やまけんの出張食い倒れ日記

ロンドンの小売をざーっと見て感じたことあれこれ。もう本当にGMSは流行らないんだな、スーパーがコンビニ業態に近寄っていくんだなという実感。

テスコ、セインズベリー、マークス&スペンサー、ウェイトローズ、COOPなど、イギリスでよく見かけるスーパーに入って売り場を見ているのだけれども、面白い。というのは、いままでは大きな店舗をドカンと商圏内に作っていたのが、コンビニ的にそこここの街角に小さな店舗を展開するようになってきているのだ。って、小売業界のことはようしらんので、しばらく前からそうなのかもしれないけれども。

ウェイトローズのミニサイズの街角スーパーに入ると、高品質PBを中軸にしながらもよい品揃えがギュッと凝縮した店舗展開をしている。日本でいえば成城石井みたいな感じに見えるけれども、申し訳ないがどれもこっちの方がいい。精肉売場に並ぶバラエティ溢れる、そして品質も申し分ない商品。なかにはヘレフォード種のサーロインのドライエージドビーフが真空パックになって売られている。かなりリーズナブルな価格!半端ないです。そして加工食品中心の日本と違い、ロンドンのど真ん中の店舗でも生鮮三品が充実している。料理をする文化がきちんとあるということだ。思わずボンボン興味あるものを買ってしまいそうになる。いくつトランクがあっても足りない(笑)。

もちろん基幹店舗もとても素晴らしくて、ケンジントンハイストリートのマークス&スペンサーの食品売場にはノックアウトされた。最終日にいろいろ買い込んでいこうと思う。そのすぐ近くにあるアメリカ資本のホールフーズマーケットは、やっぱりイギリスにあるとちょっと場違いな感じがする。悪くはないんだけどね。

で、客入りがかなりよい百貨店のハロッズの食品売場にも足を運んだけれども、わくわく感はでてこないんだよなぁ。なんででしょうね。

まあとにかく、個人的にはウェイトローズの小規模店舗が気に入りましたとさ。これから夕食にいって参ります。