

先週の金土日と、北海道は十勝へ。

主目的は、十勝を代表するパン屋である満寿屋商店と、食肉加工集団エレゾの初のコラボレーションによるサンドイッチ販売イベントに参加するため。

この二社を引き合わせて「コラボサンドイッチ作ってよ」と言い出したのは僕なので、責任をとりに来ました(笑)

ジャンボン・ブラン(白ハム)、短角牛のブレザオラ、そして蝦夷鹿のテリーヌを挟むバゲットは、満寿屋で通常売られているものではなく、このコラボのための特別の配合。


満寿屋のパン職人・天方さんによるブレンドだと聞いている。シャルキュトリーの繊細ながらパワフルな味をガチッと受け止める、素晴らしいパンだった。読者の中に食べた方もいるかもしれないが、じつにじつに予想以上のおいしさだった!

エレゾの佐々木章太と満寿屋商店の杉山社長のトークイベント。私もちょろっとだけ登場させていただきました。帯広を代表する焼肉店である平和園の社長さんが最前節で聞いて下さって、感激。

泊まりは、十勝といえばここ、の北海道ホテル。

最近、サウナに力を入れていて、各地からサウナーが来ているのだが、僕はサウナには一切興味が無い(笑)なにせ、温泉地帯で泊まるときも部屋の内風呂ですませちゃう感じだから。でも、北海道ホテルの温泉は別。ここの泉質はとてもよくて、顕著に調子がよくなる。

そして北海道ホテルの社長である林君が力を入れている天ぷら「鶴来(つるぎ)」! 予約が取れなさそうだったので、林君に直接頼んでなんとかねじ込んでもらった!

大満足ですね。中でも、ココだけだろうと思ったのはボタンエビの天ぷら。

あんなにトロトロの肉質だから天ぷらには、、、と思ったが、開いて昆布締めして脱水したものを挙げている。ホクッと仕上がり、昆布の香りうま味がフワッと漂い、ボタンエビの甘さがじわっと舌に拡がっていく。これはまた食べたい。

それと、天ぷら職人の徳地さんの所作が美しく、見入ってしまう。バーテンダーの水澤君(赤坂・ティアレ)のことを想い出した。所作も飲食の楽しみの内なのだ。
イベントが終わって、北海道ホテルで一息ついていると、幕別町で無肥料・無農薬栽培をしている折笠ますらおさんから電話が!
「いま来てるんでしょ~!?会いに行きますから!」と。

折笠さん、変わらないねぇ!

これ、なんと折笠さんがいま取り組んでいる、有機JASのマスタード。もちろんその原料となるマスタードシードは折笠農場で無肥料・無農薬栽培だ。使われているお酢も、彼のジャガイモをお酢にしたもの!素晴らしい!

この日の夜も、北海道ホテルのお寿司へ。

これは、北海道ホテルでコンプリートできてしまうね。 もちろん、朝食も最高です。


豚丼の具とタレがついてくるのが最高!

十勝最終日は、カメラマンの三浦健司先生にお手引きいただき、足寄の「ありがとう牧場」と「しあわせチーズ工房」へ。







イギリスの郊外でいただいた無殺菌牛乳のおいしさがこれまで最高においしい牛乳だったが、その最高記録をようやく、しかも日本国内で上回る牛乳に会うことが出来た。これはまたしっかりブログに書きます。

このあと、北十勝ファームに移動。

日本では極めて珍しいシャロレーを肥育中。1.2トンくらいのデカさになっている!

つい先日、と畜されて、クリスマスシーズン向けに一頭出てます。いまなら肉を買えますよ。A2だそうです。下記が枝肉断面。な、なんかシャロレーっぽくない小ザシで旨そうじゃない!?

そんなこんなで日曜日の最終便で帰京して、翌日の月曜日には庄内へ。一泊二日で酒田市で郷土料理の取材をば。こちらは写真は記事掲載までNGです。
そんで木曜日の朝一便で、京都の福知山へ。

日本シカの骨でとったコンソメと丹波栗のポタージュ、蕎麦麹の鹿肉味噌を撮影。



日帰りしようと思えばできたのだが、この日はせっかくなので宮津へ足を伸ばす。久しぶりに、重のイタリア料理を食べたくなって。


そうしたら、シチリア料理だったのが、見事に宮津料理になっていた。これも後日、しっかり書きます。




いろんなイタリアンをいただいているけど、、、やっぱり重が作る料理は素晴らしいな。決まり方が半端ない。

この日も奇跡があって、飯尾君は前日、宮古島にいってて、この日の19時半に戻ってきたのだけど、なんと宮津で一平寿司(宮﨑)の村岡浩司さんをお迎えしての講演をしていたのだそう!その懇親会がアチェートで開かれるという。浩司さんと「こんなことってある~!?」と熱い抱擁。
「武虎が引き合わせてくれたのかなぁ~」と言った浩司さん、「あっ 武虎のことを想い出すと泣いちゃうんだよ」と本当に泣いていた。タケトラ、ありがとうな~。

飯尾君とも今後の話をバリバリと。前進し続ける男である!

ちなみに夜は重の部屋に泊まりました(笑)
今朝、宮津港の魚市場へ。毎朝、定置網の釣果が揚がり、市場に出荷する前に地元の買参人のみが参加して購買できる。



サワラと、ばかでっかいシイラがすげー物量穫れていた。

この市場にながらく通う、飯尾醸造の飯尾会長がプロのような眼で旨そうな魚を狙っていた!
10時半の電車に乗って福知山経由で京都へ。14時から重要なリモート会議で、京都駅前のコワーキングスペース借りて臨みました。
いま会議が終わり。さすがに疲れたー
京都見物はせずに帰りますぅ、、、