やまけんの出張食い倒れ日記

土佐あかうしらしいビーフ格付、略してTRB発動!

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出典:高知新聞Webより

高知県と農協で土佐あかうしらしい独自の格付を施行することになりました。おめでとうございます!
といっても誤解しないでいただきたいのは、あくまでこれまでの肉格協の格付があることが前提です。

ただ「あかうしらしさ」は肉質等級2~3あたりで発揮されることが多いのに、その「らしさ」が価格に反映されないことで、4等級をめざす生産者が増えてきてしまいました。しかもサシが入り増体のよい種牛も出そろったので、土佐あかうしの枝肉も「らしくない」ものが増えてきたという現状があります。

生産者にとっては手取りが増えて嬉しいことですが、これまで土佐あかうしを買い支えてきた首都圏や関西の料理人などからすると「こんなにサシが入っているとあか牛らしくない!」という気持もあります。実際にそんな声を頂戴するようになりました。

そこでこれまで「赤肉サミットin高知」のような生産者も集まるイベントで、たとえばOGINOの荻野シェフに「土佐あかうしは赤身肉がおいしいんですよ」と説いていただくなど、さまざまな形でメッセージをしてきました。

ただ、そうはいっても生産者としては「4等級のほうがお金になるけん」と、サシを入れる方向で頑張ってしまうのが人情です。やはり価格的なメリットを準備しなければ生産者さんもご理解いただけない。そんな状況に県やJAは直面していました。

そんな中、10年以上あかうし担当として駆け回ってきた公文さんらと昨年、輸入商社であるトップトレーディングさんのご協力のもとでフランスに行ったわけですが、肉牛の地方品種を守る地域団体が独自に発行している格付制度をみて「これだっ!」と閃いたわけです。

TRBは「土佐あかうし・らしい・ビーフ格付」の意味ですが、じつはこれはあとづけ、、、ホントは違う意味があります。それは僕のブログのフランスでの過去ログを丹念にみていただくと「あ、これか!」というのを発見できるかもしれません。

トップトレーディング中澤社長、リモージュ市からメダルをもらう。いよいよリムーザン牛の世界へズブズブと引き込まれるの巻!
- http://bit.ly/2QGgMEn

それにしても、こうした独自格付は、生産者・農協・食肉処理・販売・そして行政の関係者が一丸となって取り組まなければ上手くいきません。でも、土佐あかうしはいい意味で閉ざされた世界(基本的に高知県内にしか飼養されていない、県外にも少しはいるけど、それらは「土佐あかうし」を名乗れない)なので、上手くいくのではないかな、と思っています。

TRBについてはまた後日くわしく書きますね。まずは公文ちゃん、関係者の皆さん、お疲れ様でした!