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2005年05月31日

(詳細版)こんな大食い倒れ披露宴をやりました。(その1:準備編)

速報版はこちら
 昨年末に結婚が決まってからすぐに、3月には身内で式を挙げて4月に一緒にくらし始めて、披露宴はもう少し後にということになった。かなり急なスケジュールだと言われるんだけど、出来ちゃった訳ではありません。

 しかし披露宴ちゅうのは、やはり周到な準備が必要ですな。特に、「自分たちでコーディネートしたい」という希望がある場合、どんなに時間があっても足りないです。特に仕事を抱えている人たちには、、、
 そう、僕はこの時、コンサルタントとしてのレギュラーの仕事数本に加え、初の食い倒れ日記書籍化という大きなテーマに取り組んでいたのである。

「そんなに過密スケジュールになってるなら、本の出版を後にすればよかったのに」

いえ、違うのです。このスケジュールは、ただ単に披露宴の引き出物に本を渡したいというためにたてたスケジュールなのです。実はこの強行軍的なスケジュールの真相はそういうことだったのである、、、

さて自分たちらしい、料理は全部持ち込みでということになると、式場はかなり限られてしまう。ホテルなどかなりあたったのだが、どうしてもバンケットの料理込みでないと割高になってしまう。しかも、僕の場合200人規模でやりたいという思いがあったので、なおさら会場は限られてしまうのだ。

「アニキ、コートメダリオンでやりましょうよ!」

と進言してくれたのは純米酒伝道師、工藤ちゃんだ。コートメダリオンというのは、JR飯田橋駅から歩いて3分の好立地にあるイベントホールだ。実は2003年9月に、日本酒ライターとしては日本を代表する存在である藤田千恵子さんが発起人となる醗酵リンク大会というイベントが行われた。その模様はこのエントリでお伝えしたとおりだこの時、寿司処匠の加藤ちゃんと一緒にいったんだよなぁ、、、

「あの会場なら、醗酵リンク大会でお世話になったので、色々とお願いをきいてくれると思いますよ!」

と工藤ちゃんが先導してくれ、コートメダリオンに問い合わせたところ、予算面でも条件面でも非常に有り難い形で貸して頂けることになったのだ!感謝である。自由なスタイルの結婚式を創りたい人には、この会場をお勧めできるゾ!

■飯田橋 コートメダリオン

さて会場探しと併行して、出店していただきたい各店に連絡をした。実はこの出店交渉は全く苦労していない。皆様がその場でご快諾を下さったのである。これは食い倒れ冥利に尽きるというものだ。

特に嬉しかったのは、「営業休んでいくよ」と言ってくれた寿司処匠の加藤ちゃんだ。そう、日曜日が休みという店が多い中、匠は日曜日営業で月曜日休みなのだ。その夜の営業を止めて、披露宴に握りに来てくれる。

「出張寿司なんてこの店始まって以来初めてだし、今後もやらないよ!」

そうか、ありがとう加藤ちゃん!

そしてシチリア料理の無二路は、店を挙げて参戦してくれることに。

「どどーんと羊を焼いていこうか、それともイベリコか?」

ということで最後まで色々悩んだ末、イベリコをチョイス。そして前菜をふんだんにというお願いをしたのであった。

バードコートの野島さんも、一も二も無く

「ああ、やらせて下さい!焼き台を持っていきますから、炭火を焚いていい場所だけ確保して下さいよ」

と言って下さった。

恐る恐るお願いをしたのが、北海道の富良野のカレー名店「唯我独尊」。唯我独尊の宮田オーナーは、なんと現役の富良野市議である。それなのに全国の物産展から出店要請が相次ぎ、全国行脚と市議会の往復をしているような毎日である。おそらくご本人に来て頂くのは無理だろうと思っていたが、

「ご本人が無理なら東京にいるサポーターで何とかします!」

と言って下さったのが、東京在住の唯我独尊サポーター・D黒氏である。そう、彼が富良野に僕を連れて行ってくれたのである。そして、寸前で宮田さんの参戦も決まった。

「大阪から最終の新幹線で駆けつけますよ!」

ハードスケジュールを押して参加して頂いた。もう頭が上がらない。

そんな感じで場所と出店者が決まっていったのである。

(続く)

Posted by yamaken at 08:56 | Comments (3) | TrackBack

2005年05月30日

本当に、平積みって嬉しい。

050528_1948~001.jpg 東日本キヨスクの書店であるブックガーデンのご担当者様から、販売状況をご連絡いただいた。東京の店ではいい成績を収めているところもあるようだ!

ただ、東京以外になると売上げが伸びないということがあるらしい。高崎、藤沢、大宮在住の方で、まだお求めになっていない方はぜひ!特に大宮は、私の実家の近くですから!

ご担当者さんのご厚意で、平積みの状態の撮影写真をいただいた。うーん嬉しい。しかもPOPを出して頂いているではないか!今度観に行かないとな、、、

そうそう紀伊国屋大手町店に見あたらないということですが、、、売り切れだそうです!やった!

あと、紀伊国屋さんとかで検索してもでてこないという方。申し訳ない、4×4マガジン社は直販でISBN番号がないので、検索システムではひっかからないんだそうです!

Posted by yamaken at 16:23 | Comments (12) | TrackBack

(速報版)大披露宴をやりました。もうやりたいこと全部やった!

さる3月19日に親族で結婚式を挙げましたが、昨日29日に、お世話になった方々の前での披露宴を開催しました。まず最初に、ご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。そしてスタッフに御礼を述べたい、本当にありがとうございました!そして、飲食ブースの皆様、集まってくださってありがとうございました!

ものすごい会になったのだ。

最初、僕はとにかく会場だけ借りられて、飲食は全部僕の大好きな飲食店・生産者さんたちの料理でおもてなししたいと思っていた。でもそれってすごく手間がかかる大変なことなのだ。まず、そういう会場である程度人が入る式場が少ない。そして、ケータリング業者でない、一般営業している飲食ブースの手間は半端じゃない。

「アニキ、やりましょうよ!100%バックアップしますよ!」

と言ってくれたのは、純米酒の伝道師としてこのブログでもさんざん紹介している工藤ちゃんだ。彼は純米居酒屋の大店を連日フルハウスにしてきた人で、チェーンの運営にも関わっているので、備品関連ふくめ最高なスタッフなのだ。

僕の呼びたい店をリストアップしてみたら、これまたすごいことになってしまった。こんな人たちが、お店を休んだりしながら出店してくれるのだろうか、、、と思いながらお話しをしたら、皆さんがすぐに快諾をして下さった!そのラインナップをみたら、おそらく皆さんビックリされると思う。これまでの出張食い倒れ日記に出てきた数々の名店、、、

そのお店とは、、、下記なんである。

ど、どうだろう?これだけの名店が一度に飯田橋の会場、コードメダリオンに集まり、料理を出してくださったのだ!

