大根やぐらの下に芋焼酎スタンドバーができる日が待ち遠しい!やぐらの下で宴会の習慣は、実は僕の一言で始まったという。ぜひこの動きを拡げていきたいね!

2017年1月23日 from 出張,宮崎

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大根やぐらの時期は12月~2月の厳寒期。南国・宮崎といっても、陽が落ちると寒く、氷点下になることもしばしばだ。また近くの鰐塚山(わにつかやま)から吹き下ろす風が絶えずあるため、体感温度はとても低い。

だから大根やぐらの作業は陽が落ちると終了し、農家さんも氷点下になりそうだったり雨が降りそうな場合はブルーシートをかぶせてストーブに火を入れて家に帰る。

でもたまに、ストーブを囲んで焼酎のお湯割りを呑むこともあるのだと、そこここで聞いた。ストーブの、ボウッとオレンジ色の灯りだけが照らす中で呑む焼酎のお湯割りは、さぞかし美味しく、身体を温めることだろう。それを聞いた瞬間、僕の脳裏に「大根やぐらの下で宴会」というフレーズが浮かんだ。

もちろんその時は、すでにそうしたイベントは行われているだろうと思ったのだが、役場の担当者さんや農家さんにきいても「やぐらの下で大々的な宴会をするなんて、やったことがない」とみなおっしゃる。

えーーー うそでしょ!?こんな最高のロケーションで何もしないの?

「やりましょうよ!ぜったいに風情がある。」

そう言って帰京し、一昨年のシーズンに撮影のために宮崎に来たら、「企画しましたよ~」と言われ、大きなやぐらの下で大宴会を開催したのであった。

■史上初!? 宮崎市田野町の大根やぐらの下で大宴会! 干し大根料理を食べながら焼酎を飲む。数万本の大根が干し並ぶこの風景は後世に残すべき文化的景観であり、佳い食の源であると実感した!(写真圧倒的に多数!) 前編
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2016/02/10540.html

いまでも本当にこれが初めてだなんて思えないんだけどね。それ以降、意外にこの「大根やぐらの下で宴会」は徐々にだが、市民権を得つつあるらしい。というのも、僕のこのブログ記事をみて、宮崎・鹿児島で大人気の芋焼酎メーカー「霧島酒造」が地域限定CMにこの光景を撮りたいと、役場の方に依頼をしてきたらしい。

律儀な役場は「やまけんさんが発案者ですので」と出席を促されたけれども、日程が合わなかったので僕抜きで宴会と撮影を敢行。今回、そのCMのデモテープを上映する会をやろうということになったのである!(笑)

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会場となったのは横山さんちのやぐら。そう、ライトアップされるやぐらだ。

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手前味噌で恐縮だけど、この大根やぐらライトアップも僕の発案で行われることとなったそうだ。

「でっかい大根やぐらをライトアップしたら、観に来たり、写真を撮りに来たりする人がたくさん居るはずですよ!」

と軽~く言ったら、役場が本気になって農家さんと交渉し、そして地元田野町出身の社長さんが営むライトアップ設備の専門企業・共立電照さんの協力をとりつけて、このライトアップが実現したのである。こんなふうに闇夜に浮かび上がる大根やぐら!

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このライトアップ、やはり話題を呼んでいるようで、わざわざ大分などから見に来る人も居るそうだ。

「田野に住んでいると、あまりに普通の光景なので、思いつきもしませんでした、、、」

というのだけれども、ホント!?なんで今までやらなかったのか不思議です。

さて、宮崎の大根やぐらの下で酒盛りといえば、出てくるものはこれでしょう。

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そう、宮崎名物・鶏のモモ焼きである! 炎を上げながら焼くのは役場の伊藤君。この冬になってから何度も焼いているし、自宅でも実験的に焼いているそうで、もはや本職はだし!?

