「劇辛」にしても、僕にはちょうどよいくらいだ。これを納豆に混ぜて食べると、実に滋味深く美味しいのである。

この方がおばあちゃんである。可愛らしいおばあなのダ。
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また、葉なんばん以外にも、仕入販売している商品がいくつかある。本日、うるかが売っていることに気づいた。うるかとは、鮎のハラワタの塩辛で、酒呑みにはこたえられない肴だ。そう、郡上といえば清流・長良川。ここで育った鮎のハラワタのウルカといえば、垂涎の的である。2瓶買い求める。
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この辺では季節なのだろう、栃(トチ)の実を剥いたものも売っている。トチもちにするのだろう。
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自然薯も売っている。画像では見えないだろうが、「絶対に、なぶらないでください」と書いてある。これはおそらく「さわらないでください」ということなんだろうなぁ。
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こんなものを観ているだけで、なんだか幸せになるのが、郡上八幡なのだ。つまらない観光コースはどうでもいいので、この大國は絶対にはずさず、葉なんばんを買いに来ることを進める。そうそう、どうしても食べてみたい人は、上記のWebからFAXオーダーも可能だ。しかし、おばあちゃんに会って買わないと味が出ない気がするんだよなぁ、、、

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2003年12月16日

愛媛みかんの旨いヤツ

 今年はみかんが旨いはずの年だった。みかん(温州みかん)は不思議な性質をもっていて、日本中のみかんの樹が揃って、1年ごとに美味しい年と不味い年を交互に繰り返すのだ。これを「隔年結果」と言う。一般の方はご存知ないだろうが、みかん業界では常識である。

 で、今年は本来はあたり年のはずなのだが、夏の低温期のダメージが後を引き、イマイチだと言われている。たしかに店頭で買うみかんは、優等生的で旨くない。僕のところにも、「美味しいみかん、教えてよ」という声が寄せられた。

 ということで、僕の知っている産地数ヶ所のを食べ比べてみた。正直、今年はやはり例年よりは品質が落ちる。ただ、それをさっ引いて考えた上で、僕の好みに合うところのものを紹介しよう。

■愛媛県西宇和農業協同組合 八協共撰
・特選みかん 3kg箱入り

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 「共撰」というのは、共同選果場の略。みかん産地ではこの共撰単位で物事が決まっていくという、農協の最小クラスターと言っていい共同体だ。愛媛県の早生みかん最大の産地である西宇和の管内にも11もの共撰場がある。その内訳は下記の西宇和農協Webでみられる。
http://www.rakuten.co.jp/ja-nishiuwa/
 この中で、市場で高値で取引されるブランドは、「日の丸」や「川上」だ。ミミにしたことのある人も多いだろう。けど、旨い共撰は他にもある。

 僕がしばらく前に、愛媛の産地で販売に関わらせて頂いた年には、それはもう嫌と言うほど様々な産地の様々なみかんをたべた。その中でもベストと思ったのは、「八協共撰」というところのみかんだ。この八協、地元では「八協のみかんが欲しいなんて、珍しいねぇ」と言われる、どちらかというと小さな共撰さんだ。しかし、ここの生産者の中でも優秀な人たちのほ場を下見し、糖度が13度以上確定している農家さんのみのものを選果している。

 愛媛では、地面を覆う被覆シートの導入が進んでいる。これを使うことにより、水分を切ることができるので、味が凝縮される。そして、太陽光が反射してみかんに当たり、旨くなるという算段だ。八協でも導入が進んでいるはず。
 八協の関係者には僕の名前が割れているかも知れないと思って、会社の名前とかはださずに連絡していたのだが、ばれてしまった。そう、僕は以前にも楽天のフルーツ食べ比べの企画で、西宇和を採り上げたことがあるのだ。その御礼を言われてしまった、、、

 届いた八協みかんは、小玉のSS~Mサイズだ。これはポイントなのだが、小玉のみかんの方が断然味が乗って旨い。スーパーでは何故か無難な大きさのMM~Lが売られることが多いのだが、SやSSサイズのものがあったら、そちらの方が旨いと思った方がよい。

