ということで、タイトルで言いたいことは書いちゃってるんだけど、北関東(茨城、栃木、群馬)のセブンイレブンで”茨城県産小麦ゆめかおりを使用したパン”のシリーズが並んでいたら、ぜひ買って食べて欲しい!期待を裏切らないシリーズになっているはずだ。
「ゆめかおり」は関東の気候・土質条件にマッチした硬質小麦品種で、製パンに向く品種だ。国産小麦というと北海道または福岡産が力を入れているわけだが、関東でもうどん用の小麦については生産量が多い。ところがパン用となると他道県に後塵を拝しているという状況だった。このゆめかおりはそうした意味では期待の品種であり、すでに「旨い!」ということもわかっている。
このゆめかおりを「コンビニパンで使いたい!」と熱望したのが、最大手コンビニチェーンの北関東向けパン工場「リバティーフーズ」を営む鳥山さん(上写真右)だ。このブログでは何度も紹介してきた、熱血漢であります。
そのリバティーフーズ謹製のゆめかおりパンに、すごいのが出てきた!
クリームパンである!ポイントはカスタードクリーム。中央上部分に「茨城県小美玉市たまご クリームに使用」と書いてある。この卵が、なんと普通なら一玉20円以上する「和のしずく」なのだ!
和のしずくは、昭和製粉グループが手がけるたまごで、国産飼料100%で育てたたまごである。近年の輸入飼料高で国産飼料に注目が集まっているが、ここは遙か前から、国産飼料に取り組んできた。飼料米だけではなくポテトプロテイン、ホヤの殻といったさまざまな素材を組み合わせて、国産飼料100%でおいしい卵を産み出してきたのだ。
「和のしずくがカスタードクリームに使われているので、食べていただきたいんです!」
と事務所に持って来てくれたのが、昭和鶏卵の駒井君である。
これが実物!
ふつうのクリームパンのパン生地とちょっと表面のテクスチャーが違うなと思ったら!
なああんと、ブリオッシュタイプの生地なのだ! なんとゴージャス!
そこにたっぷりと注入されたカスタードクリーム。
いやこれ、忖度無しで本当においしいんですけど、、、
安いカスタードの、タマゴっぽい香りをつけましたという感じではなくて、タマゴがばっちり濃い比率で入っているのがわかるクリーム! 黄身の風味がダイレクトに鼻に抜ける!
もったり、たぽっとした重みあるクリームで、食べてる感がとても強い!
このブリオッシュ生地の美しい断面をみてください。本当においしい。これは鳥山さんのリバティーフーズが、何億もかけてすんごい焼成用オーブン買ってるからとかいろいろ要因はあるだろうけど、まあほんとうに贅沢なパンです。
ちなみに、、、
終売になってしまったかもしれないけど、この焼きそばパンがまた旨かった!
これ、なんとパンだけでは無く、焼きそば麺もゆめかおりなのだ。そして、具材が一切入ってない、ソース焼きそば麺のみが入っているという鬼仕様。これがマジうまでした、、、再発して、東京にも出荷して欲しい。
ということで、北関東のセブンイレブンに行ける人、11月後半までだそうなので、ぜひ買って食べてみて!