やまけんの出張食い倒れ日記

無事閉幕となった鹿児島全共、お疲れ様でした。土佐あかうしは種牛の部第4区で1等賞4席でフィニッシュ!これまでの大会から大いに躍進したのであった!

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鹿児島全共が本日、無事に閉幕。関係者の皆さん、お疲れ様でした。岸田首相が内閣総理大臣賞を授与するということで、朝から空港周辺はものものしい警備状況。

その内閣総理大臣賞は最高位の名誉賞となるが、「種牛の部」第4区で優等賞1席の鹿児島県、そして「肉牛の部」で第7区の優等賞1席の宮崎県が選ばれることとなった。開催地となる鹿児島県の関係者はさぞやホッとしていることだろう。

そんな中、第4区には我らが高知県の土佐あかうしも出品。

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3頭の雌牛が出場する第4区の出番一時間前となると、慌ただしくみんなが動き出す。

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身体のホコリをはらったり、蹄を磨いたりと、念入りにお手入れ。

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角にはなんとツバキ油を塗って、ピカピカに!

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メス牛さん達ですからねえ、精一杯のお洒落をしていただきます。

写真は、前のエントリの時にいらっしゃらなかった細川さん。このブログ初期にご登場されています。

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さて、ほんとうは出場の瞬間を撮りたかったのだけど、今回の全共の審査会場はやたらと狭くて席数が少なく、早めに場所をとっておかないと混乱することが予想されたので、一時間前には会場内へ。

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僕は関係者パスを持っていたのでサクッと入れたが、今回、一般の人達の入場がかなり制限されていて、おびただしい人の行列ができていた。

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というより、、、今回の鹿児島県の運営は、ちょっとよくないところが多かった。アクセスのあまりよくない霧島での開催なのに、一般人に向けてバンバン告知をしていたらしく、現地は一般の人達で溢れていた。おそらく彼らは「肉フェスだ!」と思ってきているんだろう。もちろん各県の和牛の試食ブースはあるのだけど、本来の趣旨はそうではない。和牛関係者が全国から集まってくるイベントだ。それなのに、関係者でない和牛生産者などは、一般人としての扱いなので、なかなか会場に入れないという声が聞こえていた。

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この写真もわかりにくいかもしれないけど、行列です。

しかも、会場への移動はパンクしまくり。まず、空港や鹿児島市内発のシャトルバスに乗るまでに一時間半もかかったという人多数。最長で二時間待ちだったそうだ。そして、霧島の会場へは一本道しかないので、渋滞も起きていたようだ。畜産王国を謳う地での開催なのだから、全共のために一本くらい太い道を造成して欲しいところだった。

また、会場内では携帯の4G回線のデータ通信がつながりにくくなっていて、僕もTwitterの投稿ができず、速報がぜんぜんできなかった、、、こうなることくらいわかってるはずなんだから、アンテナ増強しておく必要があったと思う。

まあ、今回はPRイベントとかに長けた部局が仕切ったわけじゃ無いんだろうな。畜産関連部署が仕切っちゃったから、こんな感じだったんだろうなと思う。

まあそれはさておき。

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これが審査会場。台風が来た場合、背が低い建物の方がいいのでということで、全体的に低めの会場設営になったらしい。が!それによって、ごらんの通り客席の段数が少ない。つまり収容人数が少ない、、、これがちょっと仇になってましたね。

さて、時間になり、各地の牛さん達が入場!

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黒い牛たちがほとんどの中、唯一黒でないあかうしたちが入場!

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目立ちます、、、 あちこちから「あかうしだね」「かわいいねえ」という声が聞こえてくる!

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所定の位置でスタンバイ!

審査員の面々が発表され、牛たちの審査に入ります。

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全共では、和牛の改良増殖目標に沿った牛の評価基準があり、それを目で観て判断し、採点をしていく。これが本当に秒速で行っていて、審査員の目揃えがしっかり行われているなという印象。

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あっあかうしさんも観られてます!

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採点が終わると速やかに結果が出て、成績優秀なものは前に出され、序列をしていきます。

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こうやって黒毛がずらーーーっと並ぶと圧巻! しかもみんな揃ってますなあ。

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さあて、角度を変えるため、反対側の席へ移動!

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これが逆側からの景色。

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ちなみにスコップを持ったスタッフさんは、牛さん達のウンチ処理係。「あ、ここ出まーす!」と手が上がったところにダッシュで行って、ウンチを処理していくんです。牛さんは糞や尿を自分で我慢するということができないので、大変なんですよ。

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この時、高知県にとって歴史的な動きが!

「高知県、前へ!」

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やった! 一つ評価のクラスが上がった!!! あまり順位というのは適切ではないのだけれども、18産地中15位の位置につけたのである。これは、ささやかな一歩ではあるが、高知県の肉牛関係者にとってはあまりに大きな一歩である!

審査は項目を変えて、粛々と続いていきます。

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ほんと、審査員も大変だよなあ、、、

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対岸の土佐あかうし応援団(赤いポロシャツ軍団)も固唾を呑んで見守っている模様。

そして、最終順位が決まりました。

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開催地である鹿児島県が主席となり、場内を一周。ついで宮崎、その次が次回開催地の北海道。大声援でしたね。

高知県の土佐あかうしは、1等賞4席という順位。一等賞だからといって1位ってわけじゃありません、この辺はもっとわかりやすくして欲しいねえ。

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3位以下の産地はみなバラバラに出口へと向かいます。いや~、近藤さん、細川さん、式地くん、本当にお疲れ様でした!

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外では、高得点をつけた各産地が記念写真をしている。もちろん高知の面々も、、、

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おめかしして記念写真である!

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いやもう本当にお疲れ様でした、、、それ以外にかけられる言葉がない!

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右端の式地君が「黒毛にも勝てました!」と言っていたのが印象に残る。土佐あかうしが、主席ではないにしろ、いくつかの産地の黒毛よりよい成績を残したというのは、快挙と言えるだろう。

この他、別会場で行われていた枝肉の部などの成績も、関係者によれば納得できる成績を収めたようだ。

こうして、高知県にとっての鹿児島全共、閉幕。いろいろ不満もあったけど、鹿児島県の関係者のみなさん、お疲れ様でした。

次回の北海道、また行けるかな~。