やまけんの出張食い倒れ日記

五平餅はもっとポピュラーになっていい極上のスナック!


いま、昨日から出張に来ている長崎県のホテルで、仕事しながらNHKの「あさイチ」を流していたら、料理コーナーで五平餅のタレを使った手羽先焼きやサラダというのが出てきた「おお~!」と思った。

五平餅はごはんを搗いて、平たい串に塗りつけ、炙ったところに甘辛い味噌ダレを塗ったもの。長野~岐阜~愛知あたり、そしてそれらの周縁部で食べられている超ド級の郷土料理だが、一歩そうした文化圏から出ると「五平餅ってきいたことあるけど食べたことはない」という人が多い、白黒がはっきりしたたべものだ。僕も岐阜で初めて食べてその旨さに驚倒し、しかもどこへ行っても五平餅が売られていることに二度ビックリした。ということは、逆に五平餅文化圏の人達は、他地域で「あれっ 五平餅がない!」という体験をしているのだろうと思う。

先日、愛知県の豊田市へ行った時のこと。交差点にある、こんな粉物・団子屋さんの「一福」に出会う。


看板にお好み焼き、焼きそば、そして五平餅! (玉せんってなんだろう!?)


ショーケースにならぶ五平餅(右)。これ、つくね串じゃありませんからね(笑)

 


五平餅を効率的に造るシステムがきちんとあることにも驚く。


味噌ダレを塗って、網の上に休ませておくだけのものじゃないかと思うだろうけど、こういう地域限定の「そのためだけにしか使えないもの」があるってこと自体が面白い。

買い求めて、近くの公園で昼食にいただきます。


五平餅を構成する要素といえばごはん、味噌、砂糖、ゴマやクルミ。嫌いな人っている!?って言う内容だ。糖質多いけど(笑)。いや、おいしいものは糖質多い。そりゃ基本原理でしょう。


マジでおいしい。夢中で食べ進む。外国人にも食べてもらいたいスナックである。ちなみに一串200円、、、茫然とする安さである。


もちろん五平餅だけでは終わらないよん。


「懐かしい銀紙包みお好み焼き」と看板に書かれていたように、これが名物らしい。



この銀紙包みお好み焼きがすばらしくおいしい! しかもミックス天が300円くらいだよ。なんてこった、、、


焼きそばはとても普遍的なお味。いや普通の焼きそば以外に何を望むのかって感じか。でも素敵な布陣だ。

炭水化物まみれで眠くなった愛知出張だったのである。