 果たして八協みかんは甘かった!甘いだけではなく、深いコクがある。同時に凝縮された酸がたち、甘みがいっそう際だつ。ただ、昨年にくらべるとややビビッド感が弱い。それは気候の性で仕方がないのだが、、、今年のみかん戦線の中では、贈答に使える美味しいみかんだと思う。

 ちなみに、このみかんはWebショップなどでは買えない。

西宇和農業協同組合 特産センター
(TEL) 0120-478186

に電話をし、「八協の青箱3Kgのみかんが欲しい」と言ってみて欲しい。
ちなみに3Kg で2500円程度だと思う(思う、というのは、僕にはちょっと安く売ってくれたと思うから)。 市価から比べるとかなり高めだ。でも、僕なら水っぽいみかんを10玉食べるより、こちらの1玉を選ぶ。いうまでもないが、ここで宣伝したところで、僕には一銭もはいってこないよ!

という、ジャスト・アン・インフォメーションでした。

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2003年12月15日

遂に明かされた!郡上八幡「ベトコンラーメン」の謎!

 夜も眠れないほどに気になっていたのだ。

betokon-s.jpg 岐阜県の郡上八幡といえば、自然に囲まれた風光明媚な観光地だ。といっても、繁華街はつつましいもので、自然環境もきっちり残っており、美しい街だ。そのメインストリートから校則のインターチェンジに行く途中の街道に、あまり美しくない看板で「ベトコンラーメン」という店がある。ここに出張に来るたびに、車窓からその看板を眺め、気になっていたのだ。足を運ばなかった訳ではない。いつも「食べてみよっか」と寄ってみるのだ。しかし、、、なぜか僕ら一行が足を運ぶと、必ず店が閉まっているのだ。定休日の時もあれば、5時まで休みになっていたりと、地団駄を踏むこと多数であった。

 いったい、「ベトコンラーメン」とはいかなる物体なのだろう? 謎は深まるばかりだった。

IMG_0018-s.jpg そして遂に、その謎を解き明かす時が来たのだ!本日は定休日でもなく、すんなりと入ることが出来たのだ。ベトコンというくらいだから、攻撃的な、中途半端エスニック風な店内を予想していたのだが、以外にこざっぱりした、普通の店だ。

「いらっしゃーい」

夫婦らしいおじさんおばさん、そしてホールのおばちゃんが3人で切り盛りしている。店主らしいおじさんはバンダナを締めて黙々と鍋を振っている。カウンターに座ると、目の前にスナップ写真が。

 なんと、ベトコンラーメンの店主夫妻と、えーとなんていったっけ、俳優の記念写真だ!
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 よく壁をみると、芸能人らしい人たちのサインや写真がけっこう貼られている。そういう店だったのか、、、ますます謎は深まるばかりである。
 メニューはこんな感じだ。新調したデジカメのおかげで、テキスト打ちしなくても良くなったのは快適至極だ。
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 初めて頼むのをどれにするか、、、こういうときは一番オーソドックスなメニューにするのが基本だが、このメニューの場合、「郡上ラーメン」がいいのか、それとも看板である「ベトコンラーメン」がいいのか、ようわからん。それに、「新・郡上ラーメン」なんていう、まったく想像できない不親切なメニュー体系になっている。なんだこりゃぁ? 悩んだ挙げ句、「ベトコンラーメン」と、奥美濃古地鶏の唐揚げを頼んだ。

 オヤジが振る鍋をのぞき込むと、肉・ニラ・もやしなどがスープと共に囂々と沸いている。愛知県によくある、台湾ラーメン系の作り方だ。スープを具材と共に中華鍋で煮立てて麺に合わせるスタイルだ。程なくあがったベトコンラーメンはこんな感じだ。

betokon4.jpg なんか、街の片隅にある寂れた中華料理店で出てくる「スタミナラーメン」という風情のラーメンだ。一同、予想と違ったので考え込みながら黙々と食べる。味は見た目ほど濃すぎず、少し塩が強いという範囲だ。もやしとニラはベトナム料理にも使われている食材だし、麺をすすっていると、ニンニクの素揚げが5片くらい出てくる。そうか、ベトナム戦争を戦いきったベトコンのパワーをニンニクで表現しているのか、と独り合点する。