 寿司処 匠は、「じゃあ営業休むよ!」と店を休みにして、750貫を握りに来てくれた!

 無二路は、「もう徹夜だよ~」とみな息絶え絶えになりながら、大量の前菜とイベリコ豚を焼いてきてくれた!なんとイベリコは総量25Kg!

コラムニストの神足裕司さん、週刊アスキーの福岡さん、岩永さんが見とれている。

そして食べている!

 北千住バードコートの野島さんは「僕は和服で出て、若手に焼かせようっと」といって、つくねとねぎまで500本を焼いて下さった!そう、会場の外で炭火を焚き、直に焼いて下さったのだ!

阿佐ヶ谷の絶品トルコ料理イズミルは、前菜と、最高に旨いパン、エキメッキを出してくれた!

 北海道のカレーの名店・唯我独尊は、宮田マスターが直々に、現在物産展に出展中の大阪から前夜に駆けつけてくれ、徹夜でカレーを仕込んで下さった。

先般、静岡オフ会の直前に急逝した駿河若シャモ振興会の鈴木恵美子さんの遺志をつぐみなさんが、若シャモを持ってきてくれた!そしてそれを工藤ちゃんと一緒に店を出すことになる五十嵐君、佐久間さんがすばらしいけんちん汁にしてくれた!

長島農園の勝美君が、大量の野菜でサラダを作ってくれた!自慢のルッコラセルバチコも素晴らしかった!

米は全て秋田の伊藤裕樹君の「ひろっきい米」ミルキークイーンとひとめぼれだ!計60Kg 炊いてくれた!

そしてその米で、どでかい壺に一杯はいったまあどんな会のなんばん粕漬けを食べた!そして、漬け物の「べにふじ」さんから白瓜の糠漬けなどが出た!

茨城県の生産者団体、アグリクリエイトさんからは最高に旨いアンデスメロンが50玉!

そして宮崎の弟分、沼口君の協賛で、超高級宮崎マンゴーが15Kg!

フレンチ・カストールのガトーショコラが15台、京都の松下さんが焼いて下さったフルーツケーキもたっぷり!

飲み物も大変なことになった!

なんと言ってもオーパ門前仲町店の水澤君とスタッフみんなが、休みを返上してシェークしに来てくれた!

鏡割りは土井酒造場の「開運」。東京海上研究所の理事長、石井威望先生が乾杯の音頭を鏡割りをして下さった!

広島の竹鶴酒造の敏夫専務、石川杜氏、島根の桑原酒造の大畑専務が純米酒をお燗しにきてくれた! なんと特製のやまけん&華子ラベルをつけてくれたのだ!もちろんこのイラストはGC_ファクトリーの金子が書いてくれた!

天王洲アイルのTYハーバーブルワリーからは、シンペイ君が協賛ですごい分量の生ビールを入れてくれた!シンペイどうもありがとう!

宮崎の最高な芋焼酎「かんろ」を醸す京屋酒造の渡邊社長もかけつけてくださった!「かんろ」はものすごい好評だった!

北海道夕張の岩崎農場は、絶品のトマトジュースを送ってくれた!これがオーパ水澤君の手によりブラディマリーなどになっていたのだ!

サンライズみかんの会の津田君は、手絞りみかんジュースを大量に送ってくれた!すぐに無くなってしまった、、、

そして静岡の製茶メーカ、葉桐きってのお茶煎れ上手、高橋ちゃんが「出汁じゃないの、これ?」というコッテリとした伸び煎茶を入れまくってくれた。来場者はびっくりしたはずだ!

この他、東京の西澤酒店さんやみなさまのご協力を頂きました。

ライブドアの堀江君は最初から最後(撤収が始まる直前)までずーっと付き合ってくれた。会場ではいろんな人から写真をせがまれていたようだ。ありがとうねー

カメラマンさんからの写真が明日以降、DVDで頂けると思うので、各お店、イベント含めアップします!本日は速報版です。これは歴史にとどめておきたいイベントだったので、私事ではありますが、しばらくお付き合いください!

Posted by yamaken at 14:06 | Comments (15) | TrackBack

結婚披露宴のエントリもうすぐ

ひええ
ライブドア 堀江君の日記に書かれているからスゴイ勢いで見に来てる人がいる、、、
すみません、いま速報版を書きます。

それまでゴメン、つい先日発売になった本を宣伝させてください(笑)。

やまけんの全国出張食い倒れガイド
4938515598山本 謙治 フォーバイフォーマガジン社

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Posted by yamaken at 12:37 | Comments (2) | TrackBack

2005年05月27日

東京駅方面に足を向けて眠れません。

11:23 JR東日本構内にある書店情報追加
ちょっと明後日、大イベントが控えていますので、食い系のエントリは月曜日以降まで書けなさそう。

一昨日~昨日は名古屋にて週アスの取材で食いまくりました。名古屋は三洋堂さんという書店があるらしいのですが、そこで食い倒れ本をPOP付きで平積みして頂いているようです。ありがとうございます。お近くに三洋堂さんがある読者さん、積まれてたら教えて下さいませ。

そして新幹線で帰り着き、八重洲南口から八重洲ブックセンターへ。地下一階の新館雑誌のグルメ系のコーナーに、平積みされていた!

そしてなんと僕の本を立ち読みしている人が!

