やまけんの出張食い倒れ日記

宮崎県のうどんはまず豪快! 西都市「満所茶屋」のゴボウ天うどんのド迫力! そして本部うなぎ屋、ピーマン「ちぐさ」と廻る

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西都市は宮崎のマンゴーやピーマン産地として識られる代表的な農村地帯だ。西都との繋がりは、仲良くしている兄弟分の沼口君との歴史でもある。今回も彼の古巣であるJA西都の関係で仕事に呼んでもらった。ピーマン農家の菅原さん、台風被害を被った際に本ブログで義援金を募ったマンゴー部会の島地さん、素晴らしいニラを生産する後藤さん。みな個性の強い、そして義理堅い人たちだ。

と、そのもとへ向かう前に一軒、気になる店に。

「西都と言えば、ゴボウ天うどんが有名な店がありますよね!」

と、宮崎屈指の素晴らしい食品スーパー「フーデリー」の専務である宮田たけとらが言うのである。そうかぁ、ゴボウ天うどんが有名なのか、、、じゃあ寄ろう。

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いいなあ、この脱力感! 「あわてるな アクセルひと押し命とり」の字と、立て看板の字が同じである。好きなんだね、こういうのが。

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店内はほぼすべて男、男、男ばかりだ。しかしまた魅力的なメニューが並ぶ。

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ゴボウ天うどんが550円というのは、ボリュームがあるということならわかるが、そのとなりの「えび天うどん」がわらっちゃう。だって、たった100円の違いで、エビとピーマン、そしてごぼう天が載る。そりゃみんなえび天うどん頼むんじゃない?と思ったら、やっぱり他の人たちの丼はえび天うどんらしいものばかりだった。

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ということで僕はえび天うどん、沼口君はごぼううどん。

どっっっっっかーーーーーん!

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みよ、このごぼうの切り方、太さ、ド迫力!

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太めのごぼうを、きっちり四つ割りにしましたという切り口である。これ、よほどいいごぼうじゃないと筋っぽくて噛みきれませんぜ。

こちらがえび天うどん。

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豪華じゃないですか、、、ピーマン天が当たり前のようにのっているのがさすが西都市。

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いやこれ、実に旨い!ごぼうは歯切れよく、フヤフヤのコシのないうどんとの相性ばっちり!うどんつゆは煮干し系のこゆい味なので、ストロングなごぼう天をボリボリと楽しめる。やっぱりさぬきうどんに飽きたら宮崎うどんだぜ!

いやー旨かった。しかし実はここからが本番。 「やまけんの出張食い倒れガイド全国版」で掲載させてもらった、西都市の老舗の鰻屋、「本部うなぎ屋」にいって鰻重特盛り。

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特盛りはご飯の間にも鰻が入っているスペシャルバージョンだ。

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若い頃は、蒸さずに直焼きする西の鰻が好きでも、年をとると関東風の蒸したやつが好きになるといわれる。けど、おれは先週で39になったけど、まだそうはならないなぁ。40超えたらどうなるか楽しみ。

この後、西都市のピーマン農家である菅原さんを訪ねる。

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5年前に訪ねて以来だが、家族が一人増えていた。喜ばしいことに、娘のあやちゃんが非農家のダンナをつかまえて、就農に至っていたのだ!

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お似合いのカップルだ。おめでとう!菅原家のピーマンはぜひずーっと残して欲しい。なんていったって普通のピーマンじゃない。

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パプリカピーマンのようにふっくら太った形。通常出回るピーマンはシシトウガラシのような形状のものが多く、これをシシ型という。それに対してパプリカのような形状をベル型と呼ぶ。この品種「ちぐさ」はベル形の緑ピーマン。古い品種だが実にフルーティーな味で、しっかりピーマン香もして、おかずにして旨い品種なのだ。某中華の有名調理人が指名するピーマンでもある。ぜひ菅原一族で「ちぐさ」を作り続けてほしいものだと思う。

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ということで ひさびさにいい西都詣ででした、、、みなさんどうもありがとうございました!

■カメラ情報
メーカー名 : OLYMPUS IMAGING CORP.
機種 : E-P1.
露出時間 : 1/40秒.
レンズF値 : F4.0.
ISO感度 : 640.
レンズの焦点距離 : 35.00(mm).
久しぶりに、E-P1と17mmパンケーキレンズに加えて、フォーサーズ用の35mmマクロf3.5を持参。フルサイズのカメラだと60mmのマクロレンズだ。この描写がとても今回好ましかった! AFの合わせをきちんと出来たならという前提だけど、使えるな、マイクロフォーサーズ、、、