やまけんの出張食い倒れ日記

SIGMA fpにニコンのGタイプレンズも装着でき、絞り操作もできるマウントアダプターKIPON N/G-SLを購入!確かに使える!んだけれども、アナログ絞り操作はすげー大変!

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SIGMAのフルサイズコンパクトカメラ(と称していいのかな) であるfpですが、とてもよいです。その四角くて適度な重さがあって小さいという物性がなんとも、持ってるだけで嬉しくなっちゃう感じ。

ただ、いまのところLマウントレンズは性能優先の巨大なものが多くて、fpと同時に発売された45mmf2.8以外のレンズを装着するのはちとうーむという感じもある。

そういうわけで、愛用中のシグマSAマウントレンズを装着できるレンズアダプターを使うわけだ。下記ご参照。

■SIGMA fpに他マウントのレンズをつけるマウントコンバーターMC21で、戦闘力をアップする!そして、外部フラッシュを使った撮影時の注意点を共有。
- やまけんの出張食い倒れ日記 http://bit.ly/2OaKLof

基本的にこれで焦点域について困ることはなくなったのだけれども、、、これらのレンズはF4なのですよ。やっぱりもうちょっとぼかしたいなあ、と思ったとき、じつは手持ちの単焦点レンズはニコンFマウントのものが多いのだ。

Fマウントのレンズfpやライカ陣営であるLマウントに変換するアダプターってあるんだっけ?と思いつつヨドバシカメラ新宿西口へ行ったら、いとも簡単に「ありますよ」と。いやもちろん在庫をヨドバシのアプリで調べていきましたからね。当初、これを買おうとおもっていたのがこちら、SHOTEN マウントアダプター NF-LSL (ニコンFマウントレンズ → ライカSL.Lマウント変換)。

6,930円か、それなら買いやすいと思ってヨドバシにいったんだけど。ただしこのアダプターだと、Gタイプと呼ばれる、カメラボディ側の操作で絞りを変える新しいレンズ群では使えない。それらのレンズを装着すると、絞りを最小まで(F22とか)絞った状態でしか使えない。そんなの使えないッス。でもまあ、このアダプターで使いたいレンズは絞り環が着いているレンズが多いし、いいかなーと思っていたのだが!

「あ、絞り操作できるアダプターもありますよ。」

えっ

KIPONのN/G-SL。このマウントアダプターが、16,640円!ヨドバシなので10%ポイントがつくけど、6930円のつもりで来てたので、一瞬ひるむ!でも、Gタイプのレンズも使えるのであれば、あれもあれも着けられる、、、と思うと、買ってしまった!

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装着。この写真ではみえないが、中にGタイプレンズの絞り操作をするツメが着いており、中間にあるリングを回すことでそれを操作できるというつくり。

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ただ、買って持って帰る間に「ん?」と思ったのが、そのリングを回す範囲がすげー小さいんですね。ちょっとしか回せない。しかもクリックもないので、これ、どこまで絞ったかF値わかるのかな?という疑問符が頭の中に連発。

で、自宅にあったのは絞り操作をレンズ側で行うことができるツァイスのマクロプラナー50mmだったので、とりあえず着けてみた。

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とりあえず開放で!

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わーお

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素晴らしいっすね!もちろんどちらもfpですよ。

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とろけるようなボケ、ピント面のシャープな立ち上がり、最高です。このレンズは初めてのニコン機D700を購入した時に買って驚嘆したんだけど、いま後悔していることのひとつに、マクロプラナーの100mmf2.8(ZF)をなんで買わなかったのかということがあるんだよね。中古市場でもあまり流通しない名玉、買っとけばよかったマジで。

さてだんだんいろいろ着けて行きます。

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ニッコールAi Af24mm。まだAF-S24-70mmを購入する前に、単焦点で24mm、35mmを持っておけば足りるかなとフジヤカメラで購入したレンズだ。結局のところ、コーティングが古いこともあり、使わなくなってしまったが、、、

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うん、割りといい感じ。Photoshopでじゃっかんの修正が必要だけれども、使えますね。なおこれはマウントアダプターのリングを使って絞っているのだけれども、かなり絞ってます。

このアダプターの絞り操作だが、絞り優先(Av)モードにした状態でリングを回すとシャッター速度が遅くなったり早くなったりする。それを観て判断するしかない(笑)という仕様なのかな。

「んー 1/60だからだいたいf8かな」みたいに。

さて、そろそろGタイプのレンズを。

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AF-S50mmF1.4。あまり評判のいいレンズではないが、僕はずっとこれを愛用。二重線ボケとかグルグルボケとか出ますけど、それも味と思ってしまえばいいんじゃね?だいいち、50mmf1.8の方がいいよっていうひと多いけど、F1.8のレンズはどう頑張ってもF1.4で撮れないしね。

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はい、いい感じです。絞り操作もできたけど、このレンズは開放以外はつかわないので(笑)

そして僕にとっての本命!

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タムキューことタムロン90mmf2.8マクロ。現状、ニコンのZシリーズではこのレンズは「動かない!」のである。もう、最悪。タムロンも早く対応してくれないと困る。っていか、現状ではZにPCE-マイクロニッコール85mmを着けて使っていて、そろそろ馴染んで来ちゃった。

で、fpに着けると!

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絞りをチョイ動かして、おそらくF5.6とF8の間くらい?

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という風につかうことができます。

ひとつだけこのマウントアダプターには注意点があって、それはレンズの着脱のまえにこのアダプターをfpに装着して、それからレンズを着脱すること。アダプターに着いている銀色のポッチ(下写真をご参照)をくいっと引いてレンズ着脱するのだが、ボディから外した状態でレンズと着脱しようとすると、力がうまくかからず、いらん摩擦をマウント面に与えてしまいそうでヒヤッとするのだ。レンズのためにも、カメラに着けた状態でレンズ着脱を!

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というわけで、ニコンのGタイプレンズの資産を持って居る人には、超お薦めというわけではない(すこし割り切りが必要だ)けど、でも楽しいことは事実!というマウントアダプターでした。