おもわず肩をそっと叩いて「ぜひお買い求め下さい」と声をかけてしまいました。若い男性でしたが、「えっ あっ ご本人ですか! ブログ読んでお寿司屋さんいかせて頂きました、、、本人に会えるとは、、、」とビックリされてました、申し訳ありませんでしたびっくりさせて。

そして家に帰る途中、JR東京駅構内にある本屋さん、ブックガーデンに平積みされているという情報あり。


確認をとりました。

                     (BG=ブックガーデンの略)
東京駅:BGディラ東京店、BG東京北口店、BG東京南口店
上野駅:BGディラ上野店
品川駅:BGディラ品川店
赤羽駅:BG赤羽店
大宮駅:BG大宮北口店
藤沢駅:BGリエール藤沢店
高崎駅:BG高崎店

なんとこの東日本キヨスクのご担当者様は読者さんでした!
ありがとうございます!サイン書きに行っちゃおうかな。

しばらく東京駅方面には足を向けて寝ないことにします。他にも平積みしてる情報あったらぜひお知らせ下さいね。

Posted by yamaken at 10:41 | Comments (21) | TrackBack

2005年05月26日

とうとう店頭発売開始の日だ。

実物をいそぎ送付した掲載各店舗さんから、喜びの声を多数いただきました。大阪・インデアンカレーさんからは「今まで無かった視点です」と。山形・まあどんな会からは「もう綺麗にとっていただいて最高よ!」と。匠の加藤ちゃんからは「いいできじゃん~」と。その他いろんなお声をいただきました。よかった、、、

でも、また一つ誤植というかミスが発覚してしまいました、、、
100P目に載っている、愛媛県松山市の踊るうどん永木

松山在住の友人が「もうさぬきまで出かけていく必要ないわい」と絶賛する新境地を開いたうどん屋さんなのですが、

ご主人のお名前と、お店の電話番号を間違えて記載してしまいました。

永木さんのお名前は「永木順一」さんです。
そして
正しい電話番号は089-953-5162です。

どちらも絶対に間違えてはならない重要なものです。深くお詫び申し上げます。
と同時に、読者さんでお求めいただいた方は、大変お手数ですが、ご訂正のほどお願い申し上げます。

親友の金子重人氏のイラストのクレジット抜けとあわせ、やってはならないことが連続的に出てきています。それ以外の部分に間違いがないことを祈りながら寝ることとします。

うーん うーん 唸るしかない

Posted by yamaken at 02:43 | Comments (17) | TrackBack

2005年05月25日

激烈 クラテッロにノックアウトされた!

 結婚の前後、いろんなところからいただきものをしました。皆さんどうもありがとうございました。その中でも「最大」のブツをいただいたのが、無二路である。

「お祝いに、ちょっとデカイものを送りたいんですよ、、、」

と意味深に笑う大塚オーナー。うーむ重いってなんだろうなぁ、、、

と、届いてみて仰天した。 なんと生ハムの塊一本である! それもただの生ハムではない。ハモンイベリコなどの高級ハムと並び王者と称されるクラテッロである!

クラテッロは、豚の尻の肉(腿肉ではない)を塩や白ワインなどで漬け、豚の膀胱に包んで吊して熟成するという特殊な製法の生ハム(正確にはサラミ)だ。ポー川の近くで作られていて、作るのに手間がかかるし熟成の成功率も高くなく、高価で希少なものだ。

「お店でも使ったことはないんですけどねぇ、買えるみたいなんで送りました!」

ひええええ コレはビックリである。

僕としたことが執筆や仕事に追われていて、そのデカイ全景を撮るのを忘れてしまった!悔やまれる。4キロの肉塊はこんなにも質量があるのかという感じである。

さすがにこれを夫婦だけで食べるわけにはいかない。ということで、今週末の披露宴でお手伝いをしていただく方々をお招きしてパーティを開いたのであった。

クラテッロは膀胱に包まれているので、紐を切って膀胱を外した。お世辞にも膀胱部分はいい香りとは言えない。全部皮を剥くと手がネチネチになった。うーんマジで旨いのかなぁと心配になる。

表面近い部分はかなり水分が抜けて堅い状態。包丁で少し削いでみるが、サラミの堅いヤツという感じであまり美味しくない、、、 うーん これはどうしたものかと焦りながら少し熱めに包丁で削っていくと、中からピンクの肉断層が覗くようになった!


ここを削いで食べてみたら、、、

ぬおおおおおおおおおおおおおおおお
旨い!

凄まじく旨い!


こんなにネットリと肉の香りがする生ハムはなかなか出会えるもんではないだろう!びっくりした! 本当に素晴らしい熟成香である。感動してしまった、、、

生ハム(正確にはサラミ)って本当に不思議だ。究極的には塩漬けにした肉を吊すだけ。ただ、気候風土が全く違うので日本の高温多湿な環境では作りにくい。イタリアならではの文化だ。その深さにはびびってしまう。

半分近くまで切った断面がこれである。持っているのは、クラテッロ切り係になってもらった本城しんのすけ校長先生である。クラテッロ、切るのがすごく難しいのである。スライサーがないと本当の旨さは味わえないだろうなぁ、、、

色の濃い、水分脱水されたところは少し硬めで風味も乏しいが、とにかく中心部のネットリした部分の香りと味は言い表せない。最高である。この日以降、そのまま食べ、パスタに載せ、ホットサンドにし、来客に振る舞い、、、としているが、1ヶ月経つ今でもまだ食べきっていない。

僕も最高の友人にはこれを送ろうかな、と思った。
無二路の大塚オーナー&マダム、本当にどうもありがとうございました!ご馳走様でした!

Posted by yamaken at 09:50 | Comments (4) | TrackBack

ジャポネ 喜んでいただいた!

0545.jpg 昨日、4×4マガジン社の編集者・鈴木さんが、僕の自宅に本を配達しに来てくれた。その帰りに「銀座のジャポネに、挨拶と本を渡しに行きましょう!」ということになった。そう、今回の本には、銀座のロメスパ名店・ジャポネが載っています!

けど、昼のピークタイムはスゴイ行列になってしまう。すこしでも外そうと1時半に出かけた。
でも、、、ピークではないけど、満員で10人以上行列してる、、、

そう、ジャポネは4時くらいまではこんな感じなのだ。仕方がない。店長の小栗さんも鍋を振り続けている。お店の通称マダムが僕のほうをみて「あら」と笑ってくださる。取材時にはマダムはいらっしゃらなかったのだけど(残念!)

