やまけんの出張食い倒れ日記

イギリス出張にはOLYMPUSのカメラセット一式で行ってきた。MVPはなんといってもこれ、7-14mmf2.8!OLYMPUSのカメラを持っているなら、他社より比較的安価な交換レンズを買う冒険に踏み切った方が絶対に幸せになれる!

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いや~ ロンドン8日間の旅から帰ってきました。充実した調査になりましたわ~。一日に午前と午後で2件の調査を入れたんだけど、2件くらいたいしたことないなと思っていたら、やっぱりすんごく疲れました。初めての人に会う気苦労、インタビューへの集中、そして行き帰りの交通機関の中でも緊張など、いろんなファクターが重なって疲れるのだとわかりましたわ、、、

さて、そういう疲労が待ち構えているのだから、撮影セットは軽量であるほうがいい。今回は仕事で使うことの多いニコンのシステムを早々にあきらめました。というのは、移動が多い(例えばロンドンから2.5時間かかるマンチェスターを日帰りしたり)ことがわかっていたので、重量級のカメラバッグを持っていくのはちょっと厳しい。撮影だけならともかく、メモ用のノートPCとボイスレコーダ-、向こうで移動時のナビに使っていたiPadmini、ルーター、お土産用の梶田商店の醤油などなどをもっていくと、気が遠くなる重量になるのですね。

それだけの重量だと国内でもローラー付きのコロコロバッグに荷物を詰め、その上にカメラバッグを置いて移動するんだけど、ロンドンでそんな機動性の悪い移動はしたくない。

ということで、センサーサイズがフルサイズカメラの1/2で、ボディもレンズも軽量なマイクロフォーサーズ機のセットを持っていくことにしたわけです。

この場合、センサーサイズが小さいことによる画質の低下が気になるという人もいるかもしれないが、相対的にボケにくくなることと、フルサイズと比べると階調性の表現にすこし不満が出ることはあるけれども、しかし軽い・小さいという利点の前にはそれほど気にならなくなるレベル。

もしフルサイズ機で組もうとすると、超広角・標準ズーム・単焦点レンズのどれかをあきらめることになる。けれども今回はマイクロフォーサーズ機だったおかげで、超広角・標準ズームそして単焦点レンズ一本とフラッシュを持っていくことができた。

中身は冒頭の写真と完全に同じセットではないのだけれども、

超広角 7-14mmf2.8
標準 12-40mmf2.8
単焦点 45mmf1.8 ※すべてOLYMPUS
フラッシュはNISSINの小型高性能モデルであるi40

カメラバッグは以前も紹介したロープロのノバ スポルト。

実は以前、OLYMPUSから借りて試用記事を書いた超広角7-18mmだが、今回のイギリス出張のために買ってしまった!このレンズは受注販売ということで、在庫がない場合には待たなければならない。OLYMPUSのオンラインショップでもかなりの人気で、まだ全員分廻っていないのだという。

なので、イギリスには間に合わないかなと思っていたところ、香港出張の時にカメラの一部を壊してしまって(撮影には支障なし)、OLYMPUS本社に修理に出かけた時に「持ち帰り用でしたら在庫ありますよ」と言われたのだ! なので、OLYMPUSのWebサイトで買えばポイント(5000円分!?)が付くところを、それを放棄して買ってしまった!

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このレンズがとっても、とぉってもいい仕事してくれたのですよ、、、

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超広角レンズでなければ撮れないスケールの写真。

もちろんそれだけじゃない。

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例えばこのイギリスの古民家的なたてもの、最初からこういう写真ではない。
もとはこんな感じ↓

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※RAW現像前そのままの出力です

超広角レンズで下から建物を見上げるとこんな感じにパースがついてしまう。これをフォトショップなどのソフトでパース修正したのが上の写真(その他、明瞭度や明るさを部分的に調整)。違いは明白で、上の写真は縦の線がまっすぐになっている。その分、右側に写っている生産者の姿が切れているが、パース修正すると余白を切り取らねばならなくなる。だから、あらかじめ広角に撮っておいて調整する必要があるのだ。

これ、標準ズームレンズだとけっこう無理。超広角レンズだからこそこのようなことができる。

と、超広角の7-14mmはOLYMPUS機を使うならマストバイだと思うんだけど、単焦点は45mmf1.8のみ持っていった。こいつがちゃんと仕事をしてくれた!

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人物ポートレートはこれでOK!

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ねんのため、マイクロフォーサーズの45mmは、フルサイズカメラだと90mm相当の写真になります。

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正直言って2年前まではOLYMPUSでガンガン仕事をするぞ!というのは言いにくかった。それはレンズ側の問題とボディ側の問題双方においてだ。しかし、ボディに関して言えばE-M1が出て以降、素晴らしいものになったし、レンズに関しても単焦点レンズとPROシリーズのレンズを使えば、ほれこの通り撮ることができる。

ということで、マイクロフォーサーズのセットは軽くて画質もよくてイイよ、というお話し。パナソニックのカメラやレンズもマイクロフォーサーズなので、レンズもボディも互いに使えるのでお得。これからカメラ買う人、旅先などで使う人には真剣に薦めるね。だいいち、同等のフルサイズ機と同じセットを買う1/2の価格で済むし。

重量と値段より画質第一!ということならばニコンのフルサイズ機をどうぞ。これもぜったいに後悔しません。D750いいよね。
変態的に高解像な写真を撮りたい!ということならSIGMAのdpシリーズを全機種揃えましょう。晴天下で屋外の写真をとるならスゴイものが撮れます。

ちなみに僕は上のどの会社からも金もらったことはありません。念のため(笑)