 唐揚げも食って、満腹だ。後ろの壁に貼っている紙をみると、本日食べなかった郡上ラーメンのスープには、「長良川の鮎、飛騨ケントン(豚)、奥美濃古地鶏」が使われているという。そうか、お国の素材で作ったから、郡上ラーメンなのね。それと、ベトコンか、、、
 そう納得して、勘定をして外に出た。まあ、まずまずの味だったかな、、、と思って振り返ると、同行のI氏が、僕らより遅れて店から出てきた。満面の笑みを浮かべながら、

「君たち人生経験が浅いねぇ~ わからないことは訊かなくちゃ!」

と言う。そう、なんと彼は、「ベトコンラーメン」の由来を、おばちゃんに聞いてきたというのだ。そして、本日最高の衝撃が僕らを襲うのだった。

「あのね、ベトコンってのはね、『ベスト・コンディション』の略なんだってさ!」

えええええええええええ~~~~~~~~~~!

それなら「ベスコン」とかにしろよ!紛らわしい!!!
しかし、一つの謎が解け、歯ぐきの裏に刺さっていた魚の骨がスカッととれたような、そんな爽快な気分を味わったのであった、、、

Posted by yamaken at 22:57 | Comments (8) | TrackBack

熟成カボスのまろやかさを知ってますか

 実を言うと、僕も知らなかったのだ。

 カボスといえば、鮮やかな緑色で、ちょっと強めの酸味と香りがパッと立つ果実を想像されるだろう。しかし、実はあれはまだ未成熟果。強い酸を前面にだすためにはあの堅さ・熟度で出荷し流通されるが、樹においておけば、熟成が進んで真っ黄色になるのだ

kabosu1-s.jpg ここまで熟成が進むと、果汁はとてもまろやかで、尖った酸味は感じられない。円く、ふくよかで腰の入った香りがする。これがカボスか、と目から鱗が落ちた思いだ。

 このカボスは大分県臼杵(うすき)市の産。ひょんなことから知己を得た後藤さんが送ってくれたものだ。彼女は地元では有名な製薬会社の経営をしている。色んな関係から、このカボスのような、本当に身体によい食材をビジネスに載せていくことが、日本社会に必要なのではないかと真剣に考えているのだ。まろやかな酸味は、全ての料理を引き立てる。塩分や糖を制限されている人の食卓でも、カボスの絞り汁は使うことが出来る。もちろん酸味は立派に塩の代替委になるのだ。

 こういうスタンス、僕は大賛成である。アメリカのファイブ・ア・デイ運動(一日5品のやさいを食べようという健康運動で、それなりに成功を収めている)に例を引くまでもないが、国家が国民の健康を向上しなければ、国が破綻するという危機がいずれ訪れるはずだ。事実、アメリカの成人病患者がこのまま増え続ければ、早晩国家予算を保健医療費で食いつぶしてしまうと言われている。
 健康とは、人間生活の基本であり、それはまず食から生まれるものなのだ。それをヨーク考えてからFTA等を論じるべきである。開放は良い。その後、内部をどのようにすべきか、というビジョンを伴っているならば。ま、そう言う話はいいか。

kabosu2-s.jpg ということで熟成カボス、最高なんである。後藤ちゃんを三顧の礼で迎えるため、寿司 匠に連れて行く。無論、カボスを持って。通常匠では白身や貝に天然塩とスダチを使うのだが、これにカボスを使って貰う。という算段だ。

 結果はいうまでもないだろう。淡泊な平(たいら)貝の握りに一塗りしたカボスのかぐわしさは、貝の切り身を一枚も二枚も高級にしてしまった。文句なしの旨さだ。スダチや若いカボスだと、刺激が強すぎてこうはいかない。単なるアクセントになってしまうのだ。熟成カボスは、りっぱな調味料である。それも、他には望めない麗しい香りのたつ、万能調味料だ。

