やまけんの出張食い倒れ日記

これがなくちゃ始まらない、ボイスレコーダーはやっぱりOLYMPUS製品です。新会社になったら、音声文字起こし機能付きの製品を出して下さいな!

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物書きに必要な道具のひとつがボイスレコーダー。とくにインタビューや対談を記事にする場合、無くてはならない存在だ。新聞記者さんのなかには、レコーダーなんか使わない、ぜんぶノートに必要な情報があると言う人もいるけれども、僕には絶対に無理だな。

上の写真は液晶画面のホコリをうまく拭かないで撮っちゃってゴメン、OLYMPUSのボイスレコーダーを2つ買った。というのも、先日ある取材先で、使っていたボイスレコーダー(もちろんOLYMPUS)を液体の中にポチャンとしてしまって、動作が不安定になってしまったからだ。そうでなくても、うっかり者の僕はよくボイスレコーダーをなくしてしまう。ということで、今回は高機能機種と、安価な入門機の二つを買ったのだ。

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モノとしてのありかたで、どっちが高級機かわかりますな。高級機はボイストレックシリーズのDM-750。入門機はVN-541PC。

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高級機のDM-750はなんと3マイクシステムだそうだ。

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公式情報ではこんな感じ。

高音質録音マイクシステム「TRESMIC」

自然なステレオ感を得る外側90度レイアウトのステレオマイクと、無指向性のセンターマイクを搭載。前面と背面から取り込んだ音の位相差を利用して指向性マイクの特性を最大限に引き出します。センターマイクをONにすれば20Hz~20kHz、OFFにすれば60Hz~20kHzと、広範囲の周波数特性をカバー。豊かな音をありのままにとらえます。

左右に加えて中央部にもマイクが仕込まれているそうだ。ボイスレコーダーなんてモノラルでいいでしょ?と思われるかもしれないが、複数人のインタビューの場合など、誰がなにを話しているかを認識するために、きちんとステレオで表現されるほうが嬉しい。

しかもさすが上位機種、背面につけるクリップが付属している。

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これがあるとないとでは大違い、現場での柔軟な運用のためには、どこかに引っかけられる仕組みが必要なのだ。

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あと、写真には撮っていないが、OLYMPUSのレコーダーの上位機種は、USB端子が内蔵されていて、このままPCに直結することができる。DM-750はスイッチをスライドするとお尻側からUSB端子が出てくる。しかも、ニッケル水素電池など充電に対応した電池であれば、USB接続をすることで充電もできる。これがかなり便利。音声データを転送して、終わったら充電するというのが定番だ。

入門機のVN-541PCは、4300円で買えるということもあって、かなり機能は切り詰められている。いちばん切り詰められているのは録音フォーマットで、なんとMP3ではなくWMAフォーマットだ。まあ、いいんですけどね。これは何かの時のためのバックアップ用としてバッグに忍ばせておこうと思っている。

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ちなみに、OLYMPUSのカメラ同様、ボイスレコーダー事業も新しいOMデジタルソリューション社へ移管される。以前にパナの製品も触ったが、結局ボイスレコーダーはOLYMPUS製品が使いやすいと思ってここまで使ってきた。新会社にはボイストレックシリーズをもっと充実させて欲しいと思う。

やっぱり一番みんなが欲しいのは、音声の文字起こし機能ですよ、どう考えても!WifiまたはBluetoothでスマホと接続してクラウドエンジンとやりとりをして、録音が終了したら文字おこししたテキストファイルが出来上がる、という仕組みがなんでまだ実現しないんだろう。

そんな意欲的な製品を待ってまーす!