やまけんの出張食い倒れ日記

完全版アップ!木場に満を持して登場。五十嵐シェフが腕をふるうガツン系夜までやって美味しいダイニングバー「ロジウラ」開店おめでとう! あの真サバのマリネにブイヤベース、木場で最も旨いカレーが帰ってきた!

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木場に住み始めてはや10年。結婚を機にどこかへ移動してもよかったのだけど、居心地のよさと空港・東京駅へのアクセスがいいことと、そしてけっこう美味しい店があるということで離れられていない。最近、この地域に飲食店が充実してきているのはこのブログでも書いている通りだけど、先日なにかの雑誌でみたらラーメンに関してはものすごく先端の店が密集している土地という認識になっているらしい。えええ、そうなのかと驚いてしまったが、確かに行列店もできている。

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その木場ライフの中で、カレーは重要な生命線である。木場で最も旨いカレーは僕にとってながらく、三ッ目通りと永代通りの交差点から50m歩いたところのダイニングバー今井商店イーズのカレーだった。ちょっと焦げた感じのルーと鶏肉だけのシンプルなカレーは、実に一級品だった。

過去ログ:https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/02/post_1129.html

で、そのカレーを作っていた五十嵐さんが、仲間と新しい店を創るという話になったのはだいたい半年前くらいだろうか。今井商店が業態を転換して、お酒中心になるということがきっかけの一つだったようだが、五十嵐さんのカレーが食えなくなるのはムチャクチャに残念な話。しかもカレー以外にも素晴らしき料理がいっぱいあったからね。でも、五十嵐さんも木場出身。できれば木場で店をという思いが、やはり木場を本拠を置く人たちとのチームを組むことに繋がったようだ。

木場・門前仲町の住民のコーヒー供給場になっている「カフェ・デザール・ピコ」でコーヒーを飲んでいると、スポーツセンターにいく五十嵐さんが来て一緒に茶を飲むことが多い。数ヶ月前からいよいよ本格的にオープンの話になってきて、ようやく先日、新店「ロジウラ」がオープンしたのである!

 

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木場駅の1番出口を出てすぐの横断歩道を渡って左に歩き、ツタヤを右にみながら床屋の角を右に曲がると、ロジウラという名のごとく細い路地の裏に店がある。

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永代通りに向かってみるとこんな感じ!まさにロジウラだ!

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こんなところに店を構えたかぁ、とちょっと驚く立地だ。店は二階建てで、一階はカウンター7席に二人がけテーブルと4人掛けテーブルがひとつずつ。

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デザイナーズマンションか!といわんばかりのかっちょいいらせん階段を上って、2階はテーブル席2つとゆったりソファの個室が。

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この店の店長は、これも木場住民だったら識っているであろう、焼肉「大辛民」(だいしんみんと読みます)の店長をしていた渋谷さんである。

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そしてもう独り強力なメンバーが参戦。イタリアンのコックをしていた丸山さん。

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実はいつも思っていたのだ、五十嵐シェフのガツン系ビストロ料理にパスタが加わったら最高だなぁ、と。それが実現したのである!

この店、開店してから連日大盛況だ。とりあえず下記に、こんな料理が出るのですよ写真をガシガシ載せるので、食べたい方は足を運んでみて欲しい。こんな立地で、こんな小さい店で、いやこれは佳い!と満足していただけるはずだ。

 

■ギリシャ風 色々野菜のピクルス 500円

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五十嵐さんと僕の食欲は結構似ていると思う。肉料理に向けて、野菜がたっぷりとれるものが欲しい、酸味はビシッと効かせて欲しいというところにスパッとはまる味なのだ。

■軽く燻したポークレバーパテ 600円

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さすがは人気焼肉店出身の店長、質のいいモツが入るルートを熟知している。強すぎない燻煙香がレバーのコクをたてている。

ワインやハードリカー好きには、下記二品のようなつまみも合うだろう。

■イタリア産 からすみ 600円

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■国産牛とポークのソフトジャーキー 750円

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そして、今井商店イーズ時代から、「これ一個で相当満腹になるんだけど」という一皿。

■生ハム・ベーコンのキッシュ 850円

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■豚肉のテリーヌ 頬肉・タン・ミミのゼリー寄せ 750円