端のほうの席につく。とてもじゃないが忙しそうなので、会計の時にでも本を渡して立ち去ろうということに。

「ナポ横綱!」

鍋の切り替えタイミングだったか、ちょっと待ってから出てきたのであった。

「大変おまちどうさまでした、、、」

渡された時に、ちょうどジャポネのページを開いた状態で、本を「これ、店長に!」と渡す。

「あら?まぁ、、、ちょっとこれ、、、」

と女性店員さんがマダムに渡す。マダムも、

「あら!まぁ、私コレ知らなかったわ!」

と店長に見せると、それまで無言でスパを炒めていた店長が

「何いってんだ ヤマケンさんだぞ」

と仰るではないか!なんと 視線が合ってないのに僕の存在を感知していたのか!おそるべしマスター、、、

D63F0169.jpg

カウンター内ではマダムが無茶苦茶喜んでくれている。

「あら、まあ、これすごく綺麗に写ってる! ほら、あの『○ンチュウ』の記事より綺麗よ! お客さんにこれ、宣伝しますね!」

うわーお それは光栄である! まあね、だってジャポネに愛情あるもん。店長もニヤニヤしながら

「あとでゆっくり読ませていただきます!」

と。

ナポ横を平らげる前にポテトサラダがサービスで出てくる(笑)

心も腹も満たされ会計をして、挨拶をしながら出る。鈴木さんと顔を見合わせて、

「気持ちいいッスねぇ~」

いやとっても気持ちがよい。
僕の本には、批判は一切出てこない。美味しいと思い、面白いといえるものしか書いていないから当たり前のことなんだけど、だから掲載したお店の人には喜んでもらえると思う。こうして、掲載店を訪ねてまた歩くというのもいいなぁ。

さてナポ横綱を食べたけど、僕の銀座裏コースはここからもう一件。横断歩道を渡ってすぐのカレー名店「ニューキャッスル」にてカレーの「蒲田」。鈴木さんもちゃんと全部たいらげた。

腹一杯、心も充足した午後であった。本には、小栗店長がデカ中華鍋を振るベストショットが載っています。

Posted by yamaken at 09:07 | Comments (4) | TrackBack

2005年05月24日

新プロジェクトを始めた!

仕事の話だけど。

面白いプロジェクトを始めます。名前はagrisensor(アグリセンサー)。

WS000025.jpg僕や堀江君のWebで掲載されている気象情報フラッシュは、ウェザーバケットという24時間自家発電しながら無線で気象情報を飛ばしてくれるロボットのデータを表示している。バケットのように、センサーとデータロガーのついた観測ロボットを使って、その情報をリアルタイムに収集するという仕組みだ。

このように、様々な情報を記録するセンサーを個別に設置するだけではなく、その情報をリアルタイムにネットにアップロードできるとなると、センサーのネットワークを活用した色んなことが可能だ。例えば、農業の世界では、1メートル標高が違うだけで微気象が大きく変わる。だから自分の畑に霜が降りるかどうかということを知りたい時には、究極的にはアメダスのデータを観ていてもあまり意味がないことがあるのである。んで、自分の畑の数カ所に気温や湿度センサーがついていれば、リアルタイムデータが採れるので、精度の高い予測と対応(防霜対策)が可能になる、、、なんてのがわかりやすい例だ。

でもこのセンサーが高かったのだ。信頼できる精度がある気象センサーロボットなんて数百万レベルだったのである。それを価格破壊したのがウェザーバケットという製品だ。

で、ウェザーバケットは気象ロボットだが、センサー技術はいろいろある。pHを計るセンサや土壌水分量センサなど、色んなマニアックなモノがある。これまでそうしたセンサは業務用の世界に向けて販売されていたのだが、それをもっと個人寄りの展開にしていこうという話が出ているのである。それを仕掛けていこうとしているのが、日本の分析・測定機器メーカの大手である堀場製作所だ。先日、見事に株価が2000円台に乗ってしまった。買いそびれた、、、

その堀場製作所とのコラボで、農業向けセンサー機器のディスカッションをし、ひいては新製品開発に繋げるためのコミュニティblogを作ることになった。それがagrisensorである。農家さん向けですが、関心のある人、ご覧下さい。実はこのセンサーネットワーク、醸造業や加工食品業からも注目されている。そういう異分野もどんどん話に入ってきてくれればと思う。

■agrisensor
http://blog.agrisensor.org/

という、本業のお話しでした。

Posted by yamaken at 18:05 | Comments (2) | TrackBack

野菜を食べるいい季節になった!

 「あんなに暴飲暴食していてなんで体調を保てるの?」とよく言われるのだけど、何度も書くけど家ではけっこう静かなる食事をしています。それと、おそらく一般の人よりも野菜を食べる量が違うというのはあると思う。
 健康のためにサラダを食べました、という人は多いと思うけど、野菜は量をタップリ食べないと意味無いと思っている。通常の人が「一杯」と思っているだろう量と僕が食べる量はおそらく違うと思う。ちなみに僕はトンカツを一枚食べるならばキャベツを一玉の半分は食べる。ブロッコリーなら大一株、ニンジンなら二本茹でてスティックにしたのを食べる。レタスなどの身体を冷やすものはホドホドに食べるが、身体を温める野菜はかなり摂取するのだ。それくら食べないとあまり意味がない。
 ましかし僕の場合は役得で、色んなところから評価用の野菜が送られてくるからそれができるというのは、あるかもしれない。

 実は執筆中も色んなところからいただきました。本当にうまかった!というところが一件あったので、紹介しておきたい。

■土のめぐみ
http://tenant.depart.livedoor.com/t/megumy/

ライブドアなどで展開している「土のめぐみ」というショップの野菜。堀江君の日記にも数回登場しているみたい。まあアレだよ、普通の野菜じゃあ簡単に美味しいとは言わないよ、ボク、、、というつもりで食ってみてビックリした!

