やまけんの出張食い倒れ日記

最近カメラバッグに必ず入れている、激烈に惚れたレンズ2本。それはTAMRON90mmf2.8マクロとSIGMA20mmf1.4。標準ズームにこの二本あれば他には要りません。その1結局買ってしまいましたTAMRON90mmマクロ新型、なぜならの理由!

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ニコンのフルサイズ機を使う時に、もっとも登場回数が多いのは純正24-70mmf2.8のズームレンズなのだけれど、その次に使用回数が多いレンズといえば、TAMRONの90mmf2.8マクロだ。タムキューと呼ばれ愛されファンが多いこのマクロレンズ、長すぎない適度な中望遠で、ピント位置はシャープだがボケは美しいという、ポートレートにも使えてしまう万能感があることで、時代を超えた人気を誇っている。

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F017N【シフトブレ対応】 TAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F017N【シフトブレ対応】

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そのタムキューの、3世代前のモデルを愛用していて不足を感じておらず、新型にあまり食指が動いていなかった。カメラグランプリ審査員でもある阿部秀之先生に「まあそういわずに試用してごらんよ、画質もよくなってるからさ」と言っていただき、タムロンのご厚意でしばらく貸し出しをしていただいた。その結果、、、

前言撤回!

全体的な画質も明らかに向上している! ということで「スミマセン買います」と言って買ってしまいましたョ!

いったい何がそのポイントなの?ということなんだけど、これはもう全体的にヌケがよく、そして逆光に強くなっているという、おそらくコーティングの向上によって得られたグレードアップ。もうひとつは、なんといっても強力になった手ぶれ補正だ。

まず、以前書いたこのエントリで、新型を借りてすぐに屋外などで旧型との撮影比較をしている。

■新しいTamron90mmf2.8Macroは素晴らしい! ボケや写りのよさは旧版とそれほど変わらないと思うけど、このレンズ最大のウリはそこじゃなかった!レンズキットで購入して「ちょっとカメラに飽きた」という人はマクロレンズをつけてごらん。きっと世界が変わるよ!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2016/04/14004.html

この時は「あれれ、そんなに差が無いじゃん!だったら安くて軽い旧型の方がぜんぜん神レンズだわ」と思っていた。でも、それは実はあまりレンズにとってプレッシャーのかかる状況ではなかったわけですな。

新型を使って始めてわかったのだが、じつはうっすらとフレアが画面に発生するケースが、旧型ではけっこう多かったということがわかってしまった。ていうか気がつかなかった。ここで具体的な画像を出しちゃうと、過去にある連載記事で使用した写真なので、出版社に申し訳ないのでださないけど。

その事実がわかってしまったのですよ、何回か撮っている間に!

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これ、暗いところでAFだけ合わせるために使うマンフロットのLEDなんだけど、最大光量にして、しかも背景を白飛ばしする光も加えてレンズ内に入ってきてるけど、LED球三つの前にある拡散用パネルの模様がひとつひとつ見える。

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だから、安心して瓶もののブツ撮りもしてみた。

何をかくそう、あれれ今まで使っていた旧型と写りが違うぞ?といぶかしく思ったのが、この日の写真。

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そう、イタリアのマニアックな高級食材を輸入する登馬商事にて、ホワイトアスパラとキャビアの夕べをしたときの写真。

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あれれー フレアっぽくならない!透明感を維持しながらきちんとディティールを描いてくれているじゃないか!

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なんなんですかこのキラキラ感!

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しかもですね、やっぱりボケがいいのですよ、ボケが。

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マクロレンズは硬めの写りになるとよくいわれるけど、このレンズはそんなことはないのです。

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この時、なんじゃこの写りは!と驚いたのが、このブルーベリー農園の持ち主である坂さんのポートレートだ。

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これねえ、ノーレフなんですよ。レフ板無し。ブルーベリーの樹と青空の背景とマッチしている。そしてほどよい望遠感。ポートレートレンズと呼ばれるのがわかる!

前ボケも後ボケもどちらもきれい。

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下は会津で食べた馬肉煮込み(旨かった~)。右から差し込む昼の太陽光を銀レフでバツンと光を起こして。ライティングはそれだけ。

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雰囲気ある写り。60mmとか50mmとかの標準域のレンズだとこれがすこしパースがついてしまう。50mmのマクロプラナーを持っているのに使わないのは結局そういうことなんだよね。

そうそう、そんで画質がグレードアップしていることに加えて、二つめの利点がやっぱり強力な手ぶれ補正だ。一つ前のモデルにも手ぶれ補正が搭載されたが、今回はシフトブレにも対応している。シフトブレは撮影する面に対して上下に動いてしまったりするブレのことで、特に寄りまくって撮る際にかなり出てきやすいブレだ。

そんなに寄らないからいらないよ、と思うかもしれないけど、暗い店内などでf5.6などある程度絞りたいという時に、ISO感度を3200にしてもシャッター速度が1/60くらいしか稼げない場合というのがある。そんなとき、35mmフルサイズのカメラだと、センサーがデカいしボディも大きいので、ブレるんですよ、、、マイクロフォーサーズだとブレないんだけど。

なので、この90mm新型を手にすることで、「あっ 手ぶれ補正ってやっぱり有用!」とあたりまえのことを確認してしまった。いままで旧型を使っていて、手ぶれ補正なしでいいやと思っていたけれども、手ぶれ補正がつくことで確実に、撮影可能なシーンが増えた!これは実感している。

ということで、試用期間が終わってから速攻で買ってしまった。買ってからも旧型は持ったままで、たとえば屋外で軽いの持っていきたいときとかに使おうと思っているんだけど、けっきょくはそうしませんね。新型以外を持ち出すことがなくなりました。

いま、満足度100%! 35mm版のカメラを持っているひとには絶対的にお薦めできる素晴らしいレンズであります。前のエントリに書いた「旧型でも十分」というのは撤回!新型の方が明らかにスゴいわ!

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