KADOKAWAの敏腕編集者であるA女史からうれしいお知らせ。
「やまけんさんにご執筆いただいた「エシカルフード」が重版になります!」
よかった、よかった。本の著者としては、とりあえず一刷り目を売り切ることができたというところで、版元に迷惑を掛けずに済んだとホッとするのだ。お買い求めいただいたみなさまに感謝します。
で、二刷りは何部くらい刷るんだろう。1000部とかかな? と思っていたら、驚くほどに少部数! 今って、そんな数から刷られるのかとビックリしたが、まあ売れるかわからない本をたくさんするより、小刻みにした方がいいよね。その分、三刷り、四刷りと版を重ねていく方が嬉しいと言えば嬉しいし、と自分を納得させる。
エシカル消費をめぐる状況はめまぐるしく変わっていて、アップデートが必要な分野ではある。ただ、まだこの本に書いたことを一読いただくことで、欧米におけるエシカル消費の要諦と、日本がいま直面している価値観の差違についておわかりいただけるだろうと思っている。
本書内にたびたび出てくる、英国のエシカル消費を支える機関「ethical consummer」の中心人物であるロブ・ハリスンとの交流はあれからも続いている。また我が家で精進だしの蕎麦を食べてもらおう。
予備校や高校の試験問題に、この本の文章を使っていただいているケースも多いようで、ときおりその旨の書面といささかの振込をいただくことでそれを知り、うれしく思っている。
なお、写真はKADOKAWAから送られてきた見本誌。刷りが変わると必ず一冊送られてくる。記念すべきこの見本誌は、新渡戸文化短期大学の図書館に寄贈することにしている。一冊はいっているのだが、常に誰かが借りてくれているようなのだ。学生諸君、ぜひ読んで下さいね。