本物じゃないか、、、


葉物野菜はリーフレタス、京菜等が入っていた。生でわしわしと食べてみるが、かなり味が濃い。葉色をみれば分かるとおり、肥料濃度が適切なようで、綺麗な色である。よく緑が濃すぎる野菜があるが、窒素過多になっている可能性が高く、健康上お勧めできない。ここの野菜は「有機」または「特別栽培」が中心で、つまり有機肥料を中心に使用しているということだ。それだけではなくかなり適切な肥培管理をしているようである。

肝心の味も佳い。本来的な苦みやアクがきっちりと出ていて、栽培技術の高さを感じる。減農薬や無農薬で栽培をするというのは、それができると言うことも尊いが、プロ農家であるならば「美味しい」というところまで高めてなんぼのものというところもある。この土のめぐみの契約農家さんはかなりのレベルですね。

ホウレンソウも窒素含有量がきちんと計られている感じ。安心して食べることが出来る味でした。

それと、ビックリしたのがタケノコだ。

もうこの商品は販売が終了しているので意味がないけど(申し訳ないですね土田さん)、白子タケノコということで販売していた京都の山科のものだそうだ。こいつがまさに絶品だった。

白子という通り肉も白っぽいのだが、えぐみがほとんど無く、すごく綺麗な味がする。まさに白子という感じの香りだった。

これは来年、自分のお金で買ってもいいと思う位の内容だった。

興味を持ったので、「土のめぐみ」 の店長である土田さんにメールしていろいろ訊いた。彼は大阪在住でショップの運営管理をしている。熊本に兄貴のように慕っている有機農家さんがいて、そのつながりで約7年前から有機栽培のネットワークを地道に進めてきたらしい。

実はこのように、知人農家さん数人から集荷して、宅配サービスをするという形態から農産物流通業に入る事例は多い。多いんだけど、その農家さんの質で決まるので、淘汰も早い。特に、天候不良などのパニック時の対応がどうできるかは、農家さんとのネットワーク次第だ。そう言う意味では、この土田さんは非常にうまくやっておられると思う。メールで数回やりとりした限りでは取り組みも真摯である。また折を見て応援したいと思う業者さんであった。でもあれだな、堀江君が応援しているみたいだから、俺のほうはホドホドでいいと思うけど(笑)


んで、日を同じくして、いつものごとく三浦半島の農家である長島勝美君からも、大量の野菜とタケノコが届く。

さすがに僕ら夫婦だけでは食いきれない量なんだが、、、ありがたや。

勝美君の腕のスゴイのは、葉物野菜だ。特に洋モノ野菜は素晴らしい。さすが、嫁さんをドイツから迎えただけある(笑)
写真に映っているのはルッコラセルバチコと、オゼイユという葉野菜だ。
ルッコラはこの野生種・セルバチコ(勝美君はサルバティカと言う。ドイツ語かな?)が旨い。栽培種とは全く違う濃い香りに辛み。最高だね。個性の強い肉、例えば鴨との相性なんか最高だ。

このオゼイユ、初めて食べる人はみな仰天する。ナンの変哲もないサラダ菜に見えるのだが、噛むと柑橘っぽい酸っぱい香りと味がブワッと立ち上るのだ。

「なんだなんだコレは?」

とビックリすること請け合い。サラダにもいいし、加熱して魚に合わせても旨い。

それと、この季節はこれしかない。

オニオンヌーボー、新タマネギの子供である。こいつはもう脂で炒めるだけで最高のご馳走だ。


僕は何を隠そうタマネギが一番好きな野菜なのだ。とりあえずタマネギがあれば何でもできる。オニオンヌーボーは貯蔵してないので、甘みなどはあまり無いけれども、そのフレッシュな食感と瑞々しさを味わう季節モノだ。

で、勝美君からもタケノコが来た!先の「白子タケノコ」と食べ比べすると、長島農園のはワイルド!味のダイナミックさ、香りの強さは長島農園のものが強い。

味わいの部分で、まろやかさ、綺麗さを求めるなら白子タケノコ、野趣を求めるなら長島農園という感じだ。

しかし2種のタケノコでこうなのだから、本当は山ごとに味があるのだ。タケノコを食べるということは山の土を食べると言うことである。んー来年はいろいろ食べてみようと思う。

長島農園の野菜、もうオゼイユは売ってないかも知れないが、いつも通り下記で購入可能。

■三浦半島まるかじり クック&ダイン
http://www.rakuten.co.jp/cook/107736/107723/

皆さん野菜を食べましょう。どうせ食べるなら美味しい野菜を食べましょう。スーパーの野菜ももちろんいいけど、たまには自主流通している野菜を食べてみて、その違いを味わってみて下さい。バランス、バランス。

Posted by yamaken at 10:57 | Comments (4) | TrackBack

速報・唯我独尊が大阪上陸

大阪在住のバナナさんが、下記をコメントで投稿してくれました。

「明日25日から30日まで大丸梅田店で唯我独尊のカレーが食べられます。 「北海道大グルメ祭」です。 大阪の皆さん是非!

カレー激戦区である大阪で、唯我独尊の味は受け入れられるのか!?
非常に楽しみなところです。
行った方、ぜひご感想を!

Posted by yamaken at 08:20 | Comments (2) | TrackBack

2005年05月23日

お世話になった方々へ 御礼とお詫び 偉大な描き屋・金子よありがとう!

 今さっき、4×4マガジン社で、刷り上がりたての本と対面して参りました。
、、、感動! すんげぇいい紙質で、しかもフルカラー。これで1200円は、どう考えても安いなと思います。4×4社さんに感謝!

で、4×4社の予約フォームでご注文いただいた分の抽選50名様分のサインを書いてきました(笑)
s-IK1O6690.jpg
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 僕のサイン、中学校時代に漫画研究会なる同好会で遊んでいた頃(当時のはやりでしたな)に作ったしょーもないサインです。ガッカリしちゃったらゴメンナサイ!
 せっかくなので、50名様分ではなく120名様分くらい書いておきましたので、半々の確率か?


 さて、これからしばらく、通常エントリと並行して、本に書けなかったこと、取材エピソードなどアップしていきたいと思います。

 で、まずはお詫びからです

s-5.jpg
 今回の本の表紙をみて頂ければお分かりの通り、僕のこのWebで似顔絵イラストを執筆してくれている金子重人氏が、本に出てくるイラストも執筆してくれています。もうこのWebの顔といってもいいイラストですね。僕が何も言わなくても、こういうのがいいなぁと思ったとおりのを描いてくれる、素晴らしい描き屋です。
 何度か紹介しているとおり、金子君は僕の大学同期生ですが、週刊少年ジャンプの「デジタル漫画大賞」に入選し、その後、同紙のWebにデジタル漫画に連載を執筆(っていうのかな)、そして自分の活動としてはアソブラボにて様々な事象をデジタル漫画化しています。

■GC_Factory
http://go-mundo.hp.infoseek.co.jp/etc/gc_fcty.htm

■アソブ研究所
http://www.asoblab.jp/

 実はこの本の奥付には当然ながら金子君の名前も記すはずだったのですが、手違いで載せることが出来ませんでした! やまけん、編集部ともに深くお詫び申し上げます。増刷がかかったら刷り直しで入れます!それまではどうか皆様、イラストを観るたびに「金子さんのイラストだなぁ」と思って下さい!

