すみません前のエントリで「いよいよ次は酛摺りだ!」としたけれども、まだもう一段階準備があるのでした。 まだ陽が昇らない朝5時、専務がホテルに迎えに来てくれ、月の井酒造店へ。 シャッターを開け、中に入ります。 酒造で働く人は、事務方や洗浄・瓶詰め担当の人など多いが、やはり造りの時期の蔵人たちは特別だ。彼らはここに数ヶ月間泊まり込み、外界とほとんど接触せずに、ひたすら酒造りに明け暮れる。 仕込み用の蔵で、タンクに巻いた温度調節用の草地がボウッと灯る。 さて、酛を造る半切り桶のところへ行くと、専務がその中身を手を使って攪拌。これを数時間おきにしているので、蔵人も...