やまけんの出張食い倒れ日記

宮崎県西都市のマンゴー部会に義援金を。

読者様 しばらくこのエントリをトップに掲載させていただきます。 (やまけんより)
先のエントリにも書いたとおり、過去にこのブログでも採りあげた、宮崎県の極上アップルマンゴーの生産者の皆さんへの義援金を、私的に送りたいと思います。志を同じくする方は、ぜひご一緒しましょう。なお、どのように先方にお渡ししたかというところまできちんとこのブログでお伝えします。

実は宮崎県内の農業関係者の間でも、マンゴーハウスの惨状はあまり伝わっていなかったようで、僕のエントリをみて、あまりのひどさに呆然とされた方が多かったそうです。こうした農村の被害については、マスコミの報道も一部分になってしまうので(仕方のないことですが)その惨状は暫くすると記憶の彼方へと忘却されがちです。

しかし本当の被害はこれからなのですね。

(お話し続きは下記↓をクリックしてくださいね)

今回被害にあったハウスは、マンゴー農家さんが、10aにつき1千万円かけて作った物です。その資金は農協や県の助成などから借りている訳ですが、当然、毎年のマンゴーの売上げから返していかなければならないものです。来年度以降、本当に返していけるアテがあるのかどうか、今の段階では何とも言えない状況なのです。だって、復興するにはまた10aあたり1千万ちかく必要になるのだから、、、

農業の大変なところは、このように設備投資がかかるということです。工業の設備であれば、台風に負けないがっちりとした施設を組めますが、農業施設とくにハウスは、ビニールハウスなど自然のエネルギーを得ることも必要なため、強度はそれほど高くないことが宿命づけられています。また工業製品に比べると、農産物の価格は市況に合わせて乱高下するため、安定した収入を得ることが非常に難しい。しかも最近では「乱高下」はなく、「乱下」しかないのです。100円ショップで野菜が買えると知った消費者は、野菜も100円が標準価格だ、と思ってしまう。従って市場にはこれから一層の下げ圧力がかかるからです。これでは農家は収益を得ることが不可能です。

ということで、実は今回の義援金をお渡ししたとしても、マンゴー部会長さんが来年も生産を行うことができるかどうかはわからない。そのことはお伝えしておきます。でも僕は、彼ら彼女らを応援する都市部の人間が居るということを、志として伝えたいために、義援金を送ります。

僕のブログではたまにこうしたシリアスなネタも混ぜてきましたが、今後も不定期に書いていきたいと思います。いよいよこの国の農業の形が大きく変わらざるを得なくなってきているからです。読みたくない人は飛ばして下されば幸い。


で、義援金についてご賛同いただける方は、こちら↓をお読み下さいネ。

義援金の口座ですが、いろいろ考えたのですが新しい口座を作る時間的余裕がないので、とりあえず私の銀行口座に振り込みをしていただくことにしました。アドバイスを下さった皆様、ありがとうございました!

東京三菱銀行 新橋支店 
普通口座 4448027
口座名義 山本謙治

です。

つきましては、「振り込んだよ」というメールをkuidaore@goodtables.jpまで送って下さい。差し支えなければ、お名前のみを先方にお知らせします。お名前を先方にお伝えしていいかどうかもお伝え下さい。

では、よろしくお願いします!