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ドカンとデカイ上半身の五十嵐さんの風体からは想像もつかないほど繊細で滋味が透けてくるようなテリーヌ。銀座の某有名店で修行していた時代からまたさらに自分なりの精進を続けているのが伝わってくる。

 

■二種類のホットチーズソースと色とりどり野菜のサラダ (メニュー記載外)

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生野菜に熱~いチーズソースをトロトロリと かけまわす。

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そして、こいつがなけりゃ木場の夜が始まらない、真サバのマリネ。

■あさつきたっぷりの真サバのマリネ 950円

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アサツキをかき分けてサバを摘み、ディルとサワークリームをまぶしつけながら食べるのが最高。赤坂ティアレのバーテンダー水澤君が世界大会に出場したフィンランドに応援で行ったときにいやというほど食べたあの香りを思い出す。

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お願いだからのこのサバだけは毎日切らさないでほしいものである。

■辛味挽き肉とうずら卵のトルティーヤ風 ピッツァ 750円

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さあここからはガッツリ揚げ物や主菜シリーズ。

■フィッシュ&チップス 800円

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大振りな白身のフリットに、ハインツのモルトビネガー (写真に写ってないけど出てきます)をたーっぷりダバダバふりかけていただくのが吉。

そして今晩の大技炸裂。

■羊と野菜の煮込みとクスクス (メニュー記載外)

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おおっ メニューには載っていないが、常にこうしたサプライズ料理はあると思っていいはずだ。「今日、なにかお奨めある?」と訊くことをお奨めする。

■生ソーセージバジル風味 850円

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ボ、ボリューミーである! まさか五十嵐さんが腸詰めしてるのか?食べでがあって肉の風味が新鮮で美味しい。

そしてこれも今井商店時代から好きだった一品。

■メンチカツ 特製デミグラスソース 850円

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正直、こいつとライスをもらえれば満足するくらいのメンチカツだ。

そして、、、今宵の大技炸裂第二弾。

「これ、予約必須ですって書いといてくださいね」(五十嵐)

 

■ブイヤベース & リゾット (要予約)

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うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

これは本格的ですよ、、、牡蛎に蟹にアサリにトコブシ、真ダラにニョッキなど様々な魚介が煮込まれている。アイオリソースをクルトンに載せてスープに溶かしながら食べる。木場で旨いブイヤベースといえばビストロ・ド・リヨンという店もあるのだけど、五十嵐さんのブイヤベースもいける。

しかも、、、こんなオプションがつくのである!

「ブイヤベースのスープでリゾット、造りました!」

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おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

これは旨い! ブイヤベースそのものよりもこっちの方が旨いぜ!でも、ブイヤベースを頼まなければ当然食べることが出来ない!これは悩ましいぜ。

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本日最高の一皿はこの、魚介の旨みが凝縮されたリゾット かもしれない。

 

さてそして嬉しいイタリアンなパスタも食べられるという事実。

■本日のパスタ(この日はチキンのクリームソース) 900円

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もちろんポモドーロもあるし、きっと「こんな感じが食べたい」といえば対応してくれるのではないかと夢想。

そしてコースは怒濤の終焉に向かう。

■ハヤシライス 1000円

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五十嵐さんのドミグラス 、イケルのである。しかしながら、もし人数が居るのであれば、ぜひハヤシ&カレーのダブルで攻めていただきたい。

真打ち登場である!

■インド風チキンカレー 1000円

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ああ、あの強く火を入れた香ばしいルーとまた再会することが出来た!

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まだ食べてない人にはぜひお試しいただきたい。これだけ食べに行ってもいい、というくらいの価値がある一皿だと、僕は思う。

いやー 超・満腹。ちなみにこの日は、くだんのコーヒー自家焙煎屋のピコのマスター夫妻&常連軍団+ひろっきいの7名で食べている。それでもみな超満腹!大勢で行ってタップリ愉しんで欲しい。

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デザートもきちんと手をかけてまっせ。

■自家製クラシックプリン 450円

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いやーーーーー 大満足。

木場にまた素晴らしい店が増えた。しかも夜遅くまでやってます。

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あ、ここで五十嵐さん登場(右)。

この店をぜひ懇意にしてやってください。木場住民の新しき憩いの場になることを祈っております。

 

■東京・木場の居酒屋レストラン 「ロジウラ」
〒135-0016 東京都江東区東陽3-3-7
03-5606-9733