やまけんの出張食い倒れ日記

一休寺の田辺和尚が飛ばすスマッシュヒット、今度は和菓子で餡ドーナッツ! そして黒大豆の一休寺納豆が素晴らしく旨い!


撮影:SIGMA dp3 QUATTRO

京田辺市にある酬恩庵一休寺の田辺さんから嬉しい包みが届いた。一休寺といえば一休和尚ゆかりであり、そしてあの一休寺納豆を造っている寺だ。ここでいう納豆は、納豆菌でネバッと発酵させるあれではなく、中国の調味料であるトウチのような方の納豆である。大徳寺納豆や浜納豆が有名だが、一休寺もその日本オリジネーターの一つである。詳しくは下記過去ログをどうぞ。

■あの中国のトウチよりずっとインパクトの強い旨さと香りがする「一休寺納豆」の景観を守るための資金、あと7万円程度で集まるので、後押しする!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2015/04/10356.html

さて、田辺さんから送られてきた「通無道(つうむどう)」と名づけられたこのお菓子、包みを開けると餡ドーナッツのような揚げ菓子である。




じつはこれ、一休寺納豆が餡に入っているのだが、一休寺納豆の風味はごくわずかで、絶妙に餡のコクが増して、奥行きのある味付けになっている。いい仕事してるぜ一休寺納豆!



このお菓子、奈良県の老舗和菓子店とのコラボで生まれたのだが、そのストーリーが面白い。一休寺の住職である田辺さんは僕と同世代なのだが、実に新しい寺のあり方を探っているように思う。詳しくは下記のプレスリリースをごらんあれ。

じつはこの「通無道」という名前ははとんちネタなのである。そのとんちの答えとは、、、(笑)

■奈良国立博物館「聖地南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝」にてあの話題の菓子がデビュー!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000124314.html

そして、もうひとつ嬉しい包みが。


これ、ふつうの一休寺納豆ではなく、黒大豆を使った一休寺納豆である。そうだよな、京丹波は黒大豆の名産地。それを使わない手はないだろう。


たしかに、ところどころに黒大豆の皮のような、黒い部分が残っている。ほんとうに皮かどうかはわからないが、、、


その味わいだが、素晴らしい!


 四川風の麻婆豆腐やホイコーローを味わったときに感じる複雑玄妙な香りがブワッと鼻孔に抜けていく。最高のしょっぱ旨さ加減、これ一粒でキュウリ一本、ビールジョッキいけてしまうくらいの強烈さだ。


奈良に行って、お茶とともにこの通無道をいただき、そして京田辺は一休寺にて納豆を食す。そんな旅、そろそろできるかな!

田辺さん、最高においしいよ。また一休さんのシャレの効いたとんちネタ、やってください!