やまけんの出張食い倒れ日記

ご当地メシ決定戦なる企画をやっているようなので、登場するご当地応援企画。 その1 栃尾油揚げ

なんか、Yahoo!でご当地メシのランキングをやっているようだ。北海道の北村たかさんが、豚丼が上位に残ってる!と喜んでいるので覗いてみたが、なるほど順当なものばかり残っているね。ということで、このブログでアップしたのや、まだアップしてないの含め紹介する支援企画。

まずは丼・惣菜部門の新潟県代表の栃尾油揚げ。

■栃尾油揚げ(小林総本舗)

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撮影:OLYMPUS E-3 ZD12-60mm F8.0 1/25 FL-50R

 

新潟県のど真ん中に位置する長岡市栃尾地域は織物の産地だが、いまではドカンとでっかい油揚げの方が人気があるかもしれない。14軒の専門店が軒を連ねる栃尾の油揚げは、縦20cm×横6cm×厚さ3cmというスーパーサイズ。栃尾の地元でも味噌汁や煮付けといった一般的な食べ方が主流だったが、小林総本舗の先代社長が、他県では油揚げを焼いて食べる人が多いことに気がついた。ならば焼いたとき最高に美味しくなる油揚げを作ろう! と開発したのが同店の油揚げなのだ。

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身が詰まった大きな豆腐を熟成させて切り分け、菜種油で二度揚げする。専用の大釜で揚げているところを見ると、外側がカリッカリに揚がって、立ち上る匂いだけで飯が食えそうだ。

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お店では揚げたての油揚げを食べることができる。冷えたものを焼き直したのでは決して味わえない感動がそこにある。外側カリッ、スポンジ状に揚がった部分の食感もすべてパリパリ活き活きしている。豆腐の香りが凝縮されたのに油の香ばしさも加わる。ネギと醤油に絡めて頬張れば、口中に幸せが拡がる。油揚げは、一食の主役となる実力者なのだ。

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