ということで、物議を醸した「野菜の値段の9割は中間マージン」の記事を、配信媒体であるアゴラが正式に削除し、おわび文が掲載されました。私の記事とすず辰の鈴木君のPDFへのリンクが掲載されています(アゴラからの連絡は特にありませんでした)。
いろいろと考えさせられる騒ぎでしたが、やっぱりメディアの価値というのは校閲機能にあるということを再認識しました。僕もいろんなところで連載記事を書いていますが、「えっ そこまでつつく?」と驚くような指摘を入れてくる校正さんがいることがあります。著者から出てきた原稿内容が事実に基づいているか、表現が適切かを入念にチェックしてくれるのですね。
これ、著者としては「なになに、この原稿に文句あるの?」とムカッとくる部分もあるのですが、だいたい一呼吸置くと「ごもっとも!」と納得する指摘が多いのです。そして「原文のまま出さなくてよかった、、、」と胸をなで下ろす。
原稿とは「原」とつくように、完成品ではないんですね。下書きに過ぎない。そう考えると僕のブログにも原稿のままドシャッとパブリッシュしてしまうものと、入念にチェックして、関係者に「これでいい?」と確認したうえでパブリッシュするものの二通りかある。気をつけないといけませんね。
アゴラ編集部には、校閲機能の強化を望みますが、それはアゴラ限ったことではなく、多くのWeb系メディアに言えることだと思います。もちろんその指摘は自分自身にも返ってくるものです。みんなできちんとした記事を配信しましょう。
ということで、、、