やまけんの出張食い倒れ日記

2018年モデルのThinkPad X1カーボン は、AdobeRGBカバーのモニタを搭載可能。写真やる人に強力な選択肢となった気がする!ぼくのおすすめ構成について書いておきます。それと、さっそくi1Studioでモニタのキャリブレーションをしてみたレポートも!

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最新のThinkPadX1カーボン、買いました。一言であらわすと「最高!」です。Macな人はともかく、Winの人で、しかも写真を撮るひとの選択肢でThinkPadというのはこれまであまりなかったと思う。けれども、この新モデルの登場によって写真家にもThinkPadを使う意味が出てきたと思う。

写真家がX1カーボンを買うなら、Lenovoのオンラインショップの一択です。

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ちなみに僕が買った構成。CPUはi7-8550U。この上にi7-8650Uという上位CPUの選択肢もあるのだけど、100Mhzのクロックスピードは価格差ほど大きいものではないと思うのですね。その分の予算を後述するSSDに突っ込むことにした。

狙いはバッチリあたりました。このi7-8550Uは、これまで2コアだったのが4コアと二倍になったのですね。その速度差は思ったより大きい。AdobeのBridgeで写真をブログ用に数枚現像しようとすると、保存ボタンを押してエクスプローラにもどり、画像保存したフォルダを開いたらもう現像した写真がズラリと並んでいる、という感じ。ばかっぱやいです。

メモリは最大の16GB。ほんとは32GB積みたいところだけど、現状では16GBがMAXなのですね。

そして最大のポイントが液晶モニタ。4種のチョイスがあるけど、写真家は14.0 WQHD IPS 500Nitの一択です。このモニタだけがHDR表示対応でAdobeRGBカバー率100%なのです。

このモニタ、2560×1440の解像度なので、デフォルトだとむちゃくちゃ字が細かく見えちゃう(笑)しかもピッカピカの光沢仕上げなので、明るい環境だと光が映り込んでかなり見にくくなったりするという欠点もある。

けど、このモニタ以外はAdobeRGBはカバーしていないので、AdobeRGBで撮影し、現像処理することがある写真家ならこれ一択ですね。

残念なのは、このモニタを選択すると、内蔵カメラに赤外線カメラもついた、顔認証でログインできるやつを搭載できない。なんでじゃ!?と思うけどまあ仕方がない。

さてストレージはもちろんハードディスクではなくSSD。これも数種選ぶことができるが、形状はm.2タイプのみです。価格がこなれた一般的な2.5インチ型のSATA接続SSDは搭載できません。そして、m.2でも、Type2280のSATAモデルとNVMeモデルを選択可能。速度はNVMeのほうが早いといわれるけれども、正直いって体感速度はそんなに変わらないという意見が多い。

そこで、SATAの128GBを選択しました。え、なんでそんなに容量が小さいのかって? それはもちろん、こいつに換装するからですよ。

僕が買った時で59,800円だったかな。まだちょっと高いけど、1TBではなく2TBですからね。写真、かなり持ち歩けます。俺はこのThinkPadをすくなくとも2年半は使いたいので、予算はつぎ込みます。

この構成に、念のための2年間オンサイト修理(修理の人が来て目の前で直してくれる)サービスをつけて¥194,180(税抜)。これに先のSSD価格が載るけど、仕事道具としてはとても安いと思います、マジで。

SSD換装は、それほど難しくはありません(といっても、ディスクのフォーマットとかしたことない人だと厳しいかも)。手順としては新しいSSDをケースに入れてUSB接続し、内蔵SSDの中身をクローニング。使ったのはこれまたThinkPadユーザーにも定番のこれ。

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ThinkPadは素人でも換装しやすくできているので、あっけなく換装完了。

さあそしてモニタです。

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もうね、かなり控えめに言って最高です。ロック画面は自分で撮影した短角牛のステーキ写真にしました。んで、通常の壁紙はこれまた短角牛のお気に入りの放牧写真。

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ぴょこっとメニューが出てるけど、ここでモニタのカラーを選ぶことができる。

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上の画像が「標準」なので通常のsRGB表示だ。ここで「フォト」を選ぶと、AdobeRGBモードだ。

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ほらね、画面をデジカメで撮った画像からでも、色の違いがあることがみてとれる。これは素晴らしいですよ。

ただ、工場出荷時に調整されているとはいえ、どんな色になっているかは、できれば自分でコントロールしたい。そこで、手持ちの測色機カラーモンキーを使ってキャリブレーションすることにした。

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僕が持っているのは、銀一で特価品価格になっていたカラーモンキーデザイン。写真専用ではなくデザイナー用だけど、モニタキャリブレーションはこれで可能だ。しかもアイワンスタジオの新しいソフトウェアをダウンロードすると、それがちゃんと動作する!

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ばっちりキャリブレーションできた、、、気がする(笑)

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本来はソフトウェアキャリブレーションはしないに越したことはないのだけれども、工場出荷状態ならばそれほど補正の範囲も大きくはないと思うので、それなら正確な色再現ができたほうがいい。

これで、Lightroomとつないで、テザー撮影をばりばりやることができる!

ということで、X1カーボン最新モデル、超お薦めです!