最新号の専門料理が発売。プロの料理人向けのこの雑誌、特集ページのテーマ設定が当然ながら料理人向けなので、一般の食べ歩き好きな人達からすると「??」と言う者も多いことだと思う。
が、しかし!
本当の食べ好きならば、料理人がどういう思考をしているのかということは識っておいて損はない。しかもよーく読むと「あ、この皿で価格調整してるんだな」とか「この料理でお腹に満足感を与えようとしているな」というような「シェフの狙い」がわかってくる。そうしたことを読み取る面白さがあるので、専門料理を読んでおくことを本当の食べ好きにはお薦めする。
で、、、
個人的に今号の最大のニュース(?)は、、、
祝! やまけん連載の カラページ化 だっ!
これね、予告無しだったんですよ。いつもどおり敏腕編集者Iさんとやりとりしていたら。
「あ、今号からカラーになるんですよ」ってきて、えええええええって!
むっちゃ嬉しいです。
僕はデジタルカメラから写真を始め、白黒写真にはなーんも思い入れがない人間なので、これはとっても嬉しいことです。
この記念すべき号の対談相手は、パリ在住で、フランスの料理人・レストランをまわって記事を執筆しているフードジャーナリストの加納雪乃さん。
専門料理に掲載されているのフランスのレストラン情報やシェフの特集記事の多くは、この方が書いている、というかこの人がいなければ記事できないでしょ!?というくらいに、フランスの名店とのパイプが太いフードジャーナリストだ。
僕が「この人は本当のフードジャーナリストだよ」と思える人は、じつを言うと少ないのだけれども、加納さんはその中の一人、それもトップクラスの方である。
今回の対談では、彼女がなぜそのガチなフードジャーナリストたり得ているのか、背景をじっくり伺うことができた。ひと言でいえば「やっぱり加納さんにしかできないわ」というエピソード満載である。書けないことも多々あるんだけど(笑)
この連載ページには「やまけん’S EYE」という、その方の活動を表す写真コーナーがあるのだけれども、そこもカラー化となった。
※意図的にぼやかしています。ぜひお買い求めになってご覧下さい!
加納さんのすばらしい人脈がどのように作られたのかがわかる。料理や食材の写真が白黒だと伝わるものも伝わらないもんね。嬉しいです。
ということで、今号も必読ですので、読んで下さいませ!