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ちなみに焼いている鶏モモ肉は、普通の国産若鶏のものではない。柔らかくて味のないブロイラーをこんな風に焼いたってちっとも美味しくないのだ。

ここで使っているのはおそらく親鳥だろうと思うけど、廃鶏というには肉がちゃんとついているので、どうやっているのかはちょっとわからない。ともあれ、モモ焼きに適したものを注文しておくと、ちゃんととっておいてくれる肉屋さんがあるのだそう。しかも、食べやすいように肉に横方向の切り目を無数に入れておいてくれる。宮崎ならではの鶏肉事情だ。

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なんとこの日はNHKニュースのカメラまで入って(宮崎県内で3度ほど流れたそうです。僕もちょっと映ってたらしい)いる!

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もちろん、お酒は霧島酒造さんからのご提供!

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県外のひとはしらないだろうけど、、、

いま宮崎では、焼酎のシェア争いがすごいことになっているのだそうだ。もともとは霧島が強かったのだが、一昨年にライバルである木挽(こびき)が「木挽ブルー」という商品を出してきた。これがばかうけして、一時シェアがかなり動いたのだそうだ。そこで霧島もいろいろてこ入れをしなければならないということで、白霧島という製品を出したり、昔ながらの製法の商品を投入したりと頑張っている。

今回の、やぐら宴会CMもそのてこ入れ策のひとつだろう。

ということで乾杯後の面々。

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共立電照の若手さんが来ていたのだが、この企業は東京の有名なランドマークのいくつかのライトアップを担当しているらしい。ここでは書けない、さる高貴な方の公邸のライトアップも手がけているときいてビックリ!

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「たべもの(大根)をライトアップしたのは初めてなんですよ!でも、熱も問題ないということでしたので、もっといろいろ試していきたいですね!ライトの色は白っぽい光なんですが、暖色系にしたいならオレンジ色のフィルターを貼るなどして調整できますから。」

おお、いいね!
今回は、大根やぐらの表側をライトアップしているのだけれども、これは実を言うと僕のイメージ通りではないんですね。ストーブの光が中からボワッと漏れるイメージなので、内部から光っていて欲しいんですよ。それも、ストーブの燃えるオレンジ色っぽい光でね。そうお願いしておいたが、次回はどうなることか!?

 

さて、本日のメインイベント、霧島酒造による大根やぐら宴会のCMのデモテープ鑑賞会だ!

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発案者が僕だということで律儀なことに「観ていただこうと思いまして」と、霧島の担当者さんが製作会社さんを急がせてデモテープの形にしてくれたのだそう。ありがとうございました!

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みなさん、やんやの喝采! 「わしがうつっちょったぁ~」と映っていた人を大笑い。いいですねぇ!CMの形ではやくみたいものだ。

この映像で、後半に田野町音頭という地元の盆踊り唄がでてきていた。この時は知るよしもなかったのだが、驚きの事実発覚。

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この子は地元・田野町出身の霧島酒造の営業チャンなのだが、、、

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じつは田野町では密かに有名人。というのは、田野町音頭という盆踊りなどで使われる歌があるのだが、これを現代風にアレンジした音源がよく出まわって、使われているという。それは、太鼓と笛とかではなくて、けっこうポップスっぽくアレンジされているんだけど、それの歌を歌っているのがこの子なのだそうだ!ひえええええええ 恐るべし霧島酒造!こんなキャラクターを持っているなんて!

ぜひ次回の大根やぐら宴会では、彼女の生歌で田野町音頭を披露していただきたいと切望する!

酒は霧島のお湯割り。それに合わせるのはやっぱり伊藤チャンが焼いてくれた鶏のモモ焼き。

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そしてもちろんたくあん漬け!新ものです。

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ホント、これだけで焼酎何杯も呑めてしまう。

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そして、道の駅田野町の、美味しい大根煮付けに、、、

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〆はなんと、道の駅田野がルートご飯をデリバリーしてくれたイノシシカレー!

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トッピングされているのもイノシシ肉を伊藤ちゃんが焼きました!

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素晴らしく美味しい、、、こんど食べに行かなければなりませんな。

やぐらの下は寒いけど、その分、みんなで熱く話しが盛り上がるのだ。

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大根やぐらの下での宴会、ぜひ定着して欲しいと思う!そしていつか、大根やぐらの下で焼酎スタンドがあって、大根の漬物やイノシシ汁、モモ焼きで身体を温めることができるようになれば楽しいと思うのである!