新渡戸文化学園はこども園(幼稚園)から小中高校、そして短大までが一箇所にギュッと凝縮されたキャンパスになっている総合学園で、昼間は中庭で小学生がワー、キャー、ピーと声を挙げて走り廻り、昼休みには中高生が飲み物の自販機の前でウワギャオと叫ぶ、そんな賑やかな学校だ。面白いのは、その小さなキャンパス内に二つも、自校方式の給食施設があることだ。フードサービスセンター略してFSCと呼ばれる給食施設には、もちろん新渡戸文化短期大学で栄養士免許を取った卒業生も働いている。短大生が小学校の給食メニューを提案するなど、現場がすぐ近くにあるというのはなかなかないことだと思う。そのFSCで定期的に行っているのがスタ...