 匠には大きいのを10玉置いてきたので、今週中に行って「カボスで!」と所望すれば、出してくれるはずだ。その際には、遠い大分県臼杵市を思い浮かべて頂きたい。

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blogのための武器補給!デジカメ変えました

 デジカメを新調した。これまではCASIOのカードサイズデジカメ初代Exilimを使っていた。昨年初夏の発売日翌日にゲットして、これまで愛用してきた。しかし、パンフォーカス機のため、90cm以上の接写ができない。これは、僕のような食材撮影者には致命的だ。しかし、カードサイズという小ささは何者にも変えがたく、かつほぼ電源スイッチを押した瞬間に使えるようになる高速起動に慣れてしまったので、同等の性能を求めてしまうのだ。
 いろんな機種を触って、今回購入に踏み切ったのが、CANONのIXY-Lだ。中田とミラ・ジャボヴィッチ(だっけ?)がCMに出ているあれだ。

 このデジカメ、Exilimより少し大きいのだが、画質の点では大幅に優れている。なんと言っても購入の一番の動機となったのは、3cmまで寄れるスーパーマクロ撮影機能だ。この穴子の写真を見て欲しい! 穴子のコゲまでくっきり撮れているでしょ?
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色の再現性もよい。実際より彩度が若干上がって華やかになるが、青果物にはそれくらいがちょうどいい。巻きものを写すと、イカの照りやトロタクのコントラストもきちんと表現されている。
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これで、本当に旨そうな写真が撮れるはずだ、、、100人力だ。今後さらに、食い倒れ道を突き進んでいきたいと思う。

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本日は岐阜。

郡上八幡方面に出張なので、更新は夜以降ということで、、、

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2003年12月12日

「ジャポネ」 ナポ横綱 久しぶりに食った

 記事を書いたちょうどこの日(金曜日)が銀座に用事がある日だったので、またジャポネに行く。すでに2時を回っているのに、カウンターはほぼ埋まっている。なんでだ?

「ナポ、横綱!」
「はいぃ~」
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こういうスタンドの、出入りの激しい店なのに、言葉遣いは丁寧なのである。観ていると、いかにも銀座って感じのOLのお姉ちゃんも来て、持ち帰りナポんかを頼んでいる。もうがっちりとこの地に根を下ろして存在が確立された店なのである。

 ちなみに今日は、僕の後に来た人が

「ヘルシースパ大盛、激辛でね!」

とオーダーしていた。ヘルシーなのに激辛なんかい!? いや、激辛ってのがヘルシーと言えるんかい!?
どうやらいろいろと細かいオーダー方法があるのだな。知らんかった、、、

さて何年かぶりのナポ横綱だ。

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 どうだろうか?先日はジャリコ大盛の画像を掲載したが、その縦方向にベクトルが1.5倍伸びた感じである。タップリ入った小松菜の緑色が、興をソソル。

 ちなみにこの調理過程だが、デカイフライパンに具を入れて麺を軽く炒めた後、ケチャップをレードル(お玉ね)で3杯(!)放り込んでいた。うーむこれをすべて胃の腑に収めるわけだ。ここのナポは、トマトケチャップ味はそれほどしつこくはない。想像ほど甘ったるくないのがイイ。
ネッチリ感も強く、そこに小松菜がシャキンとアクセントになり、どんどんいける。横綱と頼むと周りの人から一瞬じろりとみられたが、正直言ってこれくらいの分量なら一応なんということはないんである。

 しかし、、、困ったことがある。熱くなるのである。何かを食べるということは、栄養を摂取する以前に、その物理的な「熱」を摂取するということだ。少なくとも300gはある麺を鉄鍋でアツアツに炒め抜いたものをワシワシと食べるのだ。冬なのにドドっと汗が噴き出してくる。
 しかもこういう時に限って隣にOL風綺麗な女の子が2名ならぶ。うーむ。もちろん、汗だくになりながら、涼しい顔で切り抜けた。

 やはりここのナポは旨い。しかし、しつこいようだがチーズのかけすぎには要注意だ。水分が少ないので、ぼそぼそして食べにくくなり、喉に詰まる。

 ああ次に行けるのはいつかなぁ。よく考えてみたら、これまでナポとジャリコしか食べたことがない。次回はあのすさまじい明太子にしてみよう。いや、噂のヘルシースパの激辛も試してみたい。それと、、、

Posted by yamaken at 19:12 | Comments (4) | T