やまけんの出張食い倒れ日記

陸前高田・大船渡方面では、日常的に炊き出しをしている料理人さんへの物的・金銭的支援と、食材の支援が必要だ

※11日現在、まだ宅配が復旧していないため、大船渡ポルコロッソへの発送はとりあえずお控えください。

これからとある農地にむけて外出で詳しく書いている余裕がないので、事実のみたんたんと。

陸高の現況ですが、友人の医師であるみづえ様より。一昨日まで現地入りしていた知り合いの医師の方がこう言っているそうです。又聞きで申し訳ないが、伝えることが重要だと思うので引用。

「今避難所での一番の健康リスクは食事。
おにぎりとパンばかり届くので3食それのみで1ヶ月。
感染症や老人の褥瘡も増えている。
タンパクとビタミン不足が顕著。
市や県は国にお弁当の支給をお願いして待っているが何も進展なし。
むしろ、県内の産業復興のためにも、ロジを民間にアウトソースし、
県内の野菜や食材をうまく集めて民間仕出し会社に食事を作らせ、
せめて夕食のみでいいので、バランスのとれた食事を配れないだろうか。
自衛隊とボランティアの炊き出しのみでは限界。
どこかロジの強い機動力のあるNPOなどないでしょうか。」

つまり食生活が戻りつつある地域とは違ってまだ単調な食事が続いており、栄養面での心配がみ
られるということです。私個人の心配としては、おそらくミネラル類、野菜類の不足が問題なのだと思います。
どうしても送られる食品には日持ちや配送のしやすさから、生鮮でないものが多いのでしょう。緑黄色野菜が不足しているのではないかと推察します。

また、もう一つの問題が、物資だけではなく炊き出しを日常的にしている現地の料理人さんへの金銭的支援。先日、Twitterでつぶやいた大船渡のポルコロッソや前沢のロレオール伊藤シェフは、各地から届く物資だけでは足りず持ち出しが多くなっており、人件費も一線も出ないので、じり貧です。こうした人たちに少しでも現金が届くと、炊き出しの持続が可能になるでしょう。

そこで、食い倒れ日記としてはやはり食べ物を何とかしている人への助けになるようなことをしたい。来週現地で自治体とも協議しますが、こうした店への義援金および物資提供を募りたいと思います。

それまでの間の時間も貴重なので、いま送るモノがあるという方は是非下記のブログなどみてこの二店にむけ、何かご協力いただけると助かります。やまけん紹介と言えばつながりますし、対応いただけるのであればこちらからも伝えます。


①大船渡 ポルコロッソ(イタリアン) 山崎シェフ
http://ameblo.jp/porcorosso-blog/
大船渡と陸高の間くらいにある店で津波は免れました。日常的に炊き出ししています。

配送先:
〒022-0003 岩手県大船渡市盛町字下舘下18?1(0192-26-4478)大船渡市民文化会館気付け
山崎純様

※まだ宅配が届く状態ではないようです。局留め・支所止めになってしまうようなので、情報を整理してもう一回掲示しますので、ポルコロッソへの発送はお待ちください。

「野菜、肉、米、味噌、しょうゆ、塩とかの調味料も不足気味です。是非ご支援お願いいたします。」

とのこと。

②前沢 ロレオール 伊藤シェフ
下記ご覧ください。
http://laureole7.com/

とりいそぎアップ。