やまけんの出張食い倒れ日記

大好きな、大好きな新川デリーが移転先がないため閉まってしまう! ご飯によく合うコルマカレーの味わいは唯一無二! なんとかなって欲しい、、、


どなたの投稿かは忘れてしまったが、Twitterを見ていたところ、新川デリーが、現在入居している建物の都合で閉店となってしまうとみて、パニックに陥る。新川デリーが閉まるって!?

新川デリーは、カレー界の名門であるデリー系列のお店だ。「系列」といってよいのかわからないが、デリーは長年勤めると「デリーと名乗ってよい」という、いわばのれん分けのような仕組みがあるらしい。新川デリーの浅野さんはながらく上野店や、いまはない軽井沢店などに務めた方。僕が茅場町で仕事をしている時代(もう20年くらいになる)に新川に建ったのをよく覚えている。こんなところにデリーが!?と思い即座に入ってカシミールカレーがあるのをみて「マジでデリーだ!」と。でも注文したのはもちろんコルマカレー。その旨さに感動して、週アスから出していただいた「やまけんの出張食い倒れ日記東京版」には一も二もなく掲載させていただいた。

その新川デリーがぁあああああああああああああああああああ

ということで、門前仲町で仕事のあった日、真夏日ではあったが、歩いて永代橋を渡り新川へ。この辺は前職時代、もっといえばそのまえのシンクタンク勤務時代もお世話になった地なので、なにかと感慨深い。

デリー店頭へ行くと、11時45分時点ですでに三人並んでいた。そして、この張り紙、、、


つまり、体力の限界などではなく純粋に物件の問題のようだ。どなたかよい物件もってませんか?

店は満席、忙しくされていたので、浅野さんご夫妻に詳しい話しは聴く余裕がなかったが、、、

「物件、ないんですか?探しますよ!」

「はやめにお願いしますぅ、、、」と奥様が。うーん、条件とか聞いておけばよかったか。


注文はもちろんコルマカレー。それにバジィ、タンドリーチキン、ナスピクルス。

この店の炒め玉ねぎを見せていただいたことがあるが、それはもう濃厚に濃密にしっかりと炒められた漆黒いや至極のタマネギであった。その至極の炒めタマネギをふんだんに使い、日本人向けにタマリンドではなく梅干しで風味付けされたコルマカレー。


やはり旨い。湯島店の本家のコルマカレーともちょっと違う。本家はもう少しスパイシー、インドよりだ。新川店はインド料理店ながら、すこしだけ洋食に寄っている感がある。そしてべらぼうにおいしい。


ただしかし、デリー系のカレーは美しく撮るってことがなかなかできにくい! しかも全部のせしちゃう僕としては、、、こんなふうに雑多になってしまうのである。コルマカレー単体でもおいしいけど、バジィとアルブルタを混ぜ混ぜするとおいしいですよ。このあと、タンドリーチキンが到着して、そこについているアルブルタを混ぜ混ぜしたのでありました。

この浅野さんのコルマカレーがなくなってしまうことだけは避けたいものだ。折を見て、物件の条件を聴いておこうと思う。


店を出ると長蛇の列が。

この界隈のファンもたまったもんじゃないだろう、、、ねがわくばうちのオフィスのある秋葉近辺に来て欲しいが、湯島デリーに近いから、それはないか。

ということで、「うちの物件でカレー店やってよ」という方がいたら教えて下さい!