僕らの世代だと、メロンといえば学校給食で出てきたプリンスメロンでしたねぇ。でも、正直言ってぜんぜんいい印象ない。ベタッとして、ウリっぽくて、チープな甘さだった。ごくごくたまに食べることができるネットメロン(高級品のアールスでは無かったと思う)の方が、夢のようなヨーロピアンな香りがしてすばらしく美味しいものだと感じていた。
今回、仕事で鳥取県のプリンスメロンを取り寄せたのだが、、、
これがですねぇ、「えっ こんなにちいさかったっけ?」というサイズ。ソフトボール大だね。あわてて出荷箱を観ると秀2Lと。
ええええっ これ2Lかあ!?
そうか、小学生の頃は身体も小さかったんだものな、その当時に覚えている大きさは、思いでのなかから縮尺調整して考えなければならないのだな、と思った次第。ズシリと密に詰まっている、小さな球体。
しっかしこれがすばらしくいい香り。先方の農協担当者さんが、今日ベストになるように熟度調整して送ってくれたものだからね。
これがですねぇ、 はんっぱなくおいしい!
まず糖度がビックリするほど高い。16度あれば甘い~!といえるメロンなのに、今年の平均糖度は17.9度だそうだ。
なんでそれがわかるかというと、倉吉市の産地では、査定会を毎年行い、出荷するメロンの糖度を測っているのだそうだ。今年は寒暖差がちゃんとある気候だったということで、味わいが乗っているようだ。
それ以外にも、なんとブドウ糖入りの脱脂粉乳を葉面散布しているのだそうだ。なるほど、それは植物体がエネルギーにしやすいね、、、イメージも佳いし!(決して、ミルクの味にはなりませんが)
ということで、思いでの中のプリンスメロンとの大きなギャップを楽しみました。なお、なぜこのメロンがプリンスメロンと名づけられたのか、、、検索すると笑っちゃうエピソードが出てきますよ。
あー 久しぶりに鳥取に行きたくなりました。