やまけんの出張食い倒れ日記

年一回刊! そば屋・うどん屋必見の業界誌 「そばうどん2021」出来!!! あの「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の経営者・壬生さんの素顔に迫る特集記事と、連載「麺と郷土」は埼玉県川島町のアレを取材した!

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今年も「そばうどん」の発刊に関わることが出来ました。しかもビッチリ、、、(笑) この時期に間に合ってよかった!というのは、来週に開催される麺産業展という、毎年の展示会があるのだけれども、そこに間に合わせるのが必須なのですね。

コロナで年度前半の取材が難しい状況だったけれども、フタを開けてみれば今回も面白い企画満載です。ぜひみなさん手に取ってください。年に一度しか出ない誌面であり、業界内向けではあるけれども、おそらく消費者が読んでも「店の裏側はこうなっているのか!」と興味津々な内容が多いはず。

さて、僕の担当記事は2本。

1本目は、「人」に焦点をあてた巻頭企画で、あの「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の壬生さんを特集しています。

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「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」は東京・池袋の一号店からするすると店舗をさまざまな場所に展開し、成功させているチェーン。

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うりものは、看板通りラー油をつゆにいれ、太いそば麺のうえに牛肉、ネギ、ゴマ、海苔をたっぷり載せた肉そば。そう、惜しくも閉業してしまった新橋の港屋リスペクト展としてスタートしたわけだ。

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いまでは一ジャンルとして確立された感のある肉そばだが、この形態のそばで、自家製麺でやっているところは意外に少ない。というか、ほぼない。この「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の店舗は自家製麺なのである!

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もともと肉そばと、あたたかい鶏そばを出しているのは、港屋リスペクト系にありがちな展開だが、もちろんこれにはとどまらない。もともと商品開発力の高い壬生さんは、あの「カレーは飲み物。」も率いている。その看板メニューである黒カリーを食べたことはあるだろうか。

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写真下の黒カリーのルーをベースに、薄切り肉をつゆにした黒カレーつけそばは実に旨い傑作である。

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季節メニューも気が利いていて、酸辣湯麺のような、すっぱあまからで旨いそばも秀逸。

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なぜこんなにもさまざまな味を展開できるかというと、それは壬生さんの出自に大いに関係がある。今回のインタビューはその辺にググッと迫っている。気になる「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」の経営形態についてもかなり突っ込んだ話しを聞いている。

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じつはこの「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」のチェーン展開先に、長野県の南信州、高森町という小さな町がある。

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なぜかこの地方の町に、「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」フォーマットの店である「小松屋」があるのだ。

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手前に写っているかき揚げ、なにか違和感を感じないだろうか。

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奥はふつうの野菜かき揚げ。手前には何か、茶色いものがゴツゴツとはいっている。実はこれ、干し柿だ!

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この高森町は、あの干し柿界のブランドである市田柿の大産地なのだ。このかき揚げ、キワモノではなくマジで旨い!!でもなぜここで出す意味があるのか!?

いや、意味があるんですよ、、、続きは誌面で!

もうひとつの記事は私の連載「麺と郷土」。

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埼玉県川島町の名物である「すったてうどん」と「呉汁うどん」に迫ります。

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これ、もこもこ泡立っていて決して見た目が「おいしそー」とはならない感じだけれども、、、

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むちゃくちゃ旨いんですよ!

そして、、、

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なんじゃこりゃ!?というメニューも!

ということで、ぜひ「そばうどん2021」お読みいただければと思います!!!