やまけんの出張食い倒れ日記

このブログの作成環境 その1 プロコムジャパン社のホスティングサーバとMovableType

最近、「こういうソフトがあればなぁ」とか「こういうサービスあればなぁ」とこのブログに書くと、とても親切な人が「こういうのあるよ」と教えてくれたり提供してくれたりするという玉手箱的ありがたい状況になってきた。でも恩返しもしなければならんので、僕のブログ運営を支えてくれている環境を少しずつ紹介していきたいと思う。

僕のブログは、ライブドアブログやココログなどの、ブログポータルが提供しているサービスを使っているわけではない。MovableTypeというブログエンジンをホスティングサーバに組み込んで使うという方式で2003年から運用してきた。バージョン2.6.4という、かなり致命的なバグもあった時代のことだ。理由は単純で、始めた頃には無料ブログサービスなんて無かったから、選択肢がなかったのだ。

ブログへのヒット率が上がるに連れ、いくつかのブログポータルさんから「うちで書きませんか」というお声をかけていただいたことがある。数回試してみたのだけれども、そのつもりにはならなかった。理由はこれも簡単で、たくさんの人が共用で使っているためか、遅いのである。僕がこれまで書いてきた記事をカウントしたら930記事あった。ご存じのように画像も満載。すんごいデータ量になっている。環境を変えて再構築すると半端じゃなく時間がかかる。そう言うわけなのである。

このホスティングサーバを提供してくださっているのが、原宿で雑誌のDTP・デザイン・印刷、そしてネットワーク関連事業等をやっておられるプロコムジャパンさんだ。

プロコムジャパン
http://www.procomjapan.co.jp/

社長の矢島さんは、マック(アップル社のMacintoshね)、それもオールドマックの世界では非常に有名な方(コレクター?)だ。お付き合いは、この会社に僕の昔からお世話になっているシステムコンサルタントであるゴーハラさんが入社したことから始まった。LINUX系の開発に強いゴーハラさんが新しい会社に移ったということでそちらに仕事をお願いするようになったのだ。ちなみにグルメの矢島社長が連れて行ってくれた店はかなりヒット率が高い。ジビエオフ会のカストールもその一つである。

2003年、僕はそれまで150人程度の友人に、BCCにアドレス入力という原始的な方法でメルマガ送信していた「出張食い倒れ日記」をWeb化する決意をした。まだブログという言葉が全く市民権を得ていない頃だ。従って、自前でWebプログラミングをし、コンテンツ・マネジメント・システムを造ってもらえるよう、仕様書を書いたのだ。いま、昔のフォルダから引っ張り出してきたのだが、コメント欄とトラックバックがない点を除けば、完全に現在のブログエンジンと同じような挙動をする仕組みになっている。

■当時私が発注をしたときの仕様書資料

これを創ってもらおうとしていた時、親友の本城しんのすけが自分の近況を伝えるブログを始めたのである。

本城しんのすけ 雑記
http://blog.onbetsu.net/mt/

これを観て、「おおっ なんか整理されてるじゃん!手でやってるわけじゃないよな、、、」と思い、本人に訊いたところ、「MovableTypeてのがあるんだよ」ということをきいたのだ。

それで、最初はまずサーバにこれをインストールして試用してみようと。そこであがってきた課題とかを精査して、CMSを造ろうと、、、
ところが使ってみたら完成度が非常に高い(あたりまえか!)。これでいいやぁ!ということになり、使い続けているわけです。

ただ、最初のMTのバージョンは2.64というもので、文字コード関連のバグが多かったため、トラックバックが文字化けしたりいろいろ大変であった。最近3.14以降にアップグレード(しかも商用版)したため、安定稼働しています。

ちなみに最初の頃は、ブログというものをよく理解してなかったので、今となっては笑えることがいっぱいあった。例えばトラックバックが最初についた時には、「なんだこりゃ?俺のWebを勝手に引用しやがって!」と怒って削除してしまった。よくよく調べてみたらトラックバックこそが、「引用しますよ」という自発的連絡を入れるためのシステムであることが判明。ということで記念すべき最初のトラックバックは削除されているという状況であります(笑)

プロコムジャパンでは、このブログのホスティング環境として、大企業が使うようなエンタープライズ向けサーバに入れてくださっている。そのためかスピードは速いし、環境的に困ることは何もない。しかしそれでも先日のフジテレビ「スタメン」放映時のアクセスでは、10回に一回くらいしかアクセス出来ないなどあったようだ。テレビ効果とはオソロシイものである。

ということで、改めてプロコムジャパンさんに御礼を申し上げる次第です。