やまけんの出張食い倒れ日記

四万十で心に残ったテナガエビとキュウリの冷やした煮物。加熱してエビのダシを吸ったキュウリは旨い!

DP3Q0355
SIGMA dp3Quattro

書いたそのままなんですけど、先日の高知出張で泊まった四万十にて、「こんな旨いものが!」と思ったもの。それがこいつです。

SDIM0085
SIGMA dp0Quattro

「味劇場 ちか」で土佐ジロー生産者達と語らいの席。そこのお通しできたのがこいつだ。

DP3Q0355

「これ、エビは殻付きのままガリガリ囓って下さい。」

と言われて、マジ?と思いながらガリガリ。あ、確かに旨い。よーく殻を噛みつぶしていけば喉に刺さることはないし、噛むごとに身肉からの旨みが染みだしてくる。こっちの人達はみなそうしてるそうだ。

しかし!

本当にうまかったのは、このど派手なエビの下に居るキュウリの煮物。キュウリはウリの仲間なので、煮ても美味しい。みんなやらないけどね。どうやら四万十ではこれをエビのだしで煮含めているらしい。ちなみにキンキンに冷えてます。

このキュウリが! 口に運ぶと、もろっと崩れる感、そしてしみ出すエビのダシ、少しだけ残るサックリ感がなんとも絶妙でたまらない! 告白しますが、この日このお通しが一番心に残ったのでした。

もちろん、それ以外の料理もおいしかったよ!

DP3Q0360

アオリイカの刺身にうつぼのタタキ、はちきん地鶏タタキ。

DP3Q0362

DP3Q0364

子持ちイカはサッと焼いて酢味噌で。柑橘はこの辺で愛されているブシュカン。

DP3Q0367

こうちではどこで食べてもなぜか美味しい玉子焼き。

DP3Q0369

圧巻は、この店名物の鯖の焼き寿司。

DP3Q0399

ご覧の通り、焼き方がかなりハードで、ご飯のボリュームもすんごい。

DP3Q0403

これがまた実に美味しいしろもの。「うちのはもっと火をとおさん」とか「酢のしめ方がキツすぎる」などけんけんがくがく。

DP3Q0405

鯖を焼いた汁が酢飯にしみこみ、酢飯もほんのり焼けている(仕上げにサラマンダーで焼くんだろう)ので、これがまた旨いのだ。

なかなか美味しかった。でも、一番心に残ったのは、冒頭に書いたとおり、お通しのキュウリの煮物だったのである! いやー あれ、どんぶりに一杯食べたいわ!