世界でトップレベルの親日国であり、日本人がとっても好きな味わいの料理ばかりなのにもかかわらず、あまり日本で認知度が低いトルコ料理。
もったいない!
これまでトルコ現地にてさまざまなシェフ達と交流してきた経験から言って、トルコ料理は日本人が大・大・大好きになること間違いないものばかりです。
関心のある方はトルコ関係の過去ログをどうぞ。
さて日本で一番好きなトルコ料理店といえば、阿佐ヶ谷駅から徒歩1分(!)のイズミル。女将のエリフと、彼女の右腕・サーディーが切り盛りする、ほんとうに美味しいお店です。まだトルコ料理を食べたことがない、または、食べたことはあるけどピンとこないという方にぜったいのお薦めをしたい。
んで、エリフから「おとうと(弟ね)!」と呼ばれる私、メニューの撮影とテキスト執筆をやりました。その旧版メニューが暫く前に刷新。すでに新メニューになっているんだけど、告知するのがずいぶんおそくなってしまいました。
今回のメニューブックのデザインは、ライズの吉田智さん。凄腕です。細かい注文の多いわりに安価な仕事なのに、きめ細かく対応していただいてありがとうございました!
今回、新メニューがかなり追加されてます。撮影しながら食べたけど(もちろん)、どれも素晴らしく美味しい!
野菜タップリでマイルド、香り中心のスパイスが使われて日本人にはとても相性がいい味わいは、いつもどおり。
中でも僕のお薦めはこれ。
チョルバは汁物。
トルコのスープはとても美味しいものが多く、そのバリエーションも日本の味噌汁のように様々な食材を入れるので、無限大。
このチョルバは、挽き肉と細くて小さなパスタが入っているトマトベース!すばらしく美味しい。あまりスープは頼んだことが無いという人はぜひ味わってみるといいと思う。
お肉ものはこれもいい。
キョフテは肉団子ものと思えばいいと思う。日本人でこの料理が嫌いな人は、まあいないでしょう。
そしてとっておきの一皿がこれ。
英語では「シェフズスペシャル」ともいうべき一皿。
この料理の原型は、前回トルコへ行った際、イスタンブールの地元民しか行かないような店で、スペシャル料理として出てきたもの。
アレが食べたいねー、と言い続けて、エリフが改良を重ねて陽の目を見た一皿だ。鉄板に敷かれているのはナスを細かく刻んでバターでトロッと炒め、各種スパイスで味をつけたムース状のもの。その上に、羊肉のトルコスパイス炒めが乗っているイメージ。
トルコ人はナスが大好き! 日本人の味覚にもガッチリ合うと思う。
あと、複数人で行かないと頼みにくいと思うけど、シェフスペシャルのピデもお薦めだ。
ピデはイタリアのピッツァの語源となっているのではないか?とされている料理だ。
よく炒めた長ネギとひき肉、トマトをレモンで引き締め
よく炒めた長ネギとひき肉、トマトをレモンで引き締めたものが具材。そこにとろーり卵の黄身を崩して絡めながら食べると、最高だ! 粉もの王国・トルコの真骨頂だな。
もちろん旧来のメニューも、好評のものについてはほぼほぼ残っているので、ご安心を!
メニュー撮影後の一時。
この時はまだ、アルバイトをしていたエスラちゃんがまだ帰国前だったんだな。彼女はコーヒー占いの名手!何度も占ってもらいました。はやく日本に帰っておいで!
ということで、ぜひイズミルで美味しいトルコ料理の扉を開けてみてくださいませ!