それともうお一方。

Minervaさんこと鈴木さんは、食い倒れ日記にこれまで出た店の一覧表を作ってご提供下さりました。これでかなり手間が省けて助かったのですが、クレジットに記載することあたわず。この場で御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

あとはそれぞれの記事ページの中のお話しになりますので、これから数回にわけて書きますね。

週末、よく寝たのでようやく動けるようになってきました。さあて始動し直しです。

Posted by yamaken at 15:35 | Comments (6) | TrackBack

2005年05月21日

パスクワリーノが泣いた夜 第三回オフ会は感動の祝宴だった!(後編)

(間が空いてしまいました。前編はこちら

厨房内は本当に戦場と言っていい凄まじい合戦模様!38名分の料理を4人でサーブするので強烈な回転スピードだった。

「38人だから、伸びない麺を使ったり、硬めに仕上げたりする必要があるんだ!でもこういうのはシチリアのホテルでも毎日だったな。この回転スピードをこなす集中力がつくと若い連中もいいんだけどね!」

とキーコが手を動かしながら言う。

「ほら、これがセコンド(メイン)だよ!」

おおおおおおお
出たぁ! 無二路必殺の仔羊の足一本、この日がシーズン最後の乳のみ仔羊である! キーコが指で押して、焼け具合を確かめている。
ベンチタイムをもって中までしっとりと火を通して、切り分ける。この羊ローストについてはキーコの見極めはグレートである!

焼き上がった羊をパスクワリーノがまたもや、皿に盛る!足の骨の部分にローズマリーの茎を刺し、案の定(笑)オブジェ風にしあげる!


※写真提供:Minevaさん
客席に出るともう、恒例の拍手大喝采である。パスクワリーノ真骨頂!幸せそうではないか、、、


少し酸味のある強いソースとの相性もバッチリな、乳のみ仔羊のロースト一皿である。会場、爆裂。これは誰が食べても旨いでしょう。

さて厨房では、恐るべきドルチェが日の目を見ようとしていたのである。

やたらめったらに飾り付けられているこの巨大なお菓子は、、、

そう、シチリア名物「カッサータ」である!しかし通常のカッサータではない、「シラクーサ風」だというのだが、その表面に施されたデコレーションを観よ!

「紙の切り抜きとかそんなんばっかり貼り付けてますよ、、、」

何度も言うが、パスクワリーノはアーティストなのであった。
さてこれが会場内に運ばれると、満腹中枢がかなりめいっぱいになっている参加者に新たな興奮を産み出したのである!


写真を撮ろうとドヨッと動くみんな!

さてカッサータというお菓子、本場シチリアでは、無茶苦茶に甘い、頭が痛くなるくらいの甘さなのだが、この日は丁度よい風味。一緒に焼かれたリモーネ(レモン)のケーキと合わせると非常によい相性だった!

「パスクワリーノのレシピだとこんな感じで、あまり甘すぎないんだよね」

ということであった。
いやぁ どうやら皆さん満腹である。あ、約一名、僕のblogにもよくレスを投稿して下さっているMinervaさんが「まだ食べたいですよぉ」と仰るので、羊の残ってる肉を切り分けてもらって、僕も一緒に食べました。

※写真提供:Minevaさん
ソースつけずに食べたこのローストがやっぱり旨い!何もつけなくても旨いのね、、、

さて会も中締めである。パスクワリーノも実はこの辺でヘロヘロになっていたのだが、、、

壇上に上がった瞬間、このテンションである!最後にまた長演説が始まったのであった!

「とにかく今回のパーティでは私は大変に満足しました、、、
無二路は私にとっては特別な場所です。それは大塚オーナーご家族の暖かさもありますが、第一に、私の一番の弟子であるキーコ、、、いや、もう私を超えたと行ってもいいでしょう、彼が居るからです。本当にどうもありがとう!
また来年も来ます!また会いましょう!」

大拍手のうちに、会は終了。皆、名残惜しそうに、終了後1時間くらいかけながら去っていったのでした。いやしかし本当に疲れた!
けど楽しかった、、、参加してくれた皆さんは本当に楽しんでくれたようだ。何よりパスクワリーノが喜んでいたのが嬉しい。まさか涙を観るとは思っていなかった。

さてこの日、皆さんからいただいたカンパが25000円に達した。どうもありがとうございました。パスクワリーノが欲しがっているのが、こういう楯なんですね。

ここに、日本語で「我々無二路とグッドテーブルズは、シチリアの偉大なシェフ、パスクワリーノを迎え、、、」というようなのを彫って欲しいと。そういうことらしい。わかったよやっときますよ、、、もうすぐ発注して、イタリアに送る予定です。それと共に、パスクワリーノが欲しがったのが、なんと日本の雪駄(せった)。これは、私の嫁が浅草橋の専門店でいいのを買って参りました。


 僕が帰る際、パスクワリーノが僕の両頬にキスをする。

「もう望むものはない」

という感じだった。いいことをしたな、と思う。シチリアも日本も、「カネよりコネ」と、本当にそう思う。パスクワリーノ旋風を味わった人たちには強烈な印象が残っただろう。行ったこともないシチリアという国の雰囲気の一端が味わえたはずだ。

ご参加いただいた皆さんどうもありがとう!
そして、パスクワリーノに付き合って通訳して下さった加納さん、本当にどうもありがとうございました。実はこの加納さん、台湾屋台料理である魯肉飯(るーろーはん)のチェーン店である「ひげちょう」の取締役であることが判明!しかもなぜか築地王のご友人でもあらせられた。ということで近日、ひげちょうの全てを食い尽くす特集をやらかすことに決定しました。こうご期待!

