やまけんの出張食い倒れ日記

新渡戸文化短期大学での日々。そして昼飯に何を食べるか問題が待ち構えていた! あの「とんき」の支店が東高円寺にあるって識ってた?

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新渡戸文化短期大学でのやまけん教授の日々、始まってます。いや、もう、大変。何が大変って、組織を出て自分で好きにやれる会社を作ってここまでやってきたのが、また組織に入ることになったので、いろんなお作法を忘れていてヤバイです。迷惑かけてると思う。
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でもね、ムチャ楽しいです。やっぱり学生に教えるというのは、僕の性にあっているようです。今年は前期に「エシカルフード概論」と「食料経済学」があるのと、卒研ゼミを担当。ゼミに三人入ってきてくれて、エシカルフードの研究をしたいというので、みっちりやるつもりです。
そんな短大の日々をブログで紹介できたらとも思うのだけど、近頃、学生の写真を撮ったりブログアップしたりというのもけっこう面倒な手続きが必要そうなので、おいおいということで。
でも、毎日腹は減る。昼飯は食べなきゃいけないわけです。
新渡戸文化短期大学には食物栄養学科と臨床検査学科があって、食物栄養学科があるのは丸ノ内線の東高円寺の近く。それなりに飲食店もあるのだけれども、この二年の非常勤講師の間では、まだ開拓できていない。だって昼前後に講義がなかったのだもの。でも専任になると、週に4日は東高円寺。ということで、ちょぼちょぼと開拓を始めました。
いちばんビックリしたのはねえ、このお店です。
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東高円寺駅の地上口に出て、大通りを学園と反対側に歩くとすぐにある「とんき」。
最初、「とんきっていうけどさあ、そういうまぎらわしい名前つけちゃいけないよねー」なんておもってよく看板をみてみたら、なんと目黒とんきの支店だというではないか!
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これがねえ、素晴らしいんです。ランチタイムだけ「ロースかつランチ」「ヒレかつランチ」と「ランチ」がつくメニューがあって、これは「定食」よりポーションがちょっと小さめの肉なんだけど、漬物に豚汁、選べる小鉢までついてなんと1450円! お値打ちすぎるのである。もちろん、お味はあの「とんき」クオリティ。つるんとしたバッター液の揚げたのが表面に来ているような特徴的な衣も「とんき」そのもの。
店を切り盛りするおじいちゃん、おばあちゃんのホスピタリティも最高。白木のカウンターが心地よく、これは東高円寺の宝だな。先日、十勝をベースに全国で面白いことを仕掛ける北村貴さんがいらっしゃったとき、お連れしたら喜んでいただいた。

さて、もちろんトンカツ毎日食べるわけじゃありません。
新宿からみたら東高円寺の手前に「新中野」がある。そっち方面に学園から10分ほど歩くと、飲食店街が出てくる。ここにちゃんぽんの「球磨」という店があって、昼時けっこう並んでいるのをみかけていた。

ちゃんぽんは、九州以外ではちょっと不思議な食べものだ。関東の人にとっては「なんか特殊な麺だよなー」というかんじ。でも九州では、明らかにラーメンやうどん・そばなどと違う位置づけで「ちゃんぽん界」ともいうべき世界観があるたべものだ。この店のたたずまい、まさに九州、おそらく店名からすると熊本にルーツがあるのだろう。この店の外観からも、九州っぽさを感じる。
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ちゃんぽんや皿うどんを中心に、イカげそちゃんぽんとかのバリエーションが並ぶメニューだが、ここは普通のちゃんぽんに、半チャーハンセット。
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半チャーはなんと100円プラスで出てくる。うれしいねえ。
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そしてでましたちゃんぽん。由緒正しき九州のちゃんぽん間違いないな。
ちゃんぽんは具材を炒めて、そこにスープを注ぎ、ちゃんぽん麺を入れて煮込むというもので、その行程をみてもラーメンやうどん・そばとまったく違うことがわかる。それと、おびただしい具材の量。それもかまぼこやちくわなどの練りものが多々入るのが、海に面した九州の国々でちゃんぽんが愛されてきたと証しともいえるだろう。
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ちゃんぽんのルーツである長崎では、製麺時に特別なカンスイが使われているのだが、関東ではほとんど手に入らないだろうなあ、、、ここの麺はカンスイがやんわり効いたおだやかな香りの麺。
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そして、練りもの多し!
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いや、満足です。
新しい環境になると、そこで何を食べるかが重要なテーマになってくる。東高円寺界隈の情報、これからも書いていきます。