OLYMPUS E-M1markⅡ＋Pana42.5mmf1.7
さてサンラサーを出るときに、有澤まりこちゃんから「あの、じつはお弁当の試作品を作っていまして、よろしければ食べていただいて感想をおきかせいただきたいんです」と。そりゃもちろん喜んで！
なかみは「そぼろごはんです。サンラサーがつくるとこうなるんですよ、というそぼろごはんを作ってみました」とのこと！
昨年中、多くの飲食店がこれまでやってこなかったテイクアウトにチャレンジしていた。当初は識者がみれば「おいおい、衛生面大丈夫？」と不安になるような体制で作るところもあったようだが、ここ半年くらいでそうした危なっかしい業者も減ってきたようだ。
サンラサーは緊急事態宣言などに機敏に対応、テイクアウトに加え、高品質な冷凍カレーを販売することを当初からトライし、きちんとした管理の下で販売している。
小さくてみえないかもしれないが、箱のラベルには22:00と書かれている。ちなみに食べに行ったのは14時。
「22:00まで保つようにすべてを計算しています。ごはんもあらかじめ急速冷却して詰めています。」という。
開封！ ごはんの部とおかずの部の二箱に、小さなミックススパイスが着いている！
ああ、いいですね、、、サンラサーが作るのだからそぼろはキーマカレーだろ！？というのは見当が付いていたが、それだけではなく炒り卵、ほぐし鮭が乗っている。もちろんそれらにもマスタードシードなどスパイスがちりばめられているのがわかる。
そぼろごはんは、昭和世代にはちょっと懐かしいお弁当だ。うちの母もよく作ってくれたが、そのラインナップは合い挽き肉を醤油と酒、砂糖で炒りつけたそぼろ、炒り卵、ピーマンとジャコの炒めたヤツというのが定番だった。他の家のお弁当をみると、ちょっとずつ違いがあって面白かったものだ。
おかずの部も実に楽しい。牡蠣やホタテなど、さきほどみかけたアチャール群もあるが、コンフィ状のミニトマトなど、口をさっぱりさせる工夫も怠りない。
で、そぼろごはんだけど、「いやぁなるほど！」と膝を叩きたくなる味と香りだ。うん、インド料理店が出すそぼろごはんはこれだよね。
理想的にはレンジでチンすると、油脂分が活性化して香りが立つ。でも、有澤氏曰く「常温でたべても美味しい！と思える構成にしています」とのことなので、そのままでもオッケーです。
で、最高なのがこの小さなミックススパイス。「途中でかけて、味変してください」とのことで半分くらい食べてかけてみた。
最高！
最初っからかけていいんじゃね！？というすばらしい香り、全方位から切り立った香りがツンツンと鼻孔をくすぐる。
このそぼろごはん、ちかくお目見えするそうなので、もしサンラサーのテイクアウトをみかけたら、手を伸ばしてみるといいでしょう。有澤氏、ごちそうさまでした！