やまけんの出張食い倒れ日記

新米バンザイ! その1 秋田県大内町から、ひろっきいが育てたミルキークイーン来る。

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ようやく新米の季節が来た!
全国の今年の米の作況指数は96(10月15日段階)と、若干振るわないできばえだ。年度前半の低温期の長期化に加えて、台風害の増加が影響した。温暖化に端を発すると思われる気候変動がまたもや作用したのではないかと考えられる。

米は、日本国が完全自給を行うことの出来る数少ない穀物だ。近代栄養学的には米でなければならないという理由はないようだが、米を大切にしなければ日本は成り立たないだろう。でもまあそんなことよりも、旨い米さえあればとりあえずは生きていける。ハッピーライフをエンジョイするベースとなる食べ物なのである。

僕は野菜を6年間作っていたが、稲作は作業手伝いの経験しかない。田圃を持つということは、その地域共同体に入っていかなければならない行為なのだ。なぜかというと、土地はもとより、水を営利利用しなければならないから。通常は水利組合というものに加入させてもらい、許可を得なければ水を得ることはできないのである。そんなことはつゆ知らず、大学時代に、キャンパス外に畑を確保したとき、隣の畑の農業用水道を勝手に使わせて貰ったことで注意された経験がある。実はそれが大学時代の農業の先生である飯島正博さんとの出会いだったのだが、それはどもかく水を利用する田圃を持つということは、地域との関係を構築しなければ獲得できない、非常に重みのある行為なのである。

とつらつら書いたけれども、何を言いたいかというと”稲作は大変だ”という当たり前のことだ。

さて
この新米の時期、真っ先に米を届けてくれたのは秋田県大内町の親友・ひろっきいこと伊藤裕樹だ。
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今年は作業手伝い(ほとんど手伝いにならず足手まといなのだが、、、)も行くことが出来ず、この写真は2004年のものだ。

品種は僕が大好きなミルキークイーン。
精米したての粒をみると、例年より少し大きめのような気がする。
早速、いつもの通り業務用23センチ鍋で炊きあげてみた。
何もつけずに一口食べてみると、、、 モッチリもちもちとしたミルキークイーン独特の食感と甘味の強さが感じられる!
文句なしに旨い!

これに、新潟県上越市から買ってきた「醤油の実」を載せてみた。
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ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
死ぬほど旨い!

思わずこれだけでご飯を2杯食べてしまったのである!
ひろっきい、間違いなく食味は昨年よりも向上しているぞ。

いくら親友でも、作物が旨くなければ紹介はしない。けど、ひろっきいのミルキークイーンは旨い。
今年は特に”買い”である。

◆ひろっきいのお米
http://www.akitanocome.jp/

ただし新米がどんどん送られてくるので、このエントリを「その1」とし、じゃんじゃか米を載せていきたいと思うのである。しかしこのエントリを書いているだけでもう腹が減った! ただいま午前3時。朝飯用に米をといでしまったのである 。