やまけんの出張食い倒れ日記

ドイツより友人夫妻きたる! 北十勝ファームの短角和牛「益荒男」くんの肉のドライエージングを牛カツにして食べさせたら、大喜びして食べてくれた!

ドイツからウォルフガングとアネッテの二人が、日本に来てくれている。彼らは、9年前にタイで出会い、その後2009年に僕がニュルンベルグを訪問した。

■ドイツ・ニュルンベルグを満喫中 これからパリへ移動しますhttps://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2009/02/1598.html

その二人が来るというので、どうしよう純和食にするか、それとも彼らも親しみやすい肉とか織り交ぜるかとかいろいろ考えた。しかも夫婦共に体調を崩して、熱も出ている。うーんと逡巡したが、メインはとっておきのドライエイジドビーフにすることとした。

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さいきん、僕の牛の肉のことを書いていないと思われるかもしれないが、ちゃんと続いています。岩手と北海道の農場に僕の自由にしてよい牛さんがいるわけだが、この肉は北海道は足寄の北十勝ファームで育ててもらった、益荒男(ますらお)君。

ロース一本をマルヨシ商事の平井君に頼んで熟成しておいたのを、どこかで会をしようかと思っていたら、吉祥寺の井の頭公園前にあるバ・ベーネで使いたいというので、僕が食べる分を少し残して販売してしまった。そうしたら、またたくまに売れてしまったという。

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半年以上ドライエージングでねかせたこの肉、すごかった! 薄めにカットし、パン粉をつけて高温のひまわり油でサッと揚げる。油をよく切って、トリイソースのウスターと和辛子でたべてもらったら、「おいしい!おいしい!」と手がとまらない。

ちなみにドイツ人にドライエージングの説明をしようとしたところ、途中で「あー 空気中に吊しておくんでしょ、それはドイツではどこの肉屋もやってるよ、最近はやらない店も多くなったけど」と言われた。釈迦に説法というものですね。

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ワインは長野県東御市のリュードヴァンの、赤を出した。なんとウォルフガングには「え、日本ってワイン作ってるの?」と言われる始末。こんにゃろーと思って何も言わずに栓を抜き、二人に出した。

一口飲んだ瞬間、「えっ!?」という顔を、二人がした! しばし無言。 もう二口、三口、、、

「ごめん、とってもおいしい!」

とビックリしていた。いえーい! 小山さん、貴方のワインに驚いてましたよ。

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絵描きでもあるウォルフガングが手に持っているのは、僕らのために描いてくれた絵。嬉しいね!大切にします。

そんで、いま嫁さんが彼らをアテンドしつつ京都旅行中で、今日明日は僕は一人で在京。だれか誘って下さい(笑)

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