最後に、パスクワリーノが「来年は無理かも知れないが、再来年にはまた来るよ!」と言っていた(誰も頼んでないのに)ことをお伝えします。元気でね、パスクワリーノ!

Posted by yamaken at 19:48 | Comments (10) | TrackBack

2005年05月20日

いやー動けまへん

昨日、校了してから40ページくらいのパワポ資料を作成し、寝たのが4時。朝の9時時には家を出て神奈川県平塚市にある全農のセンターに講演出講。1時間半しゃべって疲れました。

その後、読者さんからのメールで、「amazonの順位、300位台に上がってますよ!」とのこと。ビックリ。

帰りの電車の中で、なぜかiPod Mini を取り出す気力もなく、寝てました、、、夜には今回の本にも登場する宮崎県の弟分、沼口君が上京しているとのことだったので、家に呼んでビール二本。それだけでもう正体無くよっぱらいました。その時点でamazon、116位。まだ発売されてないのになんじゃこりゃ。

2桁までいくのかしらんと思っていましたが、今朝みたら若干後退。このWebの読者さんの予約注文が一巡したのでしょうね。もう満足です。本当にどうもありがとうございました。

通常の食い倒れエントリを本日アップしようかと思いましたが、気力的に無理そうです。ノートPCのThinkPadが、もうHDDの空きがほとんどなくなりつつあって、あと132MBしかありません。デジカメをEOS Kiss N にしたことで、画像の容量がすんごいことになってしまったからですね。作業環境を整理しないと本業にも戻れないので、困った困った。

この、4月に本格的に執筆を開始してからの期間、アップできていない旨い店、旨いものが山ほどあるので、これから順次アップです。日時はずれますが(3月に食べたものが今頃出るとか)、ご容赦。

その前に、もう少し寝ます、、、

Posted by yamaken at 15:54 | Comments (6) | TrackBack

2005年05月19日

校了!

いやぁ 終わりました、、、

最後の2日間が一番きつかったな、、、コメント下さった皆さんどうもありがとうございました!
この怒濤のスケジュールで作ったとは思えない出来になっていると思います。4×4マガジン社、すばらしい!

また、編集部にいく途中にあるフレンチの名店カストールのみなさんには、

「やまけんさん、エクレアもってって!」

など糧食をいただき、誠にありがとうございました!おかげで生き延びております。
いやぁ 心は晴れ晴れ!明日からは通常営業モードにもどるぞ!この間もいろんなものを食べたんだから!

あと、予約販売分がかなりの冊数になりました。もうサイン書き切れまへん。頑張りますけどね、、、 で、もし可能であれば今後ネットで注文される方はぜひamazonへお願い致しますと、編集部の方からもお願いです。

やまけんの全国出張食い倒れガイド
4938515598山本 謙治 フォーバイフォーマガジン社

フォーバイフォーマガジン社 2005-05-26
売り上げランキング : 1,122


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現在、1122位か、、、3桁までいったらすごいなぁ。楽しみです。
今日はこれから講演だ!資料作りまーす。

Posted by yamaken at 08:06 | Comments (12) | TrackBack

2005年05月18日

久しぶりに完徹

みなさん励ましのおことばどうもありがとうございます!
たったいま、編集部への缶詰完徹から戻ってきました。今夜また校正しにいきます。
ようやく全体像が見えました、、、自分でいうのもなんですけど、ゲラを読んでみたら

 すっげえ面白い

自分の本を読んで面白いと思えるなんてアホだなと思いながら、写真というもののパワーに感動しました。私の下手くそなデジカメ写真を、DTP担当のプロコムジャパン社さんが綺麗に作り直して下さっているのですね。特に力の入っている寿司処 匠の記事は、かなりの自信作です。期待して下さいな。

4×4マガジン社への直販予約注文が200冊以上になったそうです。前代未聞とのことでした。サイン本は23日午前に書く予定。50冊では抽選になることが明らかだから、頑張って書けるだけ書きます。
でもあれだな、amazonあたりでも注文してもらえると嬉しいですね。万が一この本が上位ランキングに入ったら眠れない(笑)

さて、明日は農協さんのトップが集まる場で講演です。これから資料を作ります、、、うーん眠りたい、、、

Posted by yamaken at 13:00 | Comments (5) | TrackBack

2005年05月16日

今日がヤマ場

もう2日、家の半径200メートルから出ていない、、、
明日午後までに入稿です、、、
まだまだ道のりは遠い、、、
でもレイアウト原稿みてたら元気が出てくる。すっげえいい感じです。
今、レタス巻き一平の原稿が完了。次に取りかかります、、、

Posted by yamaken at 18:07 | Comments (11) | TrackBack

2005年05月12日

表紙が出来た!販促開始!待ったなしである

※4×4マガジン社に予約注文した人には、抽選で50名様に僕の直筆サイン本を送ることになりました。って、いつサインするんだろう、、、(汗)

うおおおおおおおおおお

表紙が出来てきた!
恥ずかしい顔が一杯出ているのである。いいんだろうかこんな表紙で、、、

■「やまけんの全国出張食い倒れガイド」
http://www.4x4magazine.co.jp/sp/mag_sp_yamaken.html

サイズ:A4変形版
本文:オールカラー144ページ
定価:1,200円(税込)

予約販売もできるようになっています。なんと26日「までに」届くらしい。そうか。
ぜひ活用して上げて下さい。

全ページカラーで1200円と安いのは、ムックのような版形で出すからなのである。その代わり、結構びっくりするほど刷るらしいのだ!うーん 出版社さんが「出してよかった」と思うくらいには売れて欲しいな。

中身は大体こんな感じです。

○足で見つけた感動料理レポート&ガイド…厳選全国出張食い倒れ
☆北海道/豚丼三昧・生ラムジンギスカンの至福・牛トロ寿司、☆東北/知られざるそば王国を行く・蕎麦打ち仙人に弟子入り・肉そば・ホリエモンも愛好するなんばん粕漬けとは?☆関東/江戸前の技を堪能する寿司・本場の空気まで味わうシチリア料理・激盛りスパゲティ・世界トップレベルのカクテル・超コダワリ絶品焼き鳥・短角牛炭火焼き☆中部/激厚ソースカツ丼・ああ感動の金沢おでん☆近畿/取材不可!? 超絶カレーの秘密とは?・安旨カレー食べ歩き☆中国四国/旨い日本酒は澗でイク・マスコミ初公開!謎冷麺・踊るうどん・日本一のどんぶり飯・ロードサイドで味わうじゃこ天☆九州/チキン南蛮・知られざる釜揚げうどん天国・九州鰻丼に唸る・レタス巻きの元祖

○番外編/本当にうまい日本茶・オススメの酒・おいしい野菜の見分け方
○コラム…食い倒ラーの作法、情報の収集の仕方、食文化の違いを楽しくなど

結局ですねぇ、全部リライトですよ!全部!まだ原稿書き終わってませんよ!それに、まだブログに載ってない店とかも書いてるので、ほぼ書き下ろし!
世の中にこんな本ないだろうな。これからも原稿書き続けるよ!文字通り命を削っている気がするけど、、、

ということで はやく終わって通常のブログバージョンに戻るぞぉ!後、すこしだ、、、

Posted by yamaken at 22:33 | Comments (25) | TrackBack

2005年05月09日

オーパの水澤君も登場!

s-IMG_6323.jpg 「やまけんの全国出張食い倒れガイド」に収録する店は、基本的には僕のblogにおける常連店であり、お気に入りの店。ということは、、、あの店もこの店も載ってます!でも、昔の記事をそのまま載せても仕方がないので、ほぼ全てリライトしています。

 オーパ門前仲町店の水澤君には、数回お付き合い頂いて写真も撮らせてもらいました。実はこのオーパ、営業中は照明をかなり落としているので、デジカメでの撮影がすごく厳しいのです。営業時間前に開けてもらって、異例の照明全開モードで撮影。ビシッと決まってるはずです。

 ちなみに水リンは、今年の10月19~24日の日程でフィンランド・ヘルシンキで行われるバーテンダーコンクール世界大会に出場します。もちろん、僕も勝手についていきます!もやは彼と僕とは離れられません。だって、すごい共通点があることがわかったのだもの。

 それは、、、水リンと僕は、コンニャクが食べられない者同士なのだということが、先日判明したのです!うわー なんてこったい。こんな特異な嗜好、絶対にかち合うこと無いはずなのに!もう二人の絆は切れませんナ。

 現在彼は、香港で開催される国際大会に出場するため、現地入りしていると思います。舞台度胸を付けて、頑張って欲しいものです。さてオーパの原稿、どうしようかな、、、

Posted by yamaken at 03:11 | Comments (2) | TrackBack

2005年05月08日

本の中身をチラッと。絶品鰻重を観てくれ!

IMG_2176.jpgご存じだろうか、実は宮崎県は、鰻の大養殖地帯である。当然、宮崎で食べる鰻は非常に美味しい。中でも僕の大好きな鰻を出す店が西都市にある。

「アニキ、俺が一番美味しいと思う鰻屋さんにいってみましょうよ!」

と、JA西都職員のN君が誘ってくれるがままに、西都市中にある本部鰻店にいってみたのである。

どうだこの圧倒的に迫り来る関西流蒸さない皮バリバリ甘辛ダレ鰻重大盛り!旨そうでしょ!

という原稿を今、執筆中なのである、、、

Posted by yamaken at 10:51 | Comments (10) | TrackBack

連日、執筆

IMG_4025.jpg ひたすら毎日、本を書いています。今月の26日出版なのに、まだ先が見えませぬ。
家と、執筆をしているティールームのあるイトーヨーカドーの往復で日々終わっています(笑)
しかしこれを超えれば初めての食い倒れ本の完成だ。
死んでも書くぞ!
でも一番怖いのは、出版後、たまりにたまったこの間のネタを大量放出する作業なんですけどね、、、

さて
来週からちょっとづつ、本の概要をお知らせしますね。とりあえずムック形式で、全ページカラーの結構豪華な体裁です。
http://www.4x4magazine.co.jp/release/index.html
結局、手を入れないでblogの原稿をそのまんま流し込んでいる者は皆無となっちまいました。すっごい大変。

しかもお知らせしているとおり、いくつかどのグルメ本にも載っていない店のことを書いてます。blogにも書いてない、とっておきの店ね、、、お店の人が「うちを載せるんですか?」と驚いていた(笑)

ちゅうことで、休み時間でした。超絶品「鰻重」の執筆に戻りマース。

PS そうそうパスクワリーノオフ会のエントリで気づいた方もいらっしゃるようですが、新しいカメラを買いました。キャノンのEOS Degital Kiss N です。いや、初めて持つ一眼レフなんですけど、感動してしまいましたよ。全然映りが違う、、、けど、3cmまで寄れるスーパーマクロは同じキヤノンのIXYのアドバンテージなので、しばらくは併用かという感じです。

Posted by yamaken at 02:11 | Comments (6) | TrackBack

2005年05月01日

執筆大詰め

更新が滞ってて申し訳ありません。
本の執筆しています。信じられないような話なんですが、もう今月の26日に発売される予定の本なのに、まだ執筆中です(笑)

先日は愛媛県が世界に誇る絶品海鮮ぶっかけご飯の取材に行ってきました。これ、実はまだblogに書いていなかったものです。ふふふ こんな形で日の目を見ようとは。取材嫌いというご主人には顔も出してもらえず仕舞いでしたが、、、

ちらっとblogで書いたことがありますが、これまた愛媛が誇る「踊るうどん」も、店主の永木さんと長時間話しをさせてもらいました。

そして愛媛が全世界に誇る(なんなんじゃ!)じゃこ天も、、、というような感じで強力にblog記事には無いオリジナル内容がてんこ盛りなんですよ!、、、だから執筆が大変で死にそうです。

ちょい更新、待って下さいねー
本を書くことになると、blogを書いている時間が無くなるな、、、

ああそうそう
「やまけんはもうblogはあまり書かないで商業的な記事に注力するのかな」という声が結構聞こえるのですが、全然違いますよ!本とか雑誌は、制約があまりに厳しい(字数、文調、内容等々)ので、そこだけで満たされることはないと思います。だからblogは続けますね。時間の問題だけです。純粋に、、、

ちゅうことで 執筆しまーす

Posted by yamaken at 23:22 | Comments